「腐女子、うっかりゲイに告る。」
NHK夜ドラ本当にすごい。絶対民放では作れないし、こんな品質のドラマには仕上がらない。
藤野涼子の想いと金子大地の苦しみに泣いてしまったよ。映画「ボヘミアンラプソディー」のフレデイとメアリーのような関係性になれると良いなとオジサン思った。
「MIU404」
一話完結の話を繋げてゆくと個々の登場人物の隠くれた過去が露わになってゆく脚本は、やっぱり野木亜紀子じゃなきゃ書けない。それを支える塚原あゆ子の演出、新井順子のプロデュースも手抜きがない。綾野剛は完全になりきっているけど、星野源にまだ違和感をもってしまう。橋本じゅんは最近脇役としての存在感増してきて、安泰の演技だ。麻生久美子の線の細さが気になっていたが、黒川智花がらみのエピソードでは活躍が観られそうで楽しみ。
「私の家政夫ナギサさん」
ライバル会社の営業マン演じる瀬戸康史と営業先のお医者さんとを巡る恋の三角関係みたいなのは必要なんだろうか?確かに三十路前の若くて美しい女性が四十過ぎの家政夫と恋に落ちるのには無理があるかもしれないが、そこを面白おかしくそれでいて説得力ある流れでみせてくれたなら第二の逃げ恥になれたかも知れない。母と娘(妹も含め)の関係性の改善を追うのも一興だが、本流が絞れないもどかしさがある。
「アンサング・シンデレラ」
初回の面白さが二話目から霞んでしまった気がする。
病院薬剤師の未知の仕事っぷりをもっと観たいのに、かつての医療ドラマのように患者との人情噺が主軸になってしまった。調剤現場のシステムやそこで処方する薬剤師の奮闘をもっと観せて欲しい。患者や医師看護師とのエピソードはもうやり尽くされているから、全然違った視線でドラマを作れば良いのに。石原さとみは鉄板のはまり役だとは思う。
「妖怪シェアハウス」
初回はとりあえず楽しめた。小芝風花もイメージに合ったダメ女を上手く演じている。
お岩さんとか座敷童子が住むシェアハウスに住むことになった主人公が、これからどんな風に自立してゆくのかメイン脚本の西荻弓絵はじめとする力量次第だ。毎回ゲスト妖怪が現れるようなので、それも楽しみだ。
「親バカ青春白書」
新垣結衣の浴衣で花火デートするシーンにはやられちゃったな。あんな少しの登場で全部持ってっちゃってさ、「ワザとが良かったな」。あれだけでも初回はOK!
もっと親バカを堪能できるかと思ったけど、意外と枠内で留まった気がする。ムロツヨシより、ゲスト出演した佐藤二朗の今田美桜パパの方がぶっ飛んでいた。芽郁ちゃんもおとなし目の設定だからか、あまり存在感がなかった。今後に期待したいところだ。