昨日１０日、毎年恒例の山県市議会の臨時議会。
ここの議会は、自民系の会派である「山県クラブ・９人」と「市政クラブ・１０人」 （Webページに名簿があった） 、公明党・１人、共産党・１人、私の２２人。山県クラブと公明党が組むので、市長与党が１０人ずつという構図。
今回、副議長選挙で想定外のことが起きたらしい。
いつもの選挙、共産党は自分に入れる。
私は、その都度「この人がいい」と思う人に入れるようにしている。突然１票入って(でも、誰が入れたかは分からないから)慌てることもあるという。悪い気はしないのだろうけど。
今回、３月の県議選に副議長が立候補したことで欠員だったので、まず、開会の冒頭で副議長を決めてから議事進行、議案が終了してから、議長の選挙。
副議長選挙の結果が想定外だったので、その波紋で議長選挙も崩れかけ。
(写真をクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大
 【副議長選挙】
藤根（市政クラブ）１１票
後藤（山県クラブ）１０票
中田（共産） １票
【議長選挙】
村橋（市政クラブ）１８票
村瀬（山県クラブ） ２票
中田（共産） １票
無効 １票
【事務組合議員】
後藤（山県クラブ）１８票
中田（共産） ２票
小森（山県クラブ） １票
影山（市政クラブ） １票
ちょうど北海道の登別市議会が、「議長をやりたい人の立候補制」「議場で立候補者が演説を行った上で投票する」ことを試みようとしたが断念したとの記事が今朝の新聞で流れた。
レベルが違う・・・
それはともかく、教育長の再任の前提の「教育委員任命同意」の議案が２日に告示されていた。 しかし、その後に ２日夜の事件＝市内の伊自良南小学校長の飲酒運転・事故
昨日の議会、予定議案から除かれ、閉会後に教育長が「お詫びとお礼の挨拶」。
即ち、学校長の事件の監督責任としてのお詫び、５月１４日の任期で教育長を辞すとしてのお礼だった。
合併前の高富町の中学校長時代、荒れた学校を建て直し、旧慣にとらわれず、良いことは採り入れ、子どもたちや親からの希望も良いことはすっと採り入れたりした。
その後、県に戻っていたが、高富町から乞われて、県職員を辞しての教育長就任。
続けてやる気があったのに、タイミングが悪すぎた・・・(事件の責任という関連は否定しているけれど)事件の後始末としては、とても残念なことだ。
● 登別市議会 議長の立候補制断念 地方自治法抵触の恐れ ５月１０日 北海道新聞
【登別】定例会の回数削減など独自の議会改革を進める登別市議会は九日、ほぼ合意していた立候補制による議長選出を断念した。地方自治法に抵触する恐れがあるためで、議員からは「まさか立候補が認められないなんて」と落胆の声が上がっている。
登別市議会は今月一日、七日の会派会長会議で、立候補を募り、十五日の臨時会で市民が傍聴する中、議場で立候補者が演説を行った上で投票する方針を固めていた。会派が協議して候補を絞り込んで選出する従来のやり方を改め、意欲のある議員を議長に選び、議会運営を活性化させるのが主な狙いだった。
ところが、議会事務局が地方自治法を調べたところ、議長選出の手続きは公職選挙法に準じ、その中で立候補制は明記されていないことが判明。さらに全国町村議会議長会（東京）監修の「議会運営質疑応答集」に、「議長を希望する議員が事務局長に対し立候補を届け出ることは認められていない」と書かれていることが分かり、事務局は「違法性の疑いがある」と判断した。
会派会長会議で議長を務めた熊野正宏市議は「市民に議会改革に取り組む各議員の意欲や熱意を表す絶好の機会だったのに」と残念がる。
全道市議会議長会（札幌）によると、「道内の市で立候補制導入の動きはほかに聞いたことがない」という。総務省は「立候補制についての問い合わせや地方自治法改正の要望はない」と話す。
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(５．１４追記) 三重県よろずやさん が、 三重県議会では所信表明会までやってますよ、とお知らせくださいました。トラックバックをご覧下さい 5月17日(木)13:30～ 三重県議会／正副議長立候補者所信表明会
そういう議会もあることは知っていましたが、この投稿は、「ここの議会と他所の違いを分かりやすく」比較させたいという旨に絞りました。
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