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てらまち・ねっと



 安倍氏は「消費税を上げる」と宣言して、何らの国会議論無く冒頭解散した。そうなのに、今は演説ではほとんど触れ無い様子。ニュースで流れている映像に「消費税」のことは皆無に近い。

 以前は第一野党の民進党が「消費税」増税と言っていたので、民進の「消費税増税分の使途」との主張を流用するこで「争点ぼかし」したつもりだった。
 ところが、野党の組み換えで、野党が「消費税」の凍結を公約することが明確になったので、「消費税」増税は言わないことにした、それがありあり。
 やっぱり、森友・加計など批判をさせないようにして、突然の選挙で支持率を回復させようとした「アベノタメノ解散」。

 「選挙を断行する賭け」という点では、今年の春、イギリスのメイ首相がEU離脱交渉を力強く進めるためにと、しかも、選挙には勝てると踏んで突然解散、しかし結果は与党が負けて苦境にいる。 

 元に戻って、日本の今の選挙、紙版として出される「政党」の公約は一応は整っている。
 そのあたり、公約の比較や安倍氏の周辺状況などを記録しておく。

●改憲・消費税、違いくっきり=各党主要政策比較/時事 2017/10/03
●財政健全化、また先送り 自民公約、消費税の使途拡大/朝日 10月3日
●首相が演説場所を変更 「反安倍」ヤジを警戒 /日経 10/5

●【社説】安倍氏の総選挙、メイ首相の二の舞いか。早期の勝負に賭けたが、英国の下院選のようにその戦略は逆効果になりかねない/
ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 9月26日

●解散総選挙、海外でどう報じられた?「安倍氏はメイ首相の悲運を辿らないように祈りはじめている」「今や、今回の総選挙のスポットライトは小池氏に当たっている。」/ハフィントンポスト 9月29日
●メイ英首相に辞任圧力、党大会スピーチ不発-不運なハプニング重なる/ブルームバーグ 10月5日

●安倍首相を痛烈批判 15年寵愛のNHK美人記者“反旗”の衝撃/日刊ゲンダイ 9月9日

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●改憲・消費税、違いくっきり=各党主要政策比較【17衆院選】
         時事 2017/10/03
 10日公示の衆院選に向け、与野党の主要政策がそろいつつある。自民、公明、希望、日本維新の会4党は憲法改正を支持し、立憲民主党と共産党は慎重・反対の立場だ。一方、2019年10月からの消費税増税については、自公両党が実施を訴えるのに対し、希望や立憲民主党は先送りを主張。項目によって違いがくっきりと表れている。
舌戦・衆院選(3日)【17衆院選】

 選挙戦は、(1)自公(2)希望・維新(3)立憲民主、共産など-の3極が争う構図が固まりつつあるが、各党の主張は必ずしもこうした対立の図式と重なり合わないのが今回の特徴だ。

 自民党は公約に、9条改正などを国会発議し、改憲を目指すことを明記した。公明党も公約骨子で、憲法に関する党の基本姿勢を打ち出す方針。希望は公認候補に改憲支持を約束させており、維新を含む4党が主な「改憲勢力」と位置付けられそうだ。

 ただ、安倍晋三首相が打ち出した自衛隊の根拠規定を追加する9条改正について、希望の小池百合子代表(東京都知事)は「3項を付け加えるのは理解に苦しむ」と疑問を呈した。各党の改憲項目の優先順位は主張を吟味する必要がある。

 立憲民主党の枝野幸男代表は、改憲自体を否定はしないものの「安全保障法制という違憲部分を含んだものが存在する中で自衛隊を明記すれば、違憲部分を追認することになる」と指摘。9条改正反対で共産党と足並みをそろえる。

 安保関連法に関する各党の主張も、憲法をめぐるそれぞれの立ち位置と重なる。希望も基本的には安保法支持の立場だ。
 一方、憲法、安保政策の各党の立ち位置とがらりと変わるのが消費税増税をめぐる問題だ。

 自民党は19年10月の消費税増収分の使途を変更して教育無償化にも充当するプランを掲げ、公明党も同調している。
 これに対し、希望は「ただ増税では消費を冷え込ませるだけだ」(小池氏)と主張。立憲民主党も「増税を予定通り実行することは国民の理解を得られない」(枝野氏)とし、維新を合わせたこれら3党は増税凍結の立場でそろう。

 原発政策でも、希望は「30年原発ゼロ」を掲げ、自公両党との違いをアピールする構えだ。希望は原発政策ではむしろ、民進党の政策を引き継ぐとしている立憲民主党や共産党に近い。

●財政健全化、また先送り 自民公約、消費税の使途拡大
        朝日 2017年10月3日
 自民党が2日公表した衆院選の公約では、これまで「2020年度」としてきた財政再建目標の達成時期が明記されなかった。達成断念は、消費税の使い道を教育無償化などに広げることが理由。国と地方の借金が1千兆円を超えるなか、衆院選では財政健全化に向けた姿勢が厳しく問われることになる。

 自民党は第2次安倍政権の発足後に行われた13年参院選、14年衆院選、16年参院選で、いずれも国と地方の基礎的財政収支(プライマリーバランス=PB)を20年度に黒字化すると公約に明記してきた。

 しかし、今回は「PBを黒字化するとの目標は堅持」「財政健全化の旗は明確に掲げつつ」などとうたいながら、達成時期は書き込まなかった。20年度に代わる達成目標も「達成に向けた具体的計画を策定する」と書いただけだ。

●首相が演説場所を変更 「反安倍」ヤジを警戒
     日経 2017/10/5 19:00
 安倍晋三首相(自民党総裁)は5日、神奈川県内で予定していた街頭演説の場所を変更した。交流サイト(SNS)上で首相に批判的な人々が「押しかけてヤジをしよう」などと呼びかける書き込みが相次いだためだ。首相側は混乱を回避するため、当初予定していた場所から小田急線向ケ丘遊園駅前に変えて演説した。約15分間の演説中に目立ったヤジはなかった。
・・・(略)・・・

●【社説】安倍氏の総選挙、メイ首相の二の舞いか
早期の勝負に賭けたが、英国の下院選のようにその戦略は逆効果になりかねない

       ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 2017 年 9 月 26 日
 安倍晋三首相は25日、衆議院の解散と総選挙の実施を表明したが、その狙いは野党の足並みの乱れにつけ込み、与党・自民党に対する自身の手綱を強めることにある。だが英国のテリーザ・メイ首相が6月に実施した総選挙で示したように、その戦略は逆効果になりかねない。安倍氏の賭けは、強さではなく弱さの表れだ。

 安倍首相の支持率は今年、2つの学校法人を優遇したとの疑惑を受けて、一時約30%まで低下した。だが評判の悪かった防衛相が7月に辞任し、続いて内閣改造を実施したこともあって、現在・・・(略)・・・

●解散総選挙、海外でどう報じられた?「安倍氏はメイ首相の悲運を辿らないように祈りはじめている」「今や、今回の総選挙のスポットライトは小池氏に当たっている。」
       ハフィントンポスト 2017年09月29日 南 麻理江 ハフポスト日本版ニュースエディター

(左)報道陣の取材に応じる東京都の小池百合子氏=9月27日撮影、(中)衆議院選挙に向け、街頭演説に立つ安倍晋三氏=9月28日撮影、(右)民進党両院議員総会で「希望の党」との事実上の合流を提案する前原誠司代表=9月28日撮影
衆院が9月28日に解散され、総選挙は10月22日に投開票される。

安倍首相は9月25日の記者会見で「国難を突破するため国民の信を問う」と解散の意向を表明し、与党で過半数(233議席)獲得を目標に掲げた。一方、民進党は前原誠司代表は28日、同党が小池百合子氏率いる「希望の党」へ事実上合流し総選挙に臨むと表明した。

安倍首相の解散判断、希望の党と民進党の事実上の合流を海外の報道機関はどのように報じたか?一部を紹介する。

■「安倍氏は北朝鮮をうまく利用している」?

●米ニューヨーク・タイムズ「安倍は北朝鮮をうまく利用している」
ニューヨーク・タイムズは今回の解散総選挙について、「安倍氏は北朝鮮危機をうまく利用している」というアナリストの見方を報じた。

「自分の都合のいいタイミングで解散総選挙を実施するために、北朝鮮というカードを利用している」などとした。

また、「北朝鮮は、安倍氏が北朝鮮脅威に対応できる唯一の人物だという日本国民の感情を生む手助けをしている」という別の専門家の分析も報じている。

●米CNN「選挙の年に天皇退位が重なることを避けたかった?」
CNNは、安倍氏は森友・加計学園問題の追及を避けてこのタイミングで解散総選挙に踏み切ったという見方を示した。

「安倍氏は、スキャンダルによって追い込まれきた。国会が再開されてさらなる追及を受けることを恐れたのだろう」という専門家の分析を報じた。

また「選挙の年に天皇退位が重なることを避けたかったのでは」といった見方も報じている。

■小池氏「希望の党」の登場で状況はどう変わる...?

●英テレグラフ「今や、スポットライトは小池氏に当たっている」
テレグラフは、小池氏への注目度の高さを伝えた。

「今や、今回の総選挙のスポットライトは小池氏に当たっている。メディア慣れしていて、かつてニュースキャスターも務めた、自民党の元大臣である東京初の女性都知事だ」と報じた。

また、小池新党の出現により安倍自民の状況が変わっていることを、イギリスのメイ首相になぞらえて報じた。

「安倍氏は今や、彼の選挙ギャンブルが、6月の解散総選挙で大敗したメイ首相と同じ悲運を辿らないよう祈っているかもしれない」と報じた。

また、「あらゆる国の有権者は今、現状に失望しきって、たとえ深刻なリスクであったとしても、リスクをとって変化を起こそうとする機運が高まっている」という別の専門家の分析も報じた。

●英エコノミスト「日本メディアは『安倍VS小池』と報じている」
エコノミストは「日本のメディアはすでに、今回の選挙は『安倍氏VS小池氏』という風に報じているが、両者とも政策にほぼ違いがない」とした上で、「3.11以降閉鎖中の原発を再開させようとする安倍氏の動きに待ったをかける『希望の党』はその点で人気が出るだろう」と報じた。

●豪ABC「この何年もの間で最も興味深い事態になりうる」
オーストラリアの放送局ABCは、「希望の党」の公式動画を紹介しながら、民進党と希望の党の合流の動きに触れ、「日本の政治のこの何年かの動きの中で、最も興味深い事態になりうる」と報じた。

■小池新党の存在感に否定的な見方も
●韓国・聯合ニュース「小池氏の極右偏向の歴史認識がまな板に載せられる」

韓国の聯合ニュースは、小池氏が関東大震災の朝鮮人虐殺を認めない発言を繰り返していることを念頭に「小池氏の極右偏向の歴史認識がまな板に載せられる」と報じたという。

小泉内閣で環境相だった小池氏が靖国神社を参拝したことも紹介されている。

 *  *
■総選挙の争点は?
安倍晋三首相は25日の記者会見で、企業の設備投資や人材投資を促す「生産性革命」、幼稚園・保育園の費用無償化や低所得者の高等教育を無償化する「人づくり革命」を2大目標に掲げた。また、その財源として2019年10月に消費税率を10%引き上げ、その増収分を充てるとした。

また、核実験やミサイル発射を繰り返す北朝鮮問題への対応についても「国民に問いたい」とし、解散は『国難突破解散』だ」とアピールした。

記者会見では言及しなかったが、自民党は憲法9条に自衛隊の存在を明記するなど、改憲についても公約に盛り込む方針で、重要な争点になる。

一方で野党側は今回の解散は学校法人「森友学園」「加計学園」の問題隠しだと反発してきた。希望の党の小池代表は「大義なき解散・総選挙」と批判し「消費税増税の凍結」「原発ゼロ」などの政策を掲げている。

●メイ英首相に辞任圧力、党大会スピーチ不発-不運なハプニング重なる
         ブルームバーグ 2017年10月5日 21:33
メイ英首相は保守党議員らの信頼を失いつつあり辞任を考えるべきだと、元閣僚のエド・ベイジー議員が発言した。保守党党大会でのスピーチで党の結束を回復しようとする首相の努力は不発に終わった。

  保守党に所属するベイジー議員は5日のBBCオックスフォードとのインタビューで、メイ首相が辞任すべきかとの問いに「辞任すべきだと強く感じている人が相当多数いると思う」と答えた。「非公開の場では皆、非常に心配している。今は難しい状況だ」と語った。
  首相は4日の党大会でのスピーチで、下院での過半数を失うことになった6月の選挙について謝罪し、指導力の回復を図った。しかしコメディアンの乱入や咳の発作、最後には首相の背後に貼られていた保守党スローガンの文字がはがれ落ちるなどハプニングが続き、思うような効果を挙げられなかった。

●安倍首相を痛烈批判 15年寵愛のNHK美人記者“反旗”の衝撃
        日刊ゲンダイ  2017年9月9日
 なにがあったのか――。安倍首相が寵愛してきた美人記者が反旗を翻し臆測を呼んでいる。NHKの岩田明子解説委員が、最新号の文芸春秋に「安倍総理<驕りの証明>」という一文を寄稿しているのだ。

 12ページの長文は、大部分が普通の政治解説だが、随所に痛烈な安倍首相批判がちりばめられている。<なぜここまで凋落してしまったのか。十五年間にわたり安倍首相を取材してきた私には、その原因が安倍首相の「驕り」にあると思えてならない><ジョン・アクトンは「絶対的な権力は絶対に腐敗する」という金言を残した><権力は、時が経つと疲弊し変質する>と、バッサリ切り捨てているのだ。

 岩田解説委員は、8日夕方の「シブ5時」というニュース番組の中でも、「支持率低下の要因は政府の緩みとある種の驕り」「一時的な現象ではなく政府が変質していった結果」と、冷たく言い放っている。

 国民からすればまっとうな“安倍批評”だが、周囲から「御用記者」と揶揄されるほど安倍首相ベッタリだった岩田解説委員が、文芸春秋で<驕り><権力は腐敗する>などと書いたことで、安倍首相周辺に衝撃が走っている。

 岩田解説委員は、わざわざ安倍首相の私邸近くに引っ越すほど、入れ込んできた。15年間、蜜月だった2人の間になにがあったのか。

「文芸春秋の原稿は、岩田さんの方から『書きたい』と急に言ってきたようです。どうやら、アッキーの秘書だった谷査恵子さんに対する対応について苦言を口にしたら、安倍首相にけむたがられ、それ以来、関係がこじれたようです。これまで岩田さんは、必ずと言っていいほど安倍首相の外遊に同行していたのに、今回の訪ロには同行していない。関係が悪化しているのでしょう」(自民党関係者)

 安倍首相の周辺では、総理の側近中の側近である今井尚哉首相秘書官も、記者とのオフレコ懇談で<(安倍首相に)驕りが出てきたのは、総裁の任期が3期に延長が決まったところからだ>などと、安倍首相を批判している。さらに「日本版NSC」の谷内正太郎局長も辞任を願い出たという話が伝わっている。

 ここまで周囲の人物が次々に離れていくのは異常だ。政権末期の様相である。

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