ふっ と想うこと

山・雪・風・人、徒然なるままに--

東北を。中尊寺、毛越寺そして“3.11”へ

2024-10-16 20:47:04 | 旅行記
同窓会の翌日は嫁さんと近場を旅行に

平泉、中尊寺へ



紅葉はまだ早く、緑が鮮やか

弁慶堂



金色堂を観てからお昼

ジンジャーエールならぬ”神社エール“






紅葉もようやく始まった中尊寺






中尊寺から歩いて毛越寺へ

途中、弁慶の墓





昔の疎水跡。
藤原秀衡公が作らせた800年以上前の疎水
他にも昔の遺構が

毛越寺もようやく紅葉が始まりました


















人も少なく、静かに散策できました。

毛越寺を出ると尺八吹きながら虚無僧の集団が。
能登半島地震追悼の為出そうです

南三陸市のホテル観洋へ
このホテル観洋には震災後、会社の会議と慰安旅行でこのホテルに。宿泊した時は、このホテルの露天風呂が復活した1週間後。
このホテルも津波で被災、露天風呂も津波で泥だらけ。
宿泊した時には、ロビーにはボランティアの方達が雑魚寝していました、100人以上。このホテルは震災復興の為に色々と活動。
そのために、退職後、ぜひ、もう一度訪れてみたかったホテル


部屋の窓からは目の前に海

夜は地元の海鮮づくし


















追加で、サメの心臓

地元のタコも追加
さらにホヤの天ぷら






このホテルは未だに各地の災害被害地域と交流





東日本大震災の時の写真も記録として展示しています




朝はウミネコの鳴き声で目が覚めます



海を見ながら地元の食材の朝食






陸前高田

朝食の後にはこのホテルのツアー“震災語り部ツアー”

高くなった堤防

津波で更地になった被災地。ここには多くの人達の家があったようです。

高台の中学校。津波は山の間を駆け上がって高台のこの中学校にまで。時計は震災のあった14:47で止まったまま。
この時計の下まで津波が。


次には近くの宴会用の”高野会館“へ

この高野会館では当時老人会の催しがあったそうです。

バスの屋根よりも高いところに津波が

ここまで津波が来ています
老人会の老人たちとスタッフで屋上にまで逃げて何とか助かったそうです。その屋上にまで津波の水が上がってきたそうです

この高野会館はホテル観洋と同じ経営でした。そのためにこの震災遺構はホテル観洋が維持管理をしているそうです


そして、最後まで、職員の女性の方が避難を呼びかけていて、その結果被災して亡くなった防災センター。

この建物を見ると手を合わせたくなります。安らかに眠ってほしいと思います



鉄骨がむき出しとなって、錆びてボロボロ。



そもそもこの建物は高さが12m。
これは1960年のチリ地震の時の津波が3m。この南三陸町では記録上この津波が一番高かったので、建物は12mもあれば全く問題ないと思われていたそうです。でも東日本大震災では15mだったそうで、そのためにこのビルは被災したそうです。



この防災センターを残すかどうかで賛否両論。今年のはじめに、町長の判断で遺すことが決まりました。しかし、塩水に浸かった鉄骨、このままては、朽ちて行くのも時間の問題。

隣に被災慰霊場所




この防災センター隣には被災した人達で南三陸観光センター。そこでブルーエンゼルスのサイダーとコーラ

この近くにはチリから贈られたモアイ像。チリ地震以後に南三陸町はチリと姉妹提携を。





モアイ像の間から復興のクレーンとその奥には宿泊したホテル観洋


南三陸町から仙台へ
途中、登米市へ。
ここ登米市(とめし)登米町(とよままち)には尋常小学校跡









昔ながらのミシン

























登米市には“はっと”という食べ物。
昔、年貢の取り立てが厳しかったので農民たちは米の代わりに麺を。その麺があまりにも美味しかったので領主に食べることを”御法度“にされた、そこから“はっと”。

登米市にはもう一つ、石ノ森町に石ノ森章太郎さんが生まれた生家。その近くに石ノ森章太郎記念館。この日は月曜日で休館日で建物の中には入ることはできませんが庭には入ることができて写真を
























仙台のフェリー乗り場へ下見

翌日に乗船するフェリーも停泊中に被災したようでその事が展示されていました




夜はネットで、やり取りしていた山登り、テレマークスキーをされる方、なんと愛知県の方で仙台に単身赴任の方と。





10月に転勤で、まて中部圏へ

楽しく、スキー、山の話を肴に美味しいお酒。





























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