ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

モルジブ ラスドゥー編(2)

2018-08-06 13:49:42 | 旅行(海外)
島の生活。

島民のほぼすべてがイスラム教徒のラスドゥ―島には、酒はない。きれいなビーチがあるのに、バーのひとつもない。そういえば、首都のマレでも酒屋もバーもない。飲めるのは高級リゾート島にあるホテルやコテージに行かないと、ビールの一杯も飲めない。なので、モルジブにあるローカル島に、将来的にどんなに多くの観光客が来ようと、東南アジアのビーチのように夜遅くまで酒を飲んで大騒ぎするような欧米人のたまり場になることはないはず。

島に滞在中は、毎朝6時には起床。起きるとすぐに散歩に出かける。島の朝は早く、多くの年配の女性らが家の前の掃き掃除をしている。こちらから挨拶すると、小さな声で返事は返っては来るけれど、顔はにこりともせず、愛想はまったく良くない。これは島民の多くに共通している。おそらく他所者に対して保守的なんだろうなと思った。昼間になると島の女性は、ほとんど見かけなくなる。そしてまた、夕方、日が暮れるとぞろぞろと外に出て来る。島の店という店は食堂を除いて昼の12時から14時まではすべてしまってしまう。昼休みだ。

滞在中、この島にある3軒の食堂のうち2軒にお世話になった。メニューは2軒ともおおよそ同じ。カレーの定食にパスタ、フライドライスにフライドヌードル、サンドイッチにピザ、おおよそツーリスト向きのメニューだ。価格もほぼ同じ。1食一人日本円で800円前後、飲み物を頼むと1200円程度となり日本並みだ。但し、違うのは出て来るのに異様に時間がかかるところ。食べて帰るまで1時間半くらいかかる。これは混んでいようがいまいが同じ。しかも2軒ともに同じようにかかる。最初はあまりにも遅いので、文句を言いに言いに行ったくらいだ。けれど、「あと5分待って…」などと、結局、なかなか出てこない。これはもう、島の時間なんだと割り切るしかなかった。

朝、散歩から帰ると7時に宿の朝食、そのあとビーチに行って2時間程度お魚と遊ぶ。11時になるとお昼を食べに行って、13時には宿へ戻る。それからお昼寝を3時間ほど。その後、夕方、お散歩に出て、5時半くらいに夕食を食べに行く。7時から7時半に宿に戻り、夜9時には就寝。

滞在中、1日だけ半日ボートで無人島に行ったほかは3日間、これとまったく同じ。

1泊3000円ちょっとの宿だったが、バスタブもあって本当にきれいだった。宿のコスパは完全に東南アジア以上だ。宿WiFiもフリーで、早さも全く問題なかった。こんな何もない島でも、世界と繋がっているいるんだなと、あらためて不思議な感じがした。

この島で生まれ育ったら、どんな人生だっただろう?

閉塞感や退屈さ、相応のストレス、おそらくここにはここの憂鬱さなどもあるんだろうけれど、皆が知りあいの安堵感に包まれて案外、幸せなのではないかと想像していた。

それにしても、本当によく眠れる島だったな…。

次の旅は来年3月、なんとか西パプアへ行きたいと思う。

頑張って仕事せねば…。

終わり。





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