毎日、1000件以上のアクセス、4000件以上の閲覧がある情報発信ブログ。花や有機農業・野菜作り、市民運動、行政訴訟など
てらまち・ねっと



 世界の著名人らが裏工作で税金逃れしていた記録、いわゆる「パナマ文書」が昨年公表され、大きな波紋を呼んだ。日本の関係者も少なくなかった。
 そのジャーナリストの一人が、暗殺されるという事件が起きた。仕組んだのは誰か・・・

 そういうショッキングなことが実際にあったので、今日は次を記録した。
 ●パナマ文書報道の女性記者殺害=自宅付近で車爆弾さく裂-マルタ/時事 2017/10/17
 ●パナマ文書報道に参加の記者暗殺、マルタで自動車爆弾が爆発/ロイター 10月17日
 ●パナマ文書報道の記者、車爆弾で殺害か 首相は捜査約束/朝日 10月17日
 
 ●「パナマ文書」報道にピュリツァー賞 租税回避実態暴く/朝日 2017年4月11日

 なお、このブログでは、昨年は次を記録している。
 ★ 2016-04-05 ◆「パナマ文書」という秘密の暴露の波紋

 ★ 2016-05-02 ◆脱税・パナマ文書/20万社以上/ 日本企業“61兆円”隠れ資産/5月10日に実名公表 日本企業も

 ★ 2016-05-12 ◆「パナマ文書、本当の暴露はこれから」「最も裕福な人々の課税逃れ」(ニューズウィーク)/不公平感

 なお、今朝の気温は14度。台風の後で風が強く、上り方向は向かい風、下りは追い風、トータルであまり快適ではないウォーキングだった。

人気ブログランキング = 今、2位
人気ブログランキング参加中。気に入っていただけたら ↓1日1回クリックを↓
 ★携帯でも クリック可にしました →→ 携帯でまずここをクリックし、次に出てくる「リンク先に移動」をクリックして頂くだけで「10点」 ←←
 ★パソコンは こちらをクリックしてください →→←←このワン・クリックだけで10点

●パナマ文書報道の女性記者殺害=自宅付近で車爆弾さく裂-マルタ
       時事 2017/10/17-18:1
16日、マルタ・ビドニジャにある記者ダフネ・カルアナガリチアさんの自宅付近で、爆弾が仕掛けられた車の残骸を調べる警察官ら(AFP=時事)
 【バレッタAFP=時事】地中海の島国マルタの女性記者ダフネ・カルアナガリチアさん(53)が16日、マルタ島北部の自宅付近で自身の車に仕掛けられた爆弾によって殺害された。

 マルタのムスカット首相の夫人は、各国指導者らのタックスヘイブン(租税回避地)利用の実態を記載した「パナマ文書」で知られる中米パナマの銀行に隠し口座を保有していたと批判を浴びており、カルアナガリチアさんは口座について、アゼルバイジャンの銀行関係者からのリベート受け取りに使われたと主張していた。

 目撃者の証言によると、カルアナガリチアさんの体は爆発により近くの畑に吹き飛んだ。地元メディアの報道によれば、カルアナガリチアさんは何者かに脅迫を受けたとして、今月初めに警察に訴えていた。

 ムスカット首相は事件に関し「政治的にも個人的にも、彼女が私を厳しく批判してきたのは周知の事実だが、このような野蛮な行為を正当化できる者などいない」と強く非難。総力を挙げて捜査に努めるよう治安当局に指示した。


●パナマ文書報道に参加の記者暗殺、マルタで自動車爆弾が爆発
       ロイター 2017年10月17日
[バレッタ(マルタ) 16日 ロイター] - 世界の富豪や権力者が租税回避地を利用している実態を暴露したパナマ文書報道に参加したジャーナリストが16日、自宅のある地中海のマルタで自動車爆弾により殺害された。

ダフネ・カルアナガリチアさん(53)は同国では調査報道で知られる著名なジャーナリスト。彼女が運営するブログは、政党を問わず政治家の汚職を追及し、高い支持を集めていた。

事件の30分前にもカルアナガリチアさんはブログを更新しており「あちこちに不正を行っている人たちがいる。事態は深刻だ」と書いていた。

地元住民によると、カルアナガリチアさんが自宅を出て、自分の車を運転していたところ、突然車両が爆発した。爆風で車体が道路の外へ吹き飛ばされるほどの威力だった。

同国のムスカット首相は「報道の自由に対する野蛮な攻撃」と事件を非難するとともに、米連邦捜査局(FBI)が捜査協力を申し出たことを明らかにした。

カルアナガリチアさんは今年ブログで、ムスカット首相の妻がパナマ企業の実質的なオーナーであり、同企業とアゼルバイジャンにある複数の銀行口座の間で多額の資金が動いていたと報じていた。首相は不正を否定するとともに、カルアナガリチアさんを提訴していた。

地元テレビ局はカルアナガリチアさんが2週間前、脅迫を受けたとして警察に被害届を提出していたと報じた。

●パナマ文書報道の記者、車爆弾で殺害か 首相は捜査約束
    朝日 2017年10月17日
 欧州連合(EU)に加盟する地中海の島国マルタからの報道によると、同国で16日、政治家の腐敗告発で知られ、租税回避地をめぐる「パナマ文書」報道に加わった女性の調査報道ジャーナリスト、ダフネ・カルアナガリチアさん(53)が車を運転中に爆弾が爆発、カルアナガリチアさんは即死した。ムスカット首相は「我々の民主主義にとって暗い日となった」と述べ、徹底的な捜査を約束した。

「パナマ文書」報道にピュリツァー賞 租税回避実態暴く
 カルアナガリチアさんは中米パナマの法律事務所から流出したパナマ文書をもとに、ムスカット首相の妻らがパナマに会社を置き、アゼルバイジャン首脳に近い銀行から受け取った大金を隠していたとする疑惑を報道。ムスカット首相が潔白を主張して今年6月、前倒し総選挙に踏み切った経緯がある。

 16日夕、カルアナガリチアさんが車で自宅を出発した直後に爆弾が爆発。車は近くの畑まで吹き飛ばされたという。

 カルアナガリチアさんは複数のメディアで与野党を問わず政治家の腐敗を追及してきた。AP通信によると、ブログで疑惑を報道した野党政治家に名誉毀損(きそん)で訴訟を起こされた。(ウィーン=喜田尚)

●「パナマ文書」報道にピュリツァー賞 租税回避実態暴く
        朝日 2017年4月11日
 米国の優れた報道に贈られるピュリツァー賞の受賞作が10日、ニューヨークのコロンビア大学で発表され、解説報道部門で、各国指導者らのタックスヘイブン(租税回避地)関与の実態を暴いた「パナマ文書」を報じた「国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)」など3団体・社が選ばれた。

 ICIJは、カリブ海の英領バージン諸島などの租税回避地の会社設立などを手がけるパナマの法律事務所の内部文書を入手。設立された21万余の法人に関する情報を分析し、会社株主に名を連ねていたアイスランド首相が辞任に追い込まれたほか、税逃れ対策の国際ルール作りを後押しするなど、世界的に大きな影響を与えた。

 この報道には、約80カ国のジャーナリスト約400人が国や報道機関の枠を超えて取り組んだ。日本からはICIJと提携する朝日新聞と共同通信の記者が加わり、日本人が会社の利益や知的財産権を租税回避地の法人に移した事例などが見つかった。同賞は米国での報道が対象だが、授賞理由の中ではこうした国際的連携にも触れられた。

 賞の中で最も権威のある公益部門は、警察が迷惑防止法を盾に適正な法手続きを回避し、「犯罪に使われる」との理由で黒人やヒスパニックら少数派を自宅などから強制退去させていると共同で報じたニューヨーク・デイリーニュース紙と非営利報道機関プロパブリカへの授賞が発表された。

 国内報道部門では、昨年の大統領選期間中に候補者だったトランプ大統領の慈善活動の誇張ぶりを探ったワシントン・ポスト紙のファレンソルド記者に授賞。国際報道部門では、政敵の排除やネット上での攻撃などで権力を拡大するロシアのプーチン政権の姿を描いたニューヨーク・タイムズ紙が選ばれた。(ニューヨーク=鵜飼啓)


コメント ( 0 ) | Trackback ( )