
大杉漣さんの最初にして最後の制作した映画
音楽はなく、強いて言えば讃美歌だけ
役者同士のぶつかり合い
素晴らしい映画。
この映画を死刑反対の映画、とコメントする人達がいますが、それは見当違い、非常に偏った考えの人達の意見
そんなことより、100人いれば100通りの生き方があり、どこかで歯車が狂って本人の意図しない”死”に直面する人達の生きざまを、迫真の演技で描かれています。
大杉漣さんの演じる教誨師は、そんな人達の壮絶な生き方に直面して、心を揺さぶられていく、でも、なんとかしたい、その複雑な気持ちを優しく、厳しく演じています。
人は産まれれば、その瞬間から死に向かって生きていくことになります。
人はいつかは必ず死にます、でも、それがいつかはわかりません。でも死刑囚は、それが普通の人よりも早く、そして身近に感じていると。
今年これまで観た映画で、最高の映画のひとつ。
本当に大杉漣と言う素晴らしい俳優を失った、そして、もっと大杉漣さんの映画を観たかった。
そんな気持ちの映画