★大前研一。
大前研一によると、福島原発の収束の手順は、冷却手当てをしながら、1から4号機をテントで覆う。
このテントは放射性物質の飛散を抑える為の一時的な仮テント(東京ドームのようなもの)であるという。
それでは、なぜコンクリートの石棺ですぐに原発を封じ込めないかといえば、今の熱い状態のままの原発炉心では駄目で、まず冷却が必要なのだが、その冷却を達成するには3年から5年かかるという。
そしてコンクリート石棺は冷却がなって初めて出来ることであり、つまり石棺で閉じ込めるには、3年から5年後になる。
ちなみに、ここでいう冷却とは「ある一定の冷却」であって完全冷却ではない。
青森の6ヶ所村に眠っている約4千本の使用済み燃料棒の冷却は50年かかるという。
★大前研一。
早稲田大学理工卒、米国のMITで原子力工学を学び、MITでPhD取得、帰国後、日立で原発高速増殖炉の設計に関わった原子力の理論と設計の専門家。
なお、大前によればテレビに出てくる東大、京大、東工大の原子力工学の教授というのは、教科書で勉強した程度で、設計も知らなければ、実際の原子炉も見たことがないのだという。
★福島原発。
本ページが当初から指摘しているように、福島原発の1号から4号機まで放射能はジャジャ漏れだ。
あれだけの水素爆発や火災を引き起こしているのに、テレビに出てくる東大、京大、東工大の原子力の先生は、どうしてあのように「澄ました顔」をしていられるのだろう。
そして今度は、ヨウ素が1000万倍とか29億ベクレルとか、いや違った、コバルトらしい。間違えた、ごめんなさい、などなど、あわてふためく東電。
おいおい、コバルトだったら、それは即ち炉心溶融だぞ。既に中性子線やコバルトが検知されているが、その瞬間、それは炉心溶融を意味する。それが分からなかったら、原子力を取り扱う資格はない。
まるで無免許の暴走族運転だな。
★無計画停電。
計画停電というが、これは愚かな考えだな。
薄らバカの海江田万里が国民を脅したブラックアウトというのは、電力使用のピーク時にしか発生しない。
つまり皆の節電、省電で切り抜けることが可能だ。
どこをどのように節電すれば計画停電をせずに済むかは把握できる。
例えば、朝鮮パチンコを止める、野球ナイターを止める、官公庁の暖房、冷房を5℃調節する、などの対応で大丈夫だ。
この無計画停電は、病院での重大トラブルや工場生産に支障をきたし、大変なことになるぞ。
そして付け加えれば、東日本と西日本の周波数(50と60Hz)の違いが、電力の融通を不可能にしている訳だが、なぜこの狭い日本で、2種の周波数を放置していたのか不思議だ。
技術的には共通化するには何の問題もないが、カネがかかるからという理由では、理由にならない。
こういう周波数が2種類ある国は世界では日本だけだ。つまり官僚の縄張り争いなんだな。
さて、関東にある自販機だけで100万キロワット分ある。
計画停電するなら、まず自販機をとめれ。
(ムラマサ、鋭く斬る)