ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

棚ぼたで、めでたい。

2021-01-24 18:24:29 | つぶやき
昨日、うちが入居する商業施設内の店舗を利用した客にコロナ陽性者が出た。

店は全国展開する大手の健康体感ショップで、当日、勤務していた従業員の全員が濃厚接触者とされ、PCR検査の対象になり、本日からしばらくの間休業になった。うちで働く従業員さんも、ここの会員で仕事帰りにいつも立ち寄っている。陽性者が出たその日も仕事の後、利用したそうで、もしもその当日勤務していた従業員の中から陽性者が出た場合、次の濃厚接触者となりPCR検査の対象になるんだとか…。

とはいっても、今さら、何もできることなどないのだけれど…。

当然、この件で更なる来館者数の減少があると思われ、正直そっちの方が気になるのけれど、まぁ、これ以上減りようがないくらいすでに減っているので、後は野となれ山と成れの心境でしかない。それでも17年近くやっていると、誰かしら来てくれるもので、それはそれで本当にありがたく、人のご厚意というものをコロナ禍になりあらためて実感している。

そしてコロナは私たちの商業施設のテナント間の繋がりにも変化を与えてくれた。これまでは2つの派閥があり、何かにつけて対立ばかりで一向にまとまらなかったのが、ここへきて急速に一時停戦から休戦へ、そして表向きは同盟へと発展した。まぁ、実際はそんなこと言ってられなくなっただけなのだが…。

これによってすべての店子がまとまり、家主に対して負担減の要望書を出そうと提案。早いもので3日で書類ができ、署名も集まった。大家側はテナントが結束するのを極度に嫌う。これまでもあえて分断を煽るような言動をすることで、まとまるのを阻止しようとしてきた経緯があった。そんな中での店子の要望に対しての大家側の対応がちょっと興味深くもある。

ただし相手は百戦錬磨の大企業なので、私たちのような米粒大の弱小集団など、いともあっさりやり込められお終い、なんてことも予想される。

多分、要望など受け入れてもらえないだろう。皆がそう思っている節がある。

けれど、長年の対立を目のあたりにしてきただけに、こうやって一つにまとまることができただけでも意義があったと思いたい。

なんとなく、めでたし、めでたしという心境になっている。


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