ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

ものの見方…

2022-03-03 19:06:49 | 時事(海外)
ついこの間慌ただしく年末年始を過ごしていたような気がするのだが、もうひな祭り。いろんなことが疾風の如く過去のことになっていっている。コロナ禍になってから、特に時間の経過が早く感じる。このまま、気がつくと10年なんて嫌だな。

けれど戦時下で過ごす人々は、一日が半年にも思えると、昨日キエフの住民が記者のインタビューで語っていた。まったく真逆だ。平和な環境下にいる者として、悠長なことは言っていられないなと思った。ロシアの攻勢も強くなり、キエフ陥落まで、あと5日などと言われる。おそらく報道されているよりも、ずっと多くの市民が亡くなっているんだと思う。終わりが見えないが、数日後、速報でウクライナの大統領が拘束された、なんてニュースが流れるかもしれない。

この若き大統領、44歳だったか、身の危険が迫っているのに逃げ出さず、若いのに実に頼りがいあるリーダー像として映っている。かつては芸人だったという異色な経歴も持っている。今や完全に悲劇のヒーローだが、ロシア侵攻前までは経済の失政で、支持率はわずか23%しかなかった。そこで下がった支持率をNATOの加盟で挽回しようとした。これは次の選挙を視野に入れてのことでもあったようだ。ウクライナ憲法には中立も明記されているのに、西側に寄りかかり過ぎる姿勢がプーチンの怒りに火をつけてしまった。どんな理由であれ、侵攻したプーチンが悪いのは間違いないけれど、国のリーダーが指針を誤るとこういう悲劇も起きてしまうということでもある。今となっては完全に遅いが、侵略される前にプーチンと直接会い、和平交渉に全力を尽くこともできたのに、それをやらなかった彼の判断が、結果的に何千人も亡くなってしまう事態に繋がっていることもまた事実である。

そんな悲劇の大統領は、ロシアの侵攻以後、急激に支持率を伸ばし、今や90%以上だという。平時で23%、戦時で90%。皮肉にも戦争が始まって以降、彼の株は大上がりしている。もしもこれで仮に和平となり、次の選挙に再選となれば、当然、続投は決まりだろう。今後の行方はわからないが、物事をどの角度から見るかで、今見えることが、違って見えることもある。

一番悪いのは、ロシア一択であるのは、間違いないけれど…。

今月から、ジム通いを始めた。

肉体改造の為だ。

続けられるだろうか、ちょっと心配。

禁煙の時の意志の強さを思い出して、頑張ろうと思う。


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