●マオウ
マオウ
中国満州から内蒙古原産のフタマタマオウ(マンシュウマオウ)といわれるもので、本種並びに同属植物の地上茎を生薬マオウ(麻黄)と称して気管支喘息などの鎮咳薬の目的で用いる。
麻黄は葛根湯、小青竜湯、五積散、麻黄湯、麻杏甘石湯など多くの漢方処方に配合されるもっとも重要な生薬の一つである。喘息薬あるいは風邪薬に咳止め薬として配合されるエフェドリン(ephedrine)の製造原料である。
フタマタマオウの名の由来は写真を見てわかるように茎から雌花が二股にわかれて付けることによる。(→関連リンク)
● 抗喘息薬エフェドリンの製造原料マオウ(麻黄)
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