ヤマカモジグサ(山髢草) (イネ科)撮影地 能代市風の松原

2013年08月23日 06時35分00秒 | Weblog

このブログは、先人が能代市風の松原内を調査した、 『植生と植物相に基づく能代市風の松原海岸林の環境保全 近田文弘・梅田市美 自然環境科学研究 2001年発行別冊』 の植物目録に基づいて、能代市 「風の松原」 内の植物を、追跡調査できた範囲内での記録を、アイウエオ順で掲載しているものです。但し、先人が調査したものの中で探しきれないものもあります。絶滅した種もあるようですが、現在調査中ですので、見つけ記録でき次第投稿いたします。又その逆で新種もあり、新種については付け加えて投稿しております。

この、ヤマカモジグサは、「植生と植物相に基づく能代市風の松原海岸林の環境保全 近田文弘・梅田市美 自然環境科学研究 2001発行別冊発行」の植物目録にはありません。新しく出た新種です

ヤマカモジグサ緒言:多年草。

山地の里山の林縁、乾いた崖地などに生育する。

茎は叢生し、表面脈上に毛が生え、節は肥厚し白毛が密生する。

葉身は線形で、基部近くから反転し、両面と縁に毛がある。

葉舌は切形、縁は不整で低い歯状縁、高さ2~2.5mm。葉鞘は縁が重なり合い脈は明瞭であり、短毛が密生する。

花序は単穂状で、10個内外の緑色の小穂をまばらにつけ、小穂には短いけれども柄がある。1小穂に4~10個の小花がつく。第1苞頴は長さ5~6.5mmで3脈があり、第2苞頴は長さ7~10mmで7脈ある。ともに披針形で、脈上に刺状突起が並び、縁にまばらに短毛が生える。

 護頴は披針形で長さ9~12mmで7~9脈があり、先端は直立した長さ4~13mmの芒となる。表面に刺状突起があり、ざらつく。護頴表面にはまばらに短毛が生えるか、稀に無毛。脈上には刺状突起が並び、ざらつく。内頴は護頴とほぼ同長。

花期は6~7月。よく似た近縁種に、カモジグサ、アオカモジグサなどがある。

記録したときはすでに遅く花はすでに終わっていました。今後記録でき次第追加投稿したいと思っております。

 

01.13年07月24日 ヤマカモジグサ 風の松原内ではここだけのようです。斜上して穂がが垂れています。

 

02.13年07月24日 ヤマカモジグサ このように穂が垂れて生育しています。

 

03.13年07月24日 ヤマカモジグサ 採取しした全草ですが丈は90cm以内です。葉に比較して茎は非常に細いです。根は根茎で増えます。

 

04.13年07月24日 ヤマカモジグサ 根は根茎で伸びて増殖しているようです。根張りは凄いものがありまします。

 

05.13年07月24日 ヤマカモジグサ 下部の節で決行曲がりそれから直立していきます。

 

06.13年07月24日 ヤマカモジグサ 節が丸く突出して大きく、そして毛があります。

 

07.13年07月24日 ヤマカモジグサ 葉鞘が巻いている茎の部位は毛があります。

 

08.13年07月24日 ヤマカモジグサ 葉鞘が巻かない茎の部位は無毛です。脈ははっきりしています。

 

09.13年07月24日 ヤマカモジグサ 茎の断面ですが変形の楕円形で、芯は中空です。

 

10.13年07月24日 ヤマカモジグサ 葉は1本の茎に5枚ほどつきます。

 

11.13年07月24日 ヤマカモジグサ 葉は線形で長さは20cm以内でした。

 

12.13年07月24日 ヤマカモジグサ 葉の巾は10mm程度で、葉の表側無毛です。表面もザラザラ感があります。

 

 

13.13年07月24日 ヤマカモジグサ 葉の表側にはまばらに毛があります。表側もザラザラ感がある。

 

 

14.13年07月24日 ヤマカモジグサ 葉の裏にまばらに毛がある。

 

15.13年07月24日 ヤマカモジグサ 葉の縁ですが、縁には上向きに刺状の毛がある。

 

16.13年07月24日 ヤマカモジグサ 葉鞘口部ですが葉鞘には毛があり、葉舌縁にも毛があるようです。葉耳にも毛があります。

 

17.13年07月24日 ヤマカモジグサ 葉鞘口部を裏から見た記録ですが、葉鞘は毛があります。葉舌は2mm程度です。葉耳にも毛があります。

 

18.13年07月24日 ヤマカモジグサ 葉鞘口部を切って、広げて見たものですが中々難しいです。葉舌は2mm程度で、葉耳に毛がある。葉鞘にも毛がある。

 

19.13年07月24日 ヤマカモジグサ 穂は穂状花序で長さは10cm程度でした。

 

20.13年07月24日 ヤマカモジグサ 花は穂状花序です。小穂は図鑑では5~14小花とありますが、この個体は1~6小花になっています。小穂は短いけれども柄がある。

 

21.13年07月24日 ヤマカモジグサ 小穂でこの個体のは7小花でした。

 

22.13年07月24日 ヤマカモジグサ 第一苞穎は4mmで第二苞穎は7mmの個体でした。7~8脈あるようです。

 

23.13年07月24日 ヤマカモジグサ 1個の小花ですが内頴側から見たものです。もう花期も終わり雌しべも雄しべもありません。空です。長さ8ッm程度。芒は6~7mm程度です。

 

24.13年07月24日 ヤマカモジグサ 1個の小花を護穎側から見たものですが、7脈があり、脈に毛があります。

 

25.13年07月24日 ヤマカモジグサ 内頴の内側です。雌しべもありませんでした。長さ7mm程度。

 

26.13年07月24日 ヤマカモジグサ 芒に上向きに刺状のものがあるようです。

 

27.13年07月24日 ヤマカモジグサ 護穎の断面です。

 

28.13年07月24日 ヤマカモジグサ 内頴の断面です。護穎にしろ内頴にしろ私のできる範囲はここまです。

 

(注):私は植物調査と、写真撮影の技術も、始めたばかりで、ドシロウトも、大ドシロウです。あくまでも個人の趣味で調査したものです。間違った情報が多々あると思いますが、間違いを発見された場合御一報下されれば幸いです。宜しく御願い致します。

 

 

 

 

 

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