自分自身の出入国記録、法務省ではそんな情報を開示してくれる制度がある。
この制度、以前、ちょっと旅好きの人らの間で話題になっていたことがあった。実は法務省では個人の出入国記録をすべて記録している。それを「出入国記録に係る開示請求」をすることで、これまでの自分の出入国の記録をすべてデータ化してもらえるのだ。もちろん郵送で請求、受け取りも郵送で可能だ。費用は収入印紙での400円と返信用の切手代のみ。書類は申請書と住民票と免許のコピーだけ。
今から2か月前、暇な時に送っておいた。それが先日、やっと届いた。
「保有個人情報の開示をする旨の決定について」と重々しく記され、法務大臣・上川陽子氏のハンコまで押された、なかなか本格的な書類だ。出入国記録は、年月日から搭乗した飛行機の便名や搭乗地まで記されたものが羅列されている。数えてみると、これまでの人生で日本を出入国した回数は1988年から2018年6月までの29年間で述べ136回。先日のモルジブを入れると137回になる。これは仕事での渡航を入れた数なので、純粋に旅行だけならずっと少ないはず。
ただし誤算だったのは、これはあくまでも日本の出入国の記録であって、渡航先からさらに向こうをどう旅したかは記載されていないことだった。確かにそうだ。言われてみれば、それはいかに政府でも把握できないはずだった。それでも、そこを期待していただけにちょっと残念ではあった。さらになぜか、2002年から2008年までは搭乗した飛行機の便名や搭乗地までも記載されていない。けれど、2009年からは再び記載されている。
それでもちょっと懐かしかった。
最初の寄港地しか記載されないのでバンコク、マニラ、台北、上海、シンガポール、香港とアジアばかりだが、飛行機の便名を見ると、ビーマンやエジプト、パキスタンの格安御三家、カナディアン航空で香港なんていうのもあった。上海から船で帰国の場合は、阪神、大阪しか記載がないし、釜山からの船の場合も博多しか記載がない。ただ、一部、記載漏れを発見した。どう考えても、この時期日本にいたのにも関わらず、出国中になっている箇所があった。
いかに日本の行政サービスにしても、ミスはあるんだなと別の意味で感動した。
時々、暇な夜は、遠い青春の記憶に浸ろうと思っている。
この制度、以前、ちょっと旅好きの人らの間で話題になっていたことがあった。実は法務省では個人の出入国記録をすべて記録している。それを「出入国記録に係る開示請求」をすることで、これまでの自分の出入国の記録をすべてデータ化してもらえるのだ。もちろん郵送で請求、受け取りも郵送で可能だ。費用は収入印紙での400円と返信用の切手代のみ。書類は申請書と住民票と免許のコピーだけ。
今から2か月前、暇な時に送っておいた。それが先日、やっと届いた。
「保有個人情報の開示をする旨の決定について」と重々しく記され、法務大臣・上川陽子氏のハンコまで押された、なかなか本格的な書類だ。出入国記録は、年月日から搭乗した飛行機の便名や搭乗地まで記されたものが羅列されている。数えてみると、これまでの人生で日本を出入国した回数は1988年から2018年6月までの29年間で述べ136回。先日のモルジブを入れると137回になる。これは仕事での渡航を入れた数なので、純粋に旅行だけならずっと少ないはず。
ただし誤算だったのは、これはあくまでも日本の出入国の記録であって、渡航先からさらに向こうをどう旅したかは記載されていないことだった。確かにそうだ。言われてみれば、それはいかに政府でも把握できないはずだった。それでも、そこを期待していただけにちょっと残念ではあった。さらになぜか、2002年から2008年までは搭乗した飛行機の便名や搭乗地までも記載されていない。けれど、2009年からは再び記載されている。
それでもちょっと懐かしかった。
最初の寄港地しか記載されないのでバンコク、マニラ、台北、上海、シンガポール、香港とアジアばかりだが、飛行機の便名を見ると、ビーマンやエジプト、パキスタンの格安御三家、カナディアン航空で香港なんていうのもあった。上海から船で帰国の場合は、阪神、大阪しか記載がないし、釜山からの船の場合も博多しか記載がない。ただ、一部、記載漏れを発見した。どう考えても、この時期日本にいたのにも関わらず、出国中になっている箇所があった。
いかに日本の行政サービスにしても、ミスはあるんだなと別の意味で感動した。
時々、暇な夜は、遠い青春の記憶に浸ろうと思っている。