ふっ と想うこと

山・雪・風・人、徒然なるままに--

静かな京都

2024-06-10 14:44:56 | 旅行記

京都の知人のガイドツアー。
名古屋からは2人で往復8000円、ホテルはタイムサービスで一部屋8000円の節約ツアー

往路は新名神高速道路経由。滋賀県の多賀SAでは滋賀県のご当地パン“サラダパン”。そして魚肉ソーセージを薄く伸ばしたサンドイッチを。
京都駅へ定刻どおり着いて上賀茂神社へ



紫式部の句碑

上賀茂神社はこの日の夜葉加瀬太郎さんのコンサートがあるとのことで中心は閉鎖。涼し気な川沿いの道を境内に



半夏生も。



上賀茂神社からは太田神社へ。
神職、神社関係者が住んだ”社家“沿いを。


太田神社はカキツバタで有名ですが既に終わり。でも木々の下を通り抜ける風は心地よく。
お昼に近づいたのでお昼を。
行列をなしている店もあり、そこを避けて色々と。
食事をするために長い行列に並ぶというのは愚の骨頂、人生で一番の無駄な時間。
ふと歩いていると、畑の横に小さなお店。これが当たり!野菜を美味しく調理したオムライス、鳥の胸肉の定食
オムライスも定食も1000円でお釣り。すごく素敵な宝物を見つけた、そんな気持です。
お昼からは下賀茂神社へ

着くとちょうど雅楽の演奏を。
涼しい風のもと流れる音は、日本の歴史、文化に触れた気分

サッカーのボールの社も
参道は緑が濃く通り抜ける風も気持ち良いです。

黒田辰秋さんの美術館



螺鈿細工の見事な工芸品


インバウンドでごった返している京都の中心部から少し奥まった所にあるタオルの美術館へ

芸子さん、舞妓さんをモチーフにしたタオル

中には半世紀近く前の昔のイベントのデザインタオル

昔の人たちのセンスの良さ、はっきりと言って現代のイベントの理由のわからないデザインよりも、ウイットを感じます

14代目の社長の道楽?(失礼!)で
ピカソ、ニジンスキー、藤田画伯のタオルも。
昔、出張でパリを訪れた時、夜に厶ーランルージュへ行き、ロートレックの絵に囲まれた時の、西洋的な驚きを思い出しました。そんな素敵なタオル。もちろん、市販品です。
美術館のスタッフの方と雑談
“ピカソの絵のタオルで顔を洗うわけにはいきませんね!”と笑いながら。京都の旦那衆の”粋“を感じる素敵なタオル

夜は、京料理、およね さんへ
見た目にも美しい京料理と美味しい日本酒で。
帰りがてらに知人と近くのpicnicさんへ寄ってホテルへ

日曜日は知人が予約していた両足院さんへ。その前に隣の西来院さんへ

天井には現代の中国の作家さんの龍の絵。受付で“寝っ転がって観て、写真撮ってくださいね”と。

本堂で寝っ転がる事などは無いのでドキドキしながら。今にも龍に襲われそうな、迫真の墨絵でした。





中庭へに向けてロッキングチェアー


吹き抜ける風に触れていると、素敵な気分に

珍しい”枝垂れ紅葉“

そして予約していた時間になったので隣の両足院さんへ

半夏生の和菓子。とても上品な御菓子です

両足院の半夏生。





午前中は時間指定で人数制限。しかも午前中だけ、庭を歩けます










この苔、銅葺の茶室の屋根の樋から雨水が流れると、緑青で緑が鮮やかになるそうです。知人の解説で他のお客さんも驚いていました。

苔の緑が見事




半夏生の一輪挿し
静かな、素敵な時を。

お昼はすぐ近くにお蕎麦屋さんがあってメニューを。湯葉の天ぷら蕎麦と地元の冷酒。空いているので即、お店へ



今回、何回目かの乾杯
湯葉のほんのりとした味わい、香りを楽しめました、お酒も!

都をどりの“祇園甲部歌舞練場”を改築した“祇園 花街芸術資料館”さんへ。先月できたばかり。

素敵な入場券







芸姑さん、舞妓さんの品々が



2階では舞妓さんの踊りを見ることができます(別料金)。沢山の外国の方達が入場に並んでいました。


中庭へ





素敵な庭。
昔の京都のお金もち、こんなことにお金を使っていたのですね。しかも、下世話な言い方をすると”いやらしくない、お金の使い方“

これが京都の文化、伝統、歴史なのですね


一階で中庭を見ることができる場所にラウンジ。ウイスキーの水割りを


都踊りの舞台にも立つことができます。
明治に建てられた素敵な建物

京都駅までの途中で細見美術館



東京、奥多摩にある“澤乃井櫛かんざし美術館”が現在立て直し中なのでその展示物を京都で

根付も。
粋、な文化、工芸品

細見美術館から静かな京都を


京都は学校がその地区のシンボルとなっているそうで、学校も趣き深い歴史的なものが普通です。この学校も上に火の見櫓のようなものが。地区の、今で言う公民館的役割もあったのが京都だそうです。

二日ともよく歩き、よく呑みました!
コロナのときに観光客も閑散とした時に、有名なところへ行ったので穴場、昔の京都の雰囲気を残した場所へ。
これも京都の事をよく勉強、調べている知人のおかげですね。
本当に感謝、感謝です。

インバウンドで溢れかえって、京都らしさがどこにあるのかわからなくなっている今、静かな京都を楽しむことができました!



























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