指原莉乃 AKB48のジャンヌダルクになりえるか(総選挙分析ライター)
川栄李奈、入山杏奈、そしてAKBスタッフに対する”狂人”のテロ犯行の影響が大きく出ている。
警視庁万世橋署はAKBを運営するプロダクションのAKSに対してステージと客席との距離を広げ、不審物を持ち込ませないよう金属探知機を導入するなどの安全対策を求めたようだ。
あの凶行以来、AKB48の劇場公演は5/31まで中止、5/31、6/1に予定されていたナゴヤドーム、幕張メッセの握手会は延期となった。すでにAKB48以外のグループの劇場公演では手荷物チェック、最前列空席、ハイタッチ中止、金属探知機の設置など第2のテロリストに備えた対策が取られ始めた。
一方で、マスコミからは今回の”狂人”のテロ犯行とは直接関係のないAKBのビジネスに対しても、あたかも、その犯行との関係において批判的な報道がされ始め、大規模な” AKB叩き”がこれから起こるかもしれない。
この”狂人”のテロ犯行により、AKBGは「会いに行けるアイドル」という基本コンセプトであり、かつ、その収益を生み出す根源である『握手会』の続行に疑問符が投げかけられ、AKB48設立以来最大の危機に遭遇していると言ってもいいだろう。
この間、AKB48G総合プロデューサーの秋元康氏は沈黙を守り、AKBGメンバーから言葉は消え、誰一人としてこの事件に関して発言を控えていた。ブログ、Google+、Twitterなどメンバーの有するSNSは沈黙していた。
その沈黙を本日(5月27日)HKT48支配人で昨年の選抜総選挙でトップをとった指原莉乃が初めて破った。指原がTwitterを通してファンに発したメッセージは以下のとおりである。
「みなさん、今回の件での二人への激励のメッセージありがとうございます。二人にもメールで伝えました。二人、そして警備のスタッフさん、本当に心配だったんですが、快方に向かっていると聞いてほっとしています。ご心配をおかけしました。→
― 指原 莉乃 (@345__chan) 2014, 5月 27」
「りっちゃん、あんにん、スタッフさん、そして現場に居合わせたメンバーそしてファンの皆さんのショックを思うと犯人を許すことはできません。私たちは一人のせいでファンの皆さんとの交流を失いたくありません。→
― 指原 莉乃 (@345__chan) 2014, 5月 27」
「握手会にいらしたことがある方ならわかると思うんですが暖かく家庭的な感じが私は好きでした。警備がより厳重になるそうですが、それでもあの家庭的な感じは残して欲しいです。→
― 指原 莉乃 (@345__chan) 2014, 5月 27」
「一日でもはやく、みなさんも私たちも安心して、お話できる日々が戻ってくればと感じています。
― 指原 莉乃 (@345__chan) 2014, 5月 27」
「いつ再開になるのか、どんな形になるのかはわかりませんが、交流の場がなくなるのはつらいです。アイドル好きとして、AKBだけじゃなく全ての現場で握手会がなくならないように願っています。
― 指原 莉乃 (@345__chan) 2014, 5月 27」
指原は、川栄、入山へ激励をくれたファンへお礼を述べるとともに被害にあった3人への思いを綴り、このような凶行を起した犯人に対して「許すことはできない」と激しい怒りをあらわしている。さらに、このたった一人の凶行によってファンとの交流の場(握手会)を失いたくないし、一日も早く安心してファンと話ができる日が戻ってくることを願っている。ファンとの交流の場(握手会)がなくなるのはつらい。AKBだけではなくすべての現場のファンとの交流の場である“握手会”がなくならないことを願うと締めている。
AKBにとって“握手会”が縮小したり、なくなってしまうとそれこそ死活問題であり、グループはこの巨大な組織を維持する収益基盤を失ってしまう。
AKBを心よく思わない人たちはここぞとばかりに握手会の中止にまで踏み込んだAKBに対する批判を強めている。ひょっとしたら、この事件を契機にAKBを葬むりさろうという意図を持っているかもしれない。
その危険なタイミングに指原はAKBGを代表してアイドルと自らアイドルオタクのファンの両方の目線から世論が一方向に傾かないよう論陣を張ったのかもしれない。
実は、指原こそAKBGのトップに君臨するが故、アンチの格好の標的であり、過去アンチからネット上で命を狙われるような脅迫に近いメッセージを受けているのである。この事件を聞いて一番恐怖を感じたのは指原ではないのか。
そのようなアンチから脅迫を受けているトップアイドルが自らの危険をかえりみず、AKBGのみならず他の芸能関係者のためにも「ファンとの交流の場」である“握手会”の存続に全力を傾けている。
現在、AKBGで表立って発言できるような立場のものは総合プロデューサーの秋元康氏だけだが、メンバーの身の危険と握手会のどちらが大事なのかと問われればメンバーの身と答えざるをえないだろう。彼のような立場の者がそう答えた瞬間、握手会は縮小もしくは中止ということになりAKBGはにっちもさっちもいかなくなる。
そうなる前に指原が狼煙をあげてAKBGのファンに広く応援を求めているのではないか。指原がファンに投げたメッセージが次第におおきなうねりとなり、多くのAKBGファンが握手会の存続を求めるならばAKBに批判的な勢力も手を出せなくなるだろう。
もし、この危機を乗り切ることが出来れば指原は“鏡の中のジャンヌダルク”を歌う指原から“AKBGを救ったジャンヌダルク”と呼ばれるようになるのではないか。
以上
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川栄李奈、入山杏奈、そしてAKBスタッフに対する”狂人”のテロ犯行の影響が大きく出ている。
警視庁万世橋署はAKBを運営するプロダクションのAKSに対してステージと客席との距離を広げ、不審物を持ち込ませないよう金属探知機を導入するなどの安全対策を求めたようだ。
あの凶行以来、AKB48の劇場公演は5/31まで中止、5/31、6/1に予定されていたナゴヤドーム、幕張メッセの握手会は延期となった。すでにAKB48以外のグループの劇場公演では手荷物チェック、最前列空席、ハイタッチ中止、金属探知機の設置など第2のテロリストに備えた対策が取られ始めた。
一方で、マスコミからは今回の”狂人”のテロ犯行とは直接関係のないAKBのビジネスに対しても、あたかも、その犯行との関係において批判的な報道がされ始め、大規模な” AKB叩き”がこれから起こるかもしれない。
この”狂人”のテロ犯行により、AKBGは「会いに行けるアイドル」という基本コンセプトであり、かつ、その収益を生み出す根源である『握手会』の続行に疑問符が投げかけられ、AKB48設立以来最大の危機に遭遇していると言ってもいいだろう。
この間、AKB48G総合プロデューサーの秋元康氏は沈黙を守り、AKBGメンバーから言葉は消え、誰一人としてこの事件に関して発言を控えていた。ブログ、Google+、Twitterなどメンバーの有するSNSは沈黙していた。
その沈黙を本日(5月27日)HKT48支配人で昨年の選抜総選挙でトップをとった指原莉乃が初めて破った。指原がTwitterを通してファンに発したメッセージは以下のとおりである。
「みなさん、今回の件での二人への激励のメッセージありがとうございます。二人にもメールで伝えました。二人、そして警備のスタッフさん、本当に心配だったんですが、快方に向かっていると聞いてほっとしています。ご心配をおかけしました。→
― 指原 莉乃 (@345__chan) 2014, 5月 27」
「りっちゃん、あんにん、スタッフさん、そして現場に居合わせたメンバーそしてファンの皆さんのショックを思うと犯人を許すことはできません。私たちは一人のせいでファンの皆さんとの交流を失いたくありません。→
― 指原 莉乃 (@345__chan) 2014, 5月 27」
「握手会にいらしたことがある方ならわかると思うんですが暖かく家庭的な感じが私は好きでした。警備がより厳重になるそうですが、それでもあの家庭的な感じは残して欲しいです。→
― 指原 莉乃 (@345__chan) 2014, 5月 27」
「一日でもはやく、みなさんも私たちも安心して、お話できる日々が戻ってくればと感じています。
― 指原 莉乃 (@345__chan) 2014, 5月 27」
「いつ再開になるのか、どんな形になるのかはわかりませんが、交流の場がなくなるのはつらいです。アイドル好きとして、AKBだけじゃなく全ての現場で握手会がなくならないように願っています。
― 指原 莉乃 (@345__chan) 2014, 5月 27」
指原は、川栄、入山へ激励をくれたファンへお礼を述べるとともに被害にあった3人への思いを綴り、このような凶行を起した犯人に対して「許すことはできない」と激しい怒りをあらわしている。さらに、このたった一人の凶行によってファンとの交流の場(握手会)を失いたくないし、一日も早く安心してファンと話ができる日が戻ってくることを願っている。ファンとの交流の場(握手会)がなくなるのはつらい。AKBだけではなくすべての現場のファンとの交流の場である“握手会”がなくならないことを願うと締めている。
AKBにとって“握手会”が縮小したり、なくなってしまうとそれこそ死活問題であり、グループはこの巨大な組織を維持する収益基盤を失ってしまう。
AKBを心よく思わない人たちはここぞとばかりに握手会の中止にまで踏み込んだAKBに対する批判を強めている。ひょっとしたら、この事件を契機にAKBを葬むりさろうという意図を持っているかもしれない。
その危険なタイミングに指原はAKBGを代表してアイドルと自らアイドルオタクのファンの両方の目線から世論が一方向に傾かないよう論陣を張ったのかもしれない。
実は、指原こそAKBGのトップに君臨するが故、アンチの格好の標的であり、過去アンチからネット上で命を狙われるような脅迫に近いメッセージを受けているのである。この事件を聞いて一番恐怖を感じたのは指原ではないのか。
そのようなアンチから脅迫を受けているトップアイドルが自らの危険をかえりみず、AKBGのみならず他の芸能関係者のためにも「ファンとの交流の場」である“握手会”の存続に全力を傾けている。
現在、AKBGで表立って発言できるような立場のものは総合プロデューサーの秋元康氏だけだが、メンバーの身の危険と握手会のどちらが大事なのかと問われればメンバーの身と答えざるをえないだろう。彼のような立場の者がそう答えた瞬間、握手会は縮小もしくは中止ということになりAKBGはにっちもさっちもいかなくなる。
そうなる前に指原が狼煙をあげてAKBGのファンに広く応援を求めているのではないか。指原がファンに投げたメッセージが次第におおきなうねりとなり、多くのAKBGファンが握手会の存続を求めるならばAKBに批判的な勢力も手を出せなくなるだろう。
もし、この危機を乗り切ることが出来れば指原は“鏡の中のジャンヌダルク”を歌う指原から“AKBGを救ったジャンヌダルク”と呼ばれるようになるのではないか。
以上
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