今朝16日の新聞各紙は、山県市のゴルフ場の埋立地を県警が21人体制で現場検証することを報道しています。
ちょうど私が現場の写真を 2月14日のブログ に載せたばかり。
私の今の感想は5つ。
①住民の不安が的中したこと。
②岐阜市のようにならないうちにストップして良かったこと。
③森林法違反が発覚して工事停止にならなかったら、不法投棄が継続されたことは確実なこと。
④瑞浪の事件で逮捕されなかったら、不法投棄はヤミに葬られたこと。
⑤監視や注視、問題視することがいかに大事かということ。
行政、取締当局、それに住民、それぞれが役割を持っていますね。
なお、これら各紙の横には、フェロシルトについて「新たに2ヵ所で六価クロム検出」「基準超すホウ素検出」とか、「瑞浪の硫酸ピッチ、行政代執行」とか、岐阜県組織改革、情報公開や不法投棄対策増員・・」(このことは、後日報告します)とかにぎやかです。
●(岐阜新聞)山県市の産廃不法投棄 県警きょう現場検証
現場検証では、山本被告のほか、産廃を持ち込んだと認めている・・も立ち合わせ、現場の数箇所を堀り、不法投棄の実態を確認する。
●(毎日新聞)山県のゴルフ場できょう、現場検証へ
県警生活環境課と山県署などは・・山本被告から「山県にも捨てた」との供述を得て、16日、ゴルフ場敷地を現場検証する。・・山本被告が工事を請け負っていた同ゴルフ場に木ずなどの混合廃棄物を敷地約1.4ヘクタールに不法に捨てた疑いが持たれている。・・検証は捜査員21人で午前9時から行う。
●(中日新聞)産廃投棄立件へ、きょう現場検証、山県のゴルフ場
・・起訴された男らが犯行を認めており、県警は検証で裏付けをとった上で、男らを不法投棄容疑で立件する方針・・両被告は2004年3月ごろから、木くずやコンクリートがらなどの混合廃棄物を、山本被告が工事を請け負っていた同ゴルフ場の造成工事現場に持ち込み、不法投棄を繰り返したとされる。
●(読売新聞)瑞浪の不法投棄 業者ら山県でも 疑い強まり、きょう現場検証
瑞浪市日吉町の山林に、建築廃材などが不法投棄された事件で、公判中の産廃収集運搬業者らが、山県市大桑のゴルフ場「岐阜国際カントリー倶楽部(くらぶ)」内の山林にも建築廃材を不法投棄していた疑いが強まり、県警生活環境課と多治見署、山県署はきょう16日、廃棄物処理法違反(不法投棄)の疑いで、この山林を現場検証する。
これまでの調べに対し、同法違反容疑で逮捕され、公判中の御嵩町、土木建設業山本浩二郎被告(68)と、名古屋市北区、産廃収集運搬業盧(ろ)常雄被告(57)が「2004年ごろから05年2月ごろにかけ、ゴルフ場の造成地に建築廃材を埋めた」と供述している。
■硫酸ピッチ入りドラム缶は県が行政代執行へ
瑞浪市日吉町の山林に、軽油を密造する過程で出る硫酸ピッチ入りのドラム缶が不法投棄された事件で、県は15日、行政代執行を20日にも行うことを明らかにした。
県は不法投棄を認めている瑞穂市別府、土木作業員佐藤重信被告(60)(廃棄物処理法違反の罪で公判中)に対し、ドラム缶を撤去するよう措置命令を出しているが、16日の期限切れまでに実行するのがほぼ不可能として、代執行を決めた。撤去するのは、県警の現場検証で発見された硫酸ピッチ入りのドラム缶23本など。 (2006年2月16日 読売新聞)
(追記) 検証で確認、立件へ2月17日のブログ
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