西川つかさ『ひまわりのかっちゃん』(講談社、2007年)を読んだ。
帯には次のようにある。
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おかあちゃんは、二度号泣した。
かったんが特殊学級に入ったときと、
小学校の卒業式と。
はじめは悲しみ、最後は誇らしく思い
はんかくさいかっちゃんを変えたのは、
5年生の春に出会った一人の教師だった。
あふれんばかりの情熱と創意工夫とで、
ひらがなさえも満足に書けなかった少年を
奇跡のように花拓かせたのだ!
テレビの世界で活躍している放送作家が、
はじめて書いた、自分自身の小学生時代。
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5年生になる前の春休みの体験-「うすかわがはがれるように」目の前が明るくなっていくという学習の体験をどう考えたらいいのだろうか。それ以前の「ひまわり学級」の生活は何だったのか?などなどいろいろ考えさせられるものがあった。
大学時代の故・田中昌人先生の講義で「おそまきの発達」という言葉を聞いたことがあった。そういえば、田中先生も特別学級行きを宣言されたけれど、転校し、その後の戦争体験の中で、「ボーッと」した子どもから、劇的な変化を見せていったようだ。何か重なるところがあるようにも思ったりした。
帯には次のようにある。
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おかあちゃんは、二度号泣した。
かったんが特殊学級に入ったときと、
小学校の卒業式と。
はじめは悲しみ、最後は誇らしく思い
はんかくさいかっちゃんを変えたのは、
5年生の春に出会った一人の教師だった。
あふれんばかりの情熱と創意工夫とで、
ひらがなさえも満足に書けなかった少年を
奇跡のように花拓かせたのだ!
テレビの世界で活躍している放送作家が、
はじめて書いた、自分自身の小学生時代。
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5年生になる前の春休みの体験-「うすかわがはがれるように」目の前が明るくなっていくという学習の体験をどう考えたらいいのだろうか。それ以前の「ひまわり学級」の生活は何だったのか?などなどいろいろ考えさせられるものがあった。
大学時代の故・田中昌人先生の講義で「おそまきの発達」という言葉を聞いたことがあった。そういえば、田中先生も特別学級行きを宣言されたけれど、転校し、その後の戦争体験の中で、「ボーッと」した子どもから、劇的な変化を見せていったようだ。何か重なるところがあるようにも思ったりした。