【アルバムタイトルについて】
久しぶりのNMB公演。
"あ~ ポスターいっぱい貼ってあんなぁ~"
でも、やっぱり、違和感を覚えてしまう…このタイトル。
『てっぺんとったんで!』
ぶっちゃけ、大阪…いや、関西圏の子は、"てっぺんとったんで!"とは、言わないと思う。どっちかというと (天下統一, vs東京, 東京を倒してこそ…)、つまり、"天下獲ったる!"が、本当だ。
"秋P…相変わらず、「大阪気質」をわかってないな~"とか、思ってたりして…。
ちなみに、大阪桐蔭、春夏連覇ー! マウンド上に集まって、全員で 人差し指を天にかざして…って、あれは、僕…"We are NO.1!"だと思うよ。
言わされてる?…"てっぺんとったんで!"
【影アナについて】
この日の影アナは、梅原真子ちゃん。
後のMCトークの時は、プチハスキーだな…って思ったんだ。でも、影アナの時は、ちょっと違った。
まず、声が、クリア。そして、ま、同じテンポなんだけど、"読み"の強弱が、しっかりと付けられていて、聞き取りやすかった。で、シメの部分は、
梅原: 以上! 美人担当の梅原真子でした!
観客: おでこ担当やん!
ちゃんと、そういう関係性を築けているんだな~と。
【『嘆きのフィギュア』について】
改めて思ったよ。この曲のダンスは、難しいんだ…と。
どうしても、"人間(部分) + ロボット(部分)" になっちゃうんだよね~。とにかく、そういう部分にさしかかった時、ま、体の軸とか、意識したりしてはしているんだろうけどさ…。なんか、1つしか動かせていないというか…。
あそこは、ま、リカちゃん人形的にいうと、そのはずれる結合部分…要するに関節部分が、別々に…というか…同時に2つ以上、動かさなければならないパターンが、あると思うんだよね~。
"人間とロボットの中間?"…いや、感覚的には、かつてのモノマネ四天王の1人、清水アキラの持ちネタである「あやつり人形」の動きの方が近いのかも?
とにかく、そっちの方の意識も必要だなと思った。
でも、ホント、これが出来てるのって、過去を振り返ってみても、数人だと思う。つまりは、これ…難しい。で、今回も 4体の(人間 +) ロボット風…。
違うな。
【MCについて】
このチームのMCトーク部分は、そんな大きなグダグタ感とかがない。公演のリズム自体を崩してしまうような脱線がないってこと。
特に、前半の自己紹介MCなんか、1人1人の持ち時間をキッチリ守って、サッサッ!って…そこを大切にしてる感じがいい。
ナイスリズム! ナイス!好感の持てる公演テンポ。また、全員が、そうしたいみたいやね。いいこと、いいこと。
で、後半のMC部分…話を膨らませたい時でも、ある程度の所で、サッ! 引くタイミングを見失っていない。頃合いを知っている…というか、潮目を見極められている…というか。絶対に、延び延びにならない(そうしない)…あの感じは、いいね~。
1人の子の存在が、非常に大きいと思った。つまり、このチームには、「井端弘和」(中日・WBC日本代表)よろしく、優秀な2番バッターがいるってこと。はっきり言って、その子が、(陰で、しれ~っと)コントロールしていると感じた。ただ、その子のそういう部分は(そういう子は)、秋Pには、評価されないと思う。
【「+ α」について】
このチームは、歌も ダンスも そこそこ上手い。でも、そこが、欠点だなぁ~って思った。"そこそこ"…。
つまり、全教科 75点。若い…のに、「+ α」がないかな~? ってね。
一例を挙げると、『会いたかった』の "正直に行くんだ~" のトコなんか、舞台をあっちこっち駆け回って、また、お客さんに手を振りまくった後、舞台中央…基本ポジションで セット! 右の拳を何度も天に向かって発射する場面、おとなし過ぎるよ~。若さ…足りない。悪い意味で、そろい過ぎていると思った。"勢い"の方が大切な場合もあると思うんだ。
あそこの75点は、ないわ~。ぶっちゃけ、
"今の1発!ブラのホック…外れたんじゃね?"
もちろん、ヤラシイ意味なしですよ。 でも、ああいうトコは、そんな心配とかを、目の前のお客さんにさせるぐらいでなきゃダメだと思う。
正直、このチームには、そういう子(「+ α」の子)が、少な過ぎると思った。
個人的には、今日、このチームの中に、「野犬」を放ちたい気持ち。
【姿勢について】
これは、このチームの大多数の子に言えること。すごく残念なことだ。
それは、"姿勢が悪い子…多いな"ってこと。
簡単にいうと、頭の位置が悪い ("猫背"ってわけじゃなく)首が前に出てるってこと。
よい姿勢とは、"上半身に頭が乗っかっている"とか、"骨盤の上に…"とか、よく聞くけど、僕は、そのどちらも違うと思っている。
正解は、くるぶしの垂直線上に 頭の中心位置がきていることだと思ってる。で、そのためには、膝小僧は、正面に! 骨盤は、立てる! 基本だよ。
でも、このチームの子は、だいぶ…頭、前だな。ず~っと、足の指先のまま。そして、帰ってこない。 あ! 野球の…いいピッチャー,悪いピッチャーの違いみたいなもんだわ。膝小僧の向きが間違っているのに、いいボールなんて投げられるはずがない。骨盤が寝た状態のままで、力強さが表現しきれるはずがない。
体の合理的な使い方と美しいフォームの関係、あと、 "キレイの見せ方"…共通するとこあると思うなぁ~。
もちろん、全員が全員…同じようではない。
最初から最後まで、そういう姿勢の子。
アンコール前後、ジャケットを着た時だけ、そうなっちゃう子( Tシャツになると、姿勢が良くなる、元に戻る)。
疲れてくると、結果として、だんだん、頭が、前に前に倒れてくる子。
前の方(5列目ぐらいまで)に座っている…お客さんに意識等…引っ張られ過ぎて、結果、アゴが下がり、首, 肩が 前に出ちゃって、もう、オープニングの時とは、姿勢…別人になってしまっている子。
マイクの影響が悪く出ている子(マイクの方に顔を近づける癖がついちゃっているという意味。当然、首は、前に倒れ、気道の確保具合は、100%じゃなくなる)。
等々…いろいろあるけど、とにかく、このチームの子は、総じて、(実は)1番大事である「姿勢」に意識が、いききっていない子が多いような気がするよ。他のチームよりもね。
"常に、最後列のお客さんに届くように…"って、昔の舞台の人は、いいこと言ってたんだなぁ~って、改めて…さ。
【『ガラスの I love you』について】
前も、これ…書いたことあるんだけど、今一度…。
つまり、これは、僕の中で、"なっちゃんの曲"だと。要するに、チームB2のあの4人、今、あの時の彼女から学べること…あるんじゃないかなぁ~?ってね。
まずは、決めどころの重要性について。
例えば、"あれ…あれ…浮いている「わ」" のトコ。あそこは、3拍目のアタマの「わ」で、1回転ターンを一気に加速させ、同4拍目のアタマで、そのターン自体を完全完了させるのが、正解。もう、4拍目の裏拍からは、歌が始まってしまうからね。
また、この部分って、(体は止まっているのに)スカートだけが、体に巻き付いて~戻って~…という「余韻の間」も作らなければなければならない。いわゆる「ブレイク」だ。もう、それがあって、はじめて、次の "1cm 近くに行けたら~"の部分からが、活きてくる。そして、それまでと同じスピードを維持することによって、曲のパワーが、増幅されるってもんだよ。
また、曲世界の"感情の継続" & "気持ちの積み重ね"の面などを考えても、絶対に必要な要素だと思う。落ちない「ブレイク」。ま、1回転ターンごときで、慌てて どうすんねん? モタモタしてて どうすんねん?…ってことやね。
だけど、AKBのチームB ヴァージョンでも、ここ、完璧に出来てるのって、4人の中で、実は、なっちゃんだけ。
きくぢは、回転が乱れて、4拍目の足が揃わない。で、もう、回転軸がブレる(足が揃わない)ことを前提で回っているから、その後の時間の無さを 次の "1cm…"の時、あわてて、人差し指を前に出すしかなかった。帳尻を合わせるしかなかったんだ。
らぶたんは、惜しい。 4拍目の頭で、ビタッ!と止める能力だけがなかった。どうしても、回り過ぎてしまう。で、それを元に戻すだけの時間が、絶対に必要なわけだから、"1cm…"の部分は、人差し指を出してるだけ。つまり、彼女にとってのあそこは、感情表現ではなかった。ほんの少しのロスだ。惜しい!
はるごんは、そもそも、軸が、真っ直ぐじゃない(腰が、少しだけ引けてる)。だから、回転は、ブレ、当然、4拍目近辺は、キマらない。当然、スカートもナナメに回転する。最初っから、"足を(筋力で)戻す"という修正込みの 1回転ターンだ。
つまり、あの場面は、なっちゃんだけが、完璧。
だけど、これ、このなっちゃん1人いる!ってのが、デカイんだよね~。
そこが、チームB2の4人との決定的な差だ。つまり、同じ場面、あの時のチームBの4人の方が、今回観た チームB2の4人のメンバーよりも、回転スピード自体が圧倒的に速い。きくぢ, らぶたん, はるごんは、(まあ、その部分だけじゃないんだけど、)確実に、なっちゃんのスピードに引っ張れていた…ということ。回るスピード, 止めるスピード…etc。
まあ、この『ガラスの l love you』に関しては、そんなトコだらけだよ。
一方、そういう人のいないチームB2ヴァージョンのメンバーは、どうしても、後ろに後ろに & 揃えに揃えに…いってしまう。なんか、4拍目の頭ビッタリでキマるどころが、4拍目~4拍目の裏拍~次の小節の1拍目にかけて、グチャ~って 流れてた。「ブレイク」じゃなかった。
結果、"おとなしいなぁ~"って…。
決めどころの重要性とは、意識して生み出す「1枚の写真」=「残像」が、その曲自体にメリハリというか、面白みというか、潤いというか、とにかく、そういう…より"命的なもの"を、お客さんの心に印象付けることだと思う。
あれだよ、あれ。浅田真央のトリプルアクセルみたいなもんだよ。あれが、完璧にキマった時って、着氷した瞬間、ビターッ!って、「1枚の写真」…それが、「残像」として残るでしょ? あれあれ。
でも、回転不足だったり, 両足着氷だったり, 気負いすぎだったりした時、着氷後…なんか、変な弧で、変な方向にスケーティングしていって?あれ?…なんか、キマった感…ないでしょ? あれあれ。
とにかく、チームB2のみんな…決めどころは、合わすんじゃなくて、キメる! 鬼のような気持ちが必要だわ、重要だわ。やるんやったら、ちゃんと、挑戦してほしいわ…特に、チームB2の4人さん。
あと、もう1個だけ、なっちゃん関連で…。
この曲の間奏部分で、なっちゃん…真横に 約 1m もステップするシーンあるけど、あれって、そうする必要は、特に…ないんだよね。でも、あえて、そうしてる。
あれは、なっちゃん判断だ。つまり、自分が、そうすることで、他の3人も個性を出しやすくなるってこと。わざとだ。
そして、結果、4人が、違って見える場面も数多く作れた。で、意外に、それって、曲として、幅が出せる…んだよね。
正直、24日は、4人が同じに見えたよ。表情も 表現も 仕草も 個性も…"合わせよう"。僕は、75点で、止まっている(止めている?)ように見えたんだ。
これは、全員曲ではない。せっかくの 4人 という少人数、個性を出すには、ちょうどいい人数だと思う。とにかく、もったいないわ~。
別に、1m20cm 跳んだっていい。 1回、ダンスの先生に怒られるとこまで、やってみなよ。
ただ、このカベは、結構高いよ。
久しぶりのNMB公演。
"あ~ ポスターいっぱい貼ってあんなぁ~"
でも、やっぱり、違和感を覚えてしまう…このタイトル。
『てっぺんとったんで!』
ぶっちゃけ、大阪…いや、関西圏の子は、"てっぺんとったんで!"とは、言わないと思う。どっちかというと (天下統一, vs東京, 東京を倒してこそ…)、つまり、"天下獲ったる!"が、本当だ。
"秋P…相変わらず、「大阪気質」をわかってないな~"とか、思ってたりして…。
ちなみに、大阪桐蔭、春夏連覇ー! マウンド上に集まって、全員で 人差し指を天にかざして…って、あれは、僕…"We are NO.1!"だと思うよ。
言わされてる?…"てっぺんとったんで!"
【影アナについて】
この日の影アナは、梅原真子ちゃん。
後のMCトークの時は、プチハスキーだな…って思ったんだ。でも、影アナの時は、ちょっと違った。
まず、声が、クリア。そして、ま、同じテンポなんだけど、"読み"の強弱が、しっかりと付けられていて、聞き取りやすかった。で、シメの部分は、
梅原: 以上! 美人担当の梅原真子でした!
観客: おでこ担当やん!
ちゃんと、そういう関係性を築けているんだな~と。
【『嘆きのフィギュア』について】
改めて思ったよ。この曲のダンスは、難しいんだ…と。
どうしても、"人間(部分) + ロボット(部分)" になっちゃうんだよね~。とにかく、そういう部分にさしかかった時、ま、体の軸とか、意識したりしてはしているんだろうけどさ…。なんか、1つしか動かせていないというか…。
あそこは、ま、リカちゃん人形的にいうと、そのはずれる結合部分…要するに関節部分が、別々に…というか…同時に2つ以上、動かさなければならないパターンが、あると思うんだよね~。
"人間とロボットの中間?"…いや、感覚的には、かつてのモノマネ四天王の1人、清水アキラの持ちネタである「あやつり人形」の動きの方が近いのかも?
とにかく、そっちの方の意識も必要だなと思った。
でも、ホント、これが出来てるのって、過去を振り返ってみても、数人だと思う。つまりは、これ…難しい。で、今回も 4体の(人間 +) ロボット風…。
違うな。
【MCについて】
このチームのMCトーク部分は、そんな大きなグダグタ感とかがない。公演のリズム自体を崩してしまうような脱線がないってこと。
特に、前半の自己紹介MCなんか、1人1人の持ち時間をキッチリ守って、サッサッ!って…そこを大切にしてる感じがいい。
ナイスリズム! ナイス!好感の持てる公演テンポ。また、全員が、そうしたいみたいやね。いいこと、いいこと。
で、後半のMC部分…話を膨らませたい時でも、ある程度の所で、サッ! 引くタイミングを見失っていない。頃合いを知っている…というか、潮目を見極められている…というか。絶対に、延び延びにならない(そうしない)…あの感じは、いいね~。
1人の子の存在が、非常に大きいと思った。つまり、このチームには、「井端弘和」(中日・WBC日本代表)よろしく、優秀な2番バッターがいるってこと。はっきり言って、その子が、(陰で、しれ~っと)コントロールしていると感じた。ただ、その子のそういう部分は(そういう子は)、秋Pには、評価されないと思う。
【「+ α」について】
このチームは、歌も ダンスも そこそこ上手い。でも、そこが、欠点だなぁ~って思った。"そこそこ"…。
つまり、全教科 75点。若い…のに、「+ α」がないかな~? ってね。
一例を挙げると、『会いたかった』の "正直に行くんだ~" のトコなんか、舞台をあっちこっち駆け回って、また、お客さんに手を振りまくった後、舞台中央…基本ポジションで セット! 右の拳を何度も天に向かって発射する場面、おとなし過ぎるよ~。若さ…足りない。悪い意味で、そろい過ぎていると思った。"勢い"の方が大切な場合もあると思うんだ。
あそこの75点は、ないわ~。ぶっちゃけ、
"今の1発!ブラのホック…外れたんじゃね?"
もちろん、ヤラシイ意味なしですよ。 でも、ああいうトコは、そんな心配とかを、目の前のお客さんにさせるぐらいでなきゃダメだと思う。
正直、このチームには、そういう子(「+ α」の子)が、少な過ぎると思った。
個人的には、今日、このチームの中に、「野犬」を放ちたい気持ち。
【姿勢について】
これは、このチームの大多数の子に言えること。すごく残念なことだ。
それは、"姿勢が悪い子…多いな"ってこと。
簡単にいうと、頭の位置が悪い ("猫背"ってわけじゃなく)首が前に出てるってこと。
よい姿勢とは、"上半身に頭が乗っかっている"とか、"骨盤の上に…"とか、よく聞くけど、僕は、そのどちらも違うと思っている。
正解は、くるぶしの垂直線上に 頭の中心位置がきていることだと思ってる。で、そのためには、膝小僧は、正面に! 骨盤は、立てる! 基本だよ。
でも、このチームの子は、だいぶ…頭、前だな。ず~っと、足の指先のまま。そして、帰ってこない。 あ! 野球の…いいピッチャー,悪いピッチャーの違いみたいなもんだわ。膝小僧の向きが間違っているのに、いいボールなんて投げられるはずがない。骨盤が寝た状態のままで、力強さが表現しきれるはずがない。
体の合理的な使い方と美しいフォームの関係、あと、 "キレイの見せ方"…共通するとこあると思うなぁ~。
もちろん、全員が全員…同じようではない。
最初から最後まで、そういう姿勢の子。
アンコール前後、ジャケットを着た時だけ、そうなっちゃう子( Tシャツになると、姿勢が良くなる、元に戻る)。
疲れてくると、結果として、だんだん、頭が、前に前に倒れてくる子。
前の方(5列目ぐらいまで)に座っている…お客さんに意識等…引っ張られ過ぎて、結果、アゴが下がり、首, 肩が 前に出ちゃって、もう、オープニングの時とは、姿勢…別人になってしまっている子。
マイクの影響が悪く出ている子(マイクの方に顔を近づける癖がついちゃっているという意味。当然、首は、前に倒れ、気道の確保具合は、100%じゃなくなる)。
等々…いろいろあるけど、とにかく、このチームの子は、総じて、(実は)1番大事である「姿勢」に意識が、いききっていない子が多いような気がするよ。他のチームよりもね。
"常に、最後列のお客さんに届くように…"って、昔の舞台の人は、いいこと言ってたんだなぁ~って、改めて…さ。
【『ガラスの I love you』について】
前も、これ…書いたことあるんだけど、今一度…。
つまり、これは、僕の中で、"なっちゃんの曲"だと。要するに、チームB2のあの4人、今、あの時の彼女から学べること…あるんじゃないかなぁ~?ってね。
まずは、決めどころの重要性について。
例えば、"あれ…あれ…浮いている「わ」" のトコ。あそこは、3拍目のアタマの「わ」で、1回転ターンを一気に加速させ、同4拍目のアタマで、そのターン自体を完全完了させるのが、正解。もう、4拍目の裏拍からは、歌が始まってしまうからね。
また、この部分って、(体は止まっているのに)スカートだけが、体に巻き付いて~戻って~…という「余韻の間」も作らなければなければならない。いわゆる「ブレイク」だ。もう、それがあって、はじめて、次の "1cm 近くに行けたら~"の部分からが、活きてくる。そして、それまでと同じスピードを維持することによって、曲のパワーが、増幅されるってもんだよ。
また、曲世界の"感情の継続" & "気持ちの積み重ね"の面などを考えても、絶対に必要な要素だと思う。落ちない「ブレイク」。ま、1回転ターンごときで、慌てて どうすんねん? モタモタしてて どうすんねん?…ってことやね。
だけど、AKBのチームB ヴァージョンでも、ここ、完璧に出来てるのって、4人の中で、実は、なっちゃんだけ。
きくぢは、回転が乱れて、4拍目の足が揃わない。で、もう、回転軸がブレる(足が揃わない)ことを前提で回っているから、その後の時間の無さを 次の "1cm…"の時、あわてて、人差し指を前に出すしかなかった。帳尻を合わせるしかなかったんだ。
らぶたんは、惜しい。 4拍目の頭で、ビタッ!と止める能力だけがなかった。どうしても、回り過ぎてしまう。で、それを元に戻すだけの時間が、絶対に必要なわけだから、"1cm…"の部分は、人差し指を出してるだけ。つまり、彼女にとってのあそこは、感情表現ではなかった。ほんの少しのロスだ。惜しい!
はるごんは、そもそも、軸が、真っ直ぐじゃない(腰が、少しだけ引けてる)。だから、回転は、ブレ、当然、4拍目近辺は、キマらない。当然、スカートもナナメに回転する。最初っから、"足を(筋力で)戻す"という修正込みの 1回転ターンだ。
つまり、あの場面は、なっちゃんだけが、完璧。
だけど、これ、このなっちゃん1人いる!ってのが、デカイんだよね~。
そこが、チームB2の4人との決定的な差だ。つまり、同じ場面、あの時のチームBの4人の方が、今回観た チームB2の4人のメンバーよりも、回転スピード自体が圧倒的に速い。きくぢ, らぶたん, はるごんは、(まあ、その部分だけじゃないんだけど、)確実に、なっちゃんのスピードに引っ張れていた…ということ。回るスピード, 止めるスピード…etc。
まあ、この『ガラスの l love you』に関しては、そんなトコだらけだよ。
一方、そういう人のいないチームB2ヴァージョンのメンバーは、どうしても、後ろに後ろに & 揃えに揃えに…いってしまう。なんか、4拍目の頭ビッタリでキマるどころが、4拍目~4拍目の裏拍~次の小節の1拍目にかけて、グチャ~って 流れてた。「ブレイク」じゃなかった。
結果、"おとなしいなぁ~"って…。
決めどころの重要性とは、意識して生み出す「1枚の写真」=「残像」が、その曲自体にメリハリというか、面白みというか、潤いというか、とにかく、そういう…より"命的なもの"を、お客さんの心に印象付けることだと思う。
あれだよ、あれ。浅田真央のトリプルアクセルみたいなもんだよ。あれが、完璧にキマった時って、着氷した瞬間、ビターッ!って、「1枚の写真」…それが、「残像」として残るでしょ? あれあれ。
でも、回転不足だったり, 両足着氷だったり, 気負いすぎだったりした時、着氷後…なんか、変な弧で、変な方向にスケーティングしていって?あれ?…なんか、キマった感…ないでしょ? あれあれ。
とにかく、チームB2のみんな…決めどころは、合わすんじゃなくて、キメる! 鬼のような気持ちが必要だわ、重要だわ。やるんやったら、ちゃんと、挑戦してほしいわ…特に、チームB2の4人さん。
あと、もう1個だけ、なっちゃん関連で…。
この曲の間奏部分で、なっちゃん…真横に 約 1m もステップするシーンあるけど、あれって、そうする必要は、特に…ないんだよね。でも、あえて、そうしてる。
あれは、なっちゃん判断だ。つまり、自分が、そうすることで、他の3人も個性を出しやすくなるってこと。わざとだ。
そして、結果、4人が、違って見える場面も数多く作れた。で、意外に、それって、曲として、幅が出せる…んだよね。
正直、24日は、4人が同じに見えたよ。表情も 表現も 仕草も 個性も…"合わせよう"。僕は、75点で、止まっている(止めている?)ように見えたんだ。
これは、全員曲ではない。せっかくの 4人 という少人数、個性を出すには、ちょうどいい人数だと思う。とにかく、もったいないわ~。
別に、1m20cm 跳んだっていい。 1回、ダンスの先生に怒られるとこまで、やってみなよ。
ただ、このカベは、結構高いよ。