ちゃ~すが・タマ(冷や汗日記)

冷や汗かきかきの挨拶などを順次掲載

出久根達郎『万骨伝 饅頭本で読むあの人この人』筑摩書房

2015年12月31日 23時20分03秒 | 
ろくでもない年だった。調べてみたら、「大殺界」とのこと。もうすぐ終わるが、来る年は厄年でもある。
出久根達郎『万骨伝』(ちくま文庫、2015年)を読み終わった。
饅頭本とは、葬式饅頭の饅頭で、追悼集のことをいう。著者は、古本業界の重鎮で、作家。追悼集は、私家本やら、限定版で、書店では入手できないが、その人の人となりや交友関係を示す貴重本。
取り上げられた人はほとんど知られていない人だが、しかし、「大いなる道 下村湖人」(次郎物語)の頁、生江孝之の頁などは興味深い。
知られていない人も、こんな人がいたのかと思わせるものが多く、興味は尽きない。

風呂の中で読む本であったが、出久根達郎はおもしろい!