昨日から県議会の一般質問。裏金事件のことに集中しています。
昨日は、名古屋で用事、それで、夕方のテレビを見て、知事の答弁の「全額返還まで『元県幹部が責任負う』 裏金問題で古田知事」というナレーションに、しっかりしていると思いました。
旧体制を担った幹部の謝罪や辞意表明は当然。
でも、今朝の新聞各紙の報道では失望。
「『梶原氏ら告発困難』 岐阜裏金 『時効が成立』」。
そんな幕引きをリードすることないのに。
いくら県警の見解がそう(たぶん)だからといって。
県警と対峙し続けた宮城県知事の浅野史郎さんの当時のことを調べて欲しい、岐阜県知事の古田さんには。
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● 「梶原氏ら告発困難」 岐阜裏金 「時効が成立」 10.4 中日
岐阜県庁の裏金問題で、古田肇知事は3日の県議会で、梶原拓前知事ら元県幹部の刑事責任について「これまで判明した事実の下では、追及することは容易ではない」と述べ、現時点での刑事告発は困難との見解を明らかにした。
古田知事は、梶原氏の背任罪については「財産上の損害発生の認識などの構成要件の立証」「5年の時効」など、県職員組合への裏金集約に関与した当時の幹部についても「時効の成立」が問題として、いずれも告発は困難との見方を表明した。
県議会では、梶原前県政を支えたかつての与党議員からも「裏金の総点検を行わなかった重大な責任がある」など梶原氏への批判が続出した。
古田知事は一連の問題で「『裏金の岐阜』などと報じられ岐阜の名を大きく傷つけた。深くおわび申し上げます」とあらためて県民に謝罪。信頼回復と県政の再生に全力を挙げる決意を示した。
● 全額返還まで「元県幹部が責任負う」 裏金問題で古田知事 10.4 中日
三日から三日間の日程で始まった県議会九月定例会の一般質問は、裏金問題に集中した質疑が展開された。県政自民クラブ、民主党の代表質問を含め五人全員がこの問題を取り上げ、古田肇知事は「深くおわびします」とあらためて謝罪。「県民の信頼回復と県政再生に向けて職員一丸となって取り組む」との決意を述べた。また、梶原拓前知事ら元県幹部八人は県職員OBの全額返還まで責任を持つべきだと表明する一方、梶原氏の東京出張のホテル代への裏金使用問題については「必要な事実解明はされた」との認識を示した。 (県裏金問題取材班)
【現職、OBの不公平問題】
厳しい処分を受けた現役職員と、処分を受けない県職員OBとの不公平について、田口、林、伊藤の各氏が質問。古田知事は「退職者を処分する方法がない」とした上で「(OBが負担する約八億七千万円の)全額が返還されるまで梶原氏ら八人の責任は継続する」と述べ、梶原氏らは自身の負担分だけでなくOB返還分全額まで責任を負うとの考えを表明した。
また議員側は「現職だけの処分はトカゲのしっぽ切り」「県民は、梶原氏の負担は少ないと批判している」と追及。古田知事は、懲戒免職の四人が退職金計約八千百万円を受け取れなくなったことを挙げ、「同様の行為を行った退職幹部も、仮に現職であれば同様の処分になったであろうことを重く受け止め、責任ある対応をしてほしい」と述べた。
【梶原、森元両氏の証言食い違いについて】
梶原氏の宿泊代に裏金が充てられていたことなどをめぐり、梶原氏と森元恒雄元副知事の証言に食い違いがあることについて林氏が質問。古田知事は、あらためて森元氏の証言の信ぴょう性を支持した。
検討委員会が追加調査の結果、一九九六年度の途中まで、梶原氏の宿泊費の一部に不正資金が充てられていたと最終判断を下したことを挙げて「必要な事実の解明はされたと考えている」と明言。自ら調査する意向を示している梶原氏の姿勢に疑問を呈した。
また伊藤氏への答弁では「かつての県政のトップとナンバー2との意見の食い違いは誠に残念の極みだ」とした。
【刑事責任】
梶原氏ら当時の県幹部に対する刑事告発の可能性についても質問が相次いだ。
古田知事は「法律上、公務員は犯罪があると判断すれば告発しなければならない」とした上で「弁護士による検討委員会で十分議論してもらったが、証拠や時効の関係で刑事責任の追及は難しい」と、以前からの主張を述べる一方で「新たな事実が判明すれば、刑事告発の検討もあり得る」と語った。
【原因と背景、再発防止】
田口氏、林氏の質問に古田知事は「官官接待と予算使い切り。いずれも必要悪という誤った認識のもと、継続的に使われてきた」と指摘し、「不正資金が存在したにもかかわらず、幹部が否定したことが今日の事態になった」とした。
県がプログラムで示した全四十一項目の再発防止策について「すべての項目で速やかに実施したい。県政監視委員会は十一月中に発足させたい。公金支出のインターネット公開は十一月初旬には開始したい」との見通しを明かした。さらに、当時の幹部が情報を隠そうとしたことに触れ、管理職に求められる姿勢として「組織をマネジメントする自覚と、組織を正しい方向に導く高い倫理観」を挙げた。
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