人間の根本的な本能に根ざす欲求に答えることで、効率よく売り上げなどを伸ばしていく手法が語られている本です。
人間には、生き残っていく過程で選別された本能が機能していて、それに沿ったマーケティングを行なえば効率が良いと言うことになります。
その本能は8つあり、それを細分化したものが64あると言います。
自分が売り出す商品やサービスが、それぞれどの本能を刺激するのか点数化しながら、できるだけ多種類の本能に刺さるように改善することが重要だと解かれていました。
確かにその通りですし、間違いはないのでしょうが、紹介されているマーケティングの手法が手垢がついているくらい一般的なものばかりなので新鮮さが感じられませんでした。一般的なマーケティング手法を、あとから本能に紐付けて分類しているように思えました。ようは、本能からマーケティング手法を導き出すのではなく、すでに行なっているマーケティング手法を本能に沿って分析し分類しただけということです。
それに進化論とかつけると、あたかも新しいもののように感じられ売れるという実践を見ることができた感じです。
わざわざ、ワークシートなどを作って公開されているのですが、使う人がいるのか疑問です。
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