ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

大改悪へ

2024-10-24 20:01:29 | 時事(国内)
JRの乗り放題切符、あの「青春18きっぷ」が、今冬から大改悪になる…。

従来の5日間用に加えて、3日間用が発売される。ただしいずれも購入時に利用開始日を決めて、その日から連続で使用する形に変わる。つまり飛び飛びの日程では使えないということ。途中で宿泊して、という使い方が出来なくなる。そしてもう一つは複数人での同時利用はできなくなるということ。つまり一つの18きっぷをシェア出来なくなり、各人で18きっぷを購入しないといけなくなる。この2つが大改悪の柱となっている。で、どうでも良いことだが、自動改札が使えるようになるという。

まぁ、価格のデメリットなどというよりも、圧倒的に使い勝手の悪さだけが拡大した改悪となっている。

いつかジジイになって、暇を持て余した時があったら、北海道の稚内か東根室から鹿児島の最南端を目指してトボトボ乗り続けるのも良いかな、などと考えたことがあった程度で、これまで実際には3回くらいしか使ったことはなかった。最長は名古屋から福島県の会津若松までを往復したのが唯一。あとは近場で複数回利用したくらいだ。使ってみて思ったのは、普通に苦痛だったのと乗換え時にダッシュして次の列車の座席確保が必要なこと。つまり乗換駅での乗降口のポイントなどを押さえ、いち早く次の列車の席を確保しないと、苦痛度は格段にアップするということだった。度々利用する人らは、この点を実によく理解していた。いずれもまだスマホが普及する前だったから、最初は何も知らず席を取り損ねていたのを良く覚えている。しばらくして東京と岐阜の大垣を結んでいた夜行の「ムーンライトながら」などの長距離列車は座席が指定になったらしいが、それ以後は利用することはなかった。

おそらくだが、JRとしては、廃止したかったのが本音だろうと思う。
以前から言われていたのが、使用済みの18きっぷをチケットショップで転売する行為を、JR各社は営業妨害ということで不当だと考えていた。これに対し店側は正当な販売ということで、平行線を辿っていた。

「上に政策有れば、下に対策有り」ということで、最初から転売を想定して回避できるように販売しなかったことで、対策は後手後手になったと思われる。もっとも18きっぷは、国鉄時代からの古き良き遺産でもあり、この時代まで残してくれただけでも、まだ良かったと思わないといけないのかもしれない。

また、これを機に「青春18きっぷ」の名称を「青春72時間きっぷ」または「青春120時間きっぷ」に名称を変更したら良いんじゃないかと思う。
コメント