ビデオのデジタル化などをやりに、奈良にきて、ついつい時間があるものだから、院生の机の上にあった『自閉スペクトラム症児者の心の理解』をよんでしまった。エピソードが面白い!
実践や体験からASDのある人たちの心の動き6.と個性豊かな特徴を丁寧に描いてある。「出会いなおし」やら、「直観的心理化」「命題的心理化」なども、そうなんだとおもったりした。最近、特別支援教育の実務的な本をみて、ちょっと辟易しているところだったので、やっぱ、子どもは面白いやと思わせてもらえて、感謝!
若い学生さんによんでもらいたい。「おもしろいなぁ」とおもえる教育者に育ってほしい。内容・目次は次の通り。
はじめに
1.自閉症スペクトラム症児者の心を探る
2.一緒に笑いあえる「人」の存在に気づく
3.心の支えとなる人
4.楽しい世界と出会う
5.楽しく振り返ることができる生活
6.ユニークな心の理解
7.直観的心理化のユニークさ
8.子ども同士の共有体験をつくる
9.異質・共同の集団づくり
10.多様な感情を共に経験した歴史をもつ仲間
11.激しい問題行動を考える
12.ふれあうこと、安心できること
13.身体感覚としてわかり合えた経験をつくること
おわりに