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樺太からモンゴル国境、東南アジアの島々まで、日本軍の行くところ、軍医たちの姿があった。
15編の短編小説が収録されていて、すべて違う舞台・主人公ですが、すべて軍医が主人公です。
膨大な資料(学術論文含む)を背景に、まるで体験してきたかでもあるようなリアルさで迫ってきます。
作者が現役の医師であることもあって、医療行為などは自分の体験ももとになっているのでしょう。
薬も食料も不足する中で、栄養不足、伝染病、重傷者と対峙した医師たちの苦闘の物語となります。
原爆・空襲の現場から、米軍・ソ連軍侵攻の中、病院に踏みとどまって職務を全うする医師たちの姿がそこにありました。
それは無力感との闘いの中で勝ち取らなければならない使命感に感動を覚えました。
興味深いです。
読みたい本がいろいろとあり、すぐには読めないかもしれませんが、覚えておきます。
読みたい本がいろいろあって、お互いにたいへんですね。
来年もよい本をたくさん読みたいです。
お世話になりました。
世の中には
色々なことがあります。
物資の不足の中で
軍医さんの苦労も大変なもの
だったでしょう。
置かれた状況の中で
最善を尽くすこと、
これが人間としてのの生き方でありましょう。
来年も
是非、宜しくお願い致します。
来年もまた、変わらぬお付き合いをお願い申し上げます。
来年も置かれた状況の中で最善を尽くす使命感を忘れずに仕事にあたっていきたいと思っています。
医者で作家といえば、森鴎外がいます。
彼の論文のせいで脚気で死んだ兵士が多かったなどと流布されています。北杜生も医者でしたね。
叔父がベトナム、ラオス、中国と戦争で移動し、九死に一生を得て帰ってきました。重度のマラリアと赤痢で死線をさまよった時、軍医に助けられたという半生記が先日送られてきました。
物資がなく、麻酔薬もない中の手術、劣悪な環境の中で最善を尽くすという使命感。
「生きる」と「生かす」。
重い命題ですね。
今年はタックさんとの出会いの妙に笑みがこぼれました。わが意を得たりと膝を打つことが多かったです。
素敵な出会いに感謝いたします。
どうぞ良いお年をお迎えくださいますように。
ありがとうございました。
少し前までは戦争体験者が多く存命していて、生の話を聞く機会が多くありましたが、戦後70年も経つとその機会もなくなり、語り継ぐことができる作家は貴重になってきている時期だと思います。
このブログも日記、メモみたいなものとして始めたので、あまり読者のことを考えていないのですが、それでも人に楽しんでいただけるとうれしいことに変わりありません。
来年もお元気で過ごされますようお祈りいたします。
今年もありがとうございました。