このブログは、先人が能代市風の松原内を調査した、 『植生と植物相に基づく能代市風の松原海岸林の環境保全 近田文弘・梅田市美 自然環境科学研究 2001年発行別冊』 の植物目録に基づいて、能代市 「風の松原」 内の植物を、追跡調査できた範囲内での記録を、アイウエオ順で掲載しているものです。但し、先人が調査したものの中で探しきれないものもあります。絶滅した種もあるようですが、現在調査中ですので、見つけ記録でき次第投稿いたします。又その逆で新種もあり、新種については付け加えて投稿しております。
この、ムラサキタデは、「植生と植物相に基づく能代市風の松原海岸林の環境保全 近田文弘・梅田市美 自然環境科学研究 2001発行別冊発行」の植物目録にはありません。新しく出た品種です。
ムラサキタデ緒言:1年草。
日本や北半球にみられるタデに、ヤナギタデという食べると辛味のあるタデがあります。ムラサキタデはヤナギタデの変種とされ、ヤナギタデより茎や葉の色が赤紫がかっているのが特徴です。
葉がヤナギの葉に似る 。花穂が ボントクタデ のように弧を描く。
総状花序は頂生または腋生して、細長く、ややまばらに花をつけ、上部は下垂し、長さ4~10cm、花被は4~5裂し、白色または淡黄緑色、つぼみや果実期では先が赤味を帯び、腺点が密にあり、長さ2.5~4mm。雄蕊は6個。柱頭はふつう2岐。
ムラサキタデの名前も、その茎や葉の色が由来で、別名アカタデ、ベニタデとも呼ばれます。
01.11年10月14日 ムラサキタデ 風の松原内の道路添えに1個体だけ生育しています。
02.11年10月14日 ムラサキタデ 1株から多数の茎が出ています。斜上してから立ち上がっています。
03.11年10月14日 ムラサキタデ 葉は互生につきます。
04.11年10月14日 ムラサキタデ 茎は赤紫色で無毛です。
05.11年10月14日 ムラサキタデ 茎の切断面ですが、中も赤紫色をしており、円形でなく一部が多少凹み、芯は中空である。
06.11年10月14日 ムラサキタデ 節部の縦に切断してみたが虫えいはなかった。
07.11年10月14日 ムラサキタデ 托葉梢。 膜質で円筒形。筒部の上方には脈上に伏せ毛が見られるものもあるが、基部は無毛。筒部脈間には腺点がある。 口部の縁には筒部よりも短い毛がある。
08.11年10月14日 ムラサキタデ 薄い膜質の托葉梢。
09.11年10月14日 ムラサキタデ 葉柄は短く、葉身は披針形~長卵形、両端は細まっている。葉質は薄くて、しっとりとしている。葉も赤紫色を帯びる。
10.11年10月14日 ムラサキタデ 葉の表側無毛。 両面ともに非常に微小な腺点がある。
11.11年10月14日 ムラサキタデ 葉の縁は全縁ですが、縁に微細な毛がある。
12.11年10月14日 ムラサキタデ 葉柄基部は楔形。
13.12.11年10月14日 ムラサキタデ 葉の先は鋭尖形。
14.11年10月14日 ムラサキタデ 葉柄は短く赤紫色をしており、柄基部は茎に吸い付く感じなっている。
15.11年10月14日 ムラサキタデ はの裏側ですが主脈状に微細な毛がある。裏面にも非常に微小な腺点がある。
16.11年10月14日 ムラサキタデ 葉腋からでる花序。
17.11年10月14日 ムラサキタデ 開花しはじめた花序。花被片5個。
18.11年10月14日 ムラサキタデ 花を半分にしてみたものですが、雄しべ6個。雌しべ1個。柱頭は2裂しているようですが私のカメラではここまでです。
19.11年10月14日 ムラサキタデ 萼片5個。
20.11年10月14日 ムラサキタデ 痩果はふつう卵形または卵円で、長さ2.5~3.5mm。2本のカールしたような何でしょう?。雌しべでしょうか。
(注):私は植物調査と、写真撮影の技術も、始めたばかりで、ドシロウトも、大ドシロウです。あくまでも個人の趣味で調査したものです。間違った情報が多々あると思いますが、間違いを発見された場合御一報下されれば幸いです。宜しく御願い致します。