メナモミ(雌ナモミ) (キク科) 撮影地 能代市風の松原

2013年05月17日 07時41分30秒 | Weblog

このブログは、先人が能代市風の松原内を調査した、 『植生と植物相に基づく能代市風の松原海岸林の環境保全 近田文弘・梅田市美 自然環境科学研究 2001年発行別冊』 の植物目録に基づいて、能代市 「風の松原」 内の植物を、追跡調査できた範囲内での記録を、アイウエオ順で掲載しているものです。但し、先人が調査したものの中で探しきれないものもあります。絶滅した種もあるようですが、現在調査中ですので、見つけ記録でき次第投稿いたします。又その逆で新種もあり、新種については付け加えて投稿しております。

 

メナモミ緒言:1年草。

雌ナモミで、雄ナモミに対する名である。ナモミはナズム(離れずまつわりつく)からきたとする説がある。

コメナモミに比べて一回り大きく、茎も太く、茎には白い開出毛が極めて多い。

枝分かれした茎の上部に散房状に多数の頭花をつける。頭花は黄色で、中央の筒状花と周りの3.5ミリ程の舌状花からなる。総苞片は5個で、花床の鱗片に腺毛が密生しており、粘る。花柄には長い毛のほかに腺毛があって、コメナモミとの区別点になっています。これで動物に付着して種子を散布する。

葉は、対生する。コメナモミよりもひとまわり大きく、葉柄には翼があり、先端は尖る。縁には粗い鋸歯がある。裏面の脈上には長い毛が密生している。

果実は痩果で長さ2.5-3.5mmになる。花期9~10月。

 

01.09年09月07日 メナモミ 風の松原内にそんなに生育しているものではありません。

 

02.11年09月15日 メナモミ 全草。葉は対生し葉腋から枝分かれします。茎は直立しています。

 

03.09年09月07日 メナモミ メナモミの上部ですが葉は対生。頭花をつけています。葉に翼がある。

 

04.09年09月07日 メナモミ 茎と枝にも開出毛がびっしり。

 

05.11年09月15日 メナモミ 根は手で簡単に引き抜けます。

 

06.11年09月15日 メナモミ 葉は対生です。

 

07.10年09月18日 メナモミ 茎に稜があり腺毛が密生。

 

08.10年09月18日 メナモミ 茎は丸6角形で、芯は空洞です。

 

09.11年09月15日 メナモミ 葉の形は心臓形。葉柄には翼があり、先端は尖る。

 

10.11年09月15日 メナモミ 丙に翼がある。

 

11.10年09月18日 メナモミ 葉の表側に毛があります。

 

12.10年09月18日 メナモミ 葉の先は鋭頭。

 

13.10年09月18日 メナモミ 葉の縁には粗い鋸歯があります。

 

14.10年09月18日 メナモミ 葉の裏側に毛があり、脈が浮きでています。

 

15.10年09月18日 メナモミ 葉柄に翼があり、毛があります。

 

16.09年09月07日 メナモミ 枝分かれした茎の上部に円錐花序に多数の頭花をつける。

 

17.09年09月16日 メナモミ 花柄には長い毛のほかに腺毛があって、コメナモミとの区別点になっています。花柄は見えませんが。

 

18.09年09月11日 メナモミ 頭花は中央の筒状花と周りの3.5ミリ程の舌状花からなる。総苞片は5個で、花床の鱗片に腺毛が密生しており、粘る。裏面は開出気味の長白軟毛がやや横方向の流れを持って生えている。

 

19.11年10月11日 メナモミ 1個の頭花。

 

20.11年10月11日 メナモミ 1個の総苞片。

 

21.11年09月15日 メナモミ 総苞片は5個。放射状の総苞はヘラ状で、先はやや丸い。表面には丸くて半透明黄緑の頭のある開出腺毛が多数生えている。

 

22.11年09月15日 メナモミ 頭花を半分にしたもの。

 

23.11年09月15日 メナモミ 頭花をバラしてみるとこのように1個づつに別れる。種子に白い胚乳が詰まっているの見える。

 

24.11年10月11日 メナモミ 種子。黒く熟しており三稜形です。

 

(注):私は植物調査と、写真撮影の技術も、始めたばかりで、ドシロウトも、大ドシロウです。あくまでも個人の趣味で調査したものです。間違った情報が多々あると思いますが、間違いを発見された場合御一報下されれば幸いです。宜しく御願い致します。

参考文献:山渓・日本の野草

 

 

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