ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

日本の未来…

2024-02-06 21:05:18 | 時事(国内)
ニセコは日本の未来…。

バイトの時給が2,000円とか牛丼が2,000円にかつ丼が3,000円などと言われている。ニセコは冬場のリゾート地で、しかも期間限定の仕事だったりするから、一概に比較はできないけど、それにしても平均的な日本の時給や物価とは随分かけ離れている。お客さんも、その多くがインバウンドの外国人だから、こういう価格でも彼らにはそれほど高く感じないらしい。これって日本のスキー場全体の話なのか、ニセコだけがちょっと特別なことになっているのか、その辺はわからないけれど、昔はスキー場のバイトでも特別時給が高かったわけでもなかったから、今はよほど人手不足なんだなとちょっと驚きだ。

またニセコの土地は外国人にどんどん買われているという。本来あまり良いことではなんだろうけれど、ひとつ良かったのはニセコで商売するオーナーには外国人や外国資本が多いわけで、彼らにはそもそも日本の商習慣なんて知らないから人が集まらなければどんどん時給を上げていくし、販売するものもそれに伴ってどんどん値上げしていく。日本人の価値観を自発的に変えるのはなかなか難しいけど、こうやって日本国内のひとつの場所をきっかけに、どこかけん引される形で変わっていくのが、日本には一番手っ取り早くて良いのかもしれない。

昔、途上国のリゾート地を訪ねると、そこだけその国の首都の物価より高かったりした。そんな感覚に近い。

日本は今でもどこか「安いことが善」という感覚があり、弱者救済型経済のようなところがある。だからデフレから抜け出しにくい。逆に外国は株主主体の強者繁栄型経済で儲からなければすぐに価格転嫁する。もしこんなところが成長の妨げの要因のひとつになっているとしたら、やっぱり変わっていかないといけない。

必ずしも値上げイコール悪ではないということ。

日本人もようやくというか、仕方なくというか、少しづつだけど受け入れてきているような気がする。

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