「アベノタメノ解散」と言われて始まった総選挙。紆余曲折を経つつ、明日は投票日。大波乱かと思われたけど、野党第一党が実質解党。自壊しただけで・・・とはいえ、最後の投票日は台風の襲来。
そんなことより、森友・加計問題から逃げ続けるトップ安倍、例えば、次の報道。
●共同通信(10/8)は、≪首相、加計報道で朝日批判 気色ばみ「チェックを」≫ としている。
官僚も一体で、
●霞が関「かけかくし」 加計文書の開示は選挙翌日の23日/田中龍作 10月17日 。
しかし、国民は選挙の状況にかかわらず森友・加計問題の放置は認めない。
そのことは報道には明瞭。
●河北は、≪<衆院選宮城>首長アンケート 森友・加計問題に厳しい目 首相説明に8割「評価せず」≫
●日経ですら、≪森友・加計問題、議論深まらず 衆院選≫(10/8)
●産経さえも、≪【主張】森友・加計問題 説明責任は選挙後も続く≫(10.13)
●毎日は、≪「森友・加計」論戦空回り 首相、街頭では触れず≫(10月19日)
●信濃毎日は、≪「社説 衆院選に問う 森友・加計問題 説明責任をどう果たす≫(10月19日
市民側は、例えば
●安倍首相を山口地検に告発 今治加計獣医学部めぐる詐欺幇助罪で モリ&カケ疑惑追及の2市民団体/長周新聞 10月18日
そんなこと考えながら、明日の投票日の投票先をやっと決めた。若いころから特定の政党や組織は支持せず、紛れない無党派(層)、しかも政治に積極的な無党派の典型と思ってきた。そんな自分自身の今回の投票先は・・・
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●森友・加計問題、議論深まらず 衆院選
日経 2017/10/18 0:30
衆院選は先の通常国会で最大の争点だった学校法人「森友学園」や同「加計学園」の問題を巡る議論が深まっていない。安倍晋三首相(自民党総裁)は「丁寧に説明を尽くす」と主張しつつ、街頭演説では積極的に触れていない。野党は「疑惑隠し」などと批判。双方の議論はすれ違ったまま、22日の投開票が迫っている。
■疑惑隠し解散か
「何かよっぽど不都合なことを隠したんじゃないでしょうか」。希望の党の小池百合子代表(東京…
●「森友・加計」論戦空回り 首相、街頭では触れず
毎日 10月19日
今回の衆院選では、学校法人「森友学園」「加計学園」の問題を巡って、安倍晋三首相の政治姿勢が問われている。しかし、首相は街頭演説で「潔白」を訴えることをせず、野党の土俵に乗らない戦術を徹底。結果的に論戦は空回り気味だ。自民党は中盤まで堅調を維持しており、「モリ・カケ」はこのまま幕引きになってしまうのか。【光田宗義、円谷美晶】
首相は公示前の8日、日本記者クラブ主催の討論会で、加計問題について「これまで予算委員会や閉会中審査…
●霞が関「かけかくし」 加計文書の開示は選挙翌日の23日
田中龍作 2017年10月17日
今治市出身の夫を持つ女性が、政府に対して行った加計文書開示請求で、内閣府と文科省が「10月23日に開示する」と回答していたことがわかった。きょう、女性と代理人弁護士らが司法記者クラブで会見し明らかにした。10月23日は衆院選投票日の翌日である。
これらの文書が選挙中に世に出ていれば加計問題は再燃していた。選挙投票日(22日)の翌日で安倍自民圧勝に世の中が騒然としている中でなら問題にならないと踏んだのだろうか。狙い澄ましたような日程は明らかに加計隠しである。
23日は文科省の大学設置・学校法人審議会が今治・加計獣医学部の認可答申を行うのではないかと目されている日でもある。ドサクサに紛れての情報開示だろうか。
今回の開示請求は、今治市民の情報公開請求で明らかになった約1万ページの「今治加計文書」に呼応する政府側の資料に対して行ったもの。
情報公開請求は8月にかけられ、一部は不開示となった。9月21日に開示されるはずだった文書は、10月23日まで期限延長になった。安倍政権の致命傷になるであろう記録は不開示にし、出してもいい文書まで選挙が終わるまでは開示しないのである。
10月23日に開示予定の文書は、文科省内にあるとみられる「京都産業大学」や、「獣医学部」と書かれたメール類と、内閣府の特区ワーキンググループのヒアリングに関するデータなど。
安倍政権にとっては都合の悪い情報がどこまで開示されるだろうか。
獣医学部校舎設計図。工事関係者から流出した。水増し請求やズサンな設計によるバイオハザードの危険性が明らかになるため、政府は開示しない。
10月23日と期限を定めたことについて「選挙中に開示すると影響が出るからか、あるいは設置審答申が出てからということなのか、説明はあったか」と会見で拙ジャーナルは質問した。
女性の代理人である海渡雄一弁護士は「(なぜ10月23日かとの)説明はなかった。あまりに微妙すぎる日程だ」と頭をひねった。
獣医学部の設計図(文科省)や、今治市職員が官邸に行ったとされる15年4月2日の出張記録に呼応する官邸側の記録(内閣府)など、不開示とされた文書について、女性は同日、不服申し立てを済ませた。
入場記録さえないと主張する官邸が、今後何か出してくるとも思えない。
海渡弁護士は「官邸は丁寧に説明すると言いながら、完全に拒否回答だ。文書が残っていないとすれば公文書管理法違反」と語気を強めた。
~終わり~
●<衆院選宮城>首長アンケート 森友・加計問題に厳しい目 首相説明に8割「評価せず」
河北 2017年10月20日
22日に投開票が迫った衆院選で、河北新報社が宮城県内35市町村長を対象に実施したアンケートでは、森友・加計(かけ)学園問題を巡る安倍晋三政権の説明を「評価しない」「あまり評価しない」との回答は8割に上り、厳しい見方が大勢を占めた。
解散の判断、時期について首長の受け止めはグラフ(上)の通り。20人が否定的な考えを示し、「説明責任を果たしていない」(県南)と森友・加計学園問題を挙げる声も目立った。
一連の同問題を巡り、説明責任を果たしたとする政府の姿勢について「あまり評価しない」は19人で半数を超え、「評価しない」は9人。「ある程度評価する」は7人にとどまり、「評価する」はゼロだった。
沿岸の2首長は「説明する態度に乏しい」「首相は何も説明せず国民が怒るのも納得」とそろって批判。「閉会中審査で一定の責任を果たした」「明白な証拠はなく、疑惑にすぎないのでは」(共に仙台圏)と擁護する声は少数だった。
・・・(略)・・・
●安倍首相を山口地検に告発 今治加計獣医学部めぐる詐欺幇助罪で モリ&カケ疑惑追及の2市民団体
長周新聞 2017年10月18日
「今治加計獣医学部問題を考える会」の黒川敦彦共同代表(衆院山口4区から出馬)と「森友学園問題を考える会」の木村真・豊中市議は16日、加計学園(岡山市)が愛媛県今治市に建設をすすめている岡山理科大獣医学部(校舎建設中)をめぐり、安倍晋三首相を詐欺幇助罪で山口地方検察庁に刑事告発した。
追及を逃れるために国会解散権を行使し、疑惑の幕引きを急ぐ安倍首相だが、選挙中に地元で刑事告発を受ける異例の事態となっている。
加計学園のずさんな計画 土地と補助金の不正所得疑惑
告発状では、・・・(略)・・・
●首相、加計報道で朝日批判 気色ばみ「チェックを」
共同 2017/10/8
8日の党首討論会では、加計学園の獣医学部新設に関する報道を巡り、安倍晋三首相が気色ばんで朝日新聞を批判する一幕があった。
討論会後半で、日本記者クラブ企画委員の一人が加計問題について質問。これに対し、安倍首相は朝日新聞を名指しし、衆参両院の閉会中審査に参考人として出席した加戸守行・前愛媛県知事の証言について「次の日には全く(報道)していない」と指摘した。さらに「胸を張って(報道)していると言えますか」「国民はよくファクト・チェックをしてほしい」と語気を強めた。
●【主張】森友・加計問題 説明責任は選挙後も続く
産経 2017.10.13
野党各党は衆院選で、安倍晋三首相が冒頭解散に踏み切ったことを取り上げ、森友・加計学園問題の「疑惑隠しだ」と難じている。ところが、この論戦は、一向に盛り上がりをみせていない。
国会でのこれまでの審議が、野党側の意気込みとは裏腹に、低調な水掛け論に終始した影響かもしれない。北朝鮮情勢の緊迫など、日本が直面する諸課題に国民の目が向いている影響もあるのだろう。
ただ、首相や自民党はこのことをもって問題の終結と受け止めるべきではない。説明責任を丁寧に果たすことは、選挙中も選挙後も求められている。
森友・加計問題の対応をめぐって内閣支持率が一時急落し、「安倍1強」が揺らぐ場面があったのは紛れもない事実だ。
森友学園の前理事長夫妻はすでに、大阪地検特捜部に詐欺などの罪で起訴された。首相夫人が系列小学校の名誉校長に就任し、広告塔の扱いを受けていたことも知られている。
学園側との交渉に不自然さがあるとして説明を求められ、財務省の佐川宣寿前理財局長は通常国会で「記録は破棄した」などと木で鼻をくくった答弁に終始した。
あげく、「ない」はずの文書が出てくる。交渉現場の録音の存在が明らかになる。そうした経緯に国民はうんざりしたのだ。
佐川氏は今夏、国税庁長官に任命されたが、いまだに就任会見さえ開いていない。長官が人前に出られない異常な状態の責任は政府にある。
説明の不備は、加計学園の問題でもあった。首相も、「足らざる点があったことは率直に認めなければならない」と繰り返し述べている。
公示を前に首相は「批判を受け止め、国民に説明しながら選挙を行う」とも述べたが、実際の選挙戦で言及することは少ない。
すでに反省のときは過ぎたと考えているわけではあるまい。公文書管理のあり方など対応すべき課題は残っている。
責任は野党側にもある。一連の国会審議では攻める側に決め手はなく、「忖度(そんたく)」の有無をめぐる不毛な論戦が続いた。攻撃の中心を担った民進党は党勢を伸ばせず衆院選を前に「退場」する始末だ。倒閣運動に結びつけたい党利党略に有権者は敏感である。
●社説 衆院選に問う 森友・加計問題 説明責任をどう果たす
信濃毎日 10月19日
「国民に対し説明しながら選挙を行う」としていた安倍晋三首相の言葉がすっかり色あせた選挙戦である。
衆院解散を表明した先月25日の記者会見での発言だ。森友・加計学園の問題で国民にきちんと説明する。そう約束したのに街頭でほとんど触れようとしない。
首相が「説明する」と言わざるを得なかったのは、憲法に基づく野党の国会召集要求を3カ月間たなざらしにした上で、臨時国会冒頭で衆院を解散したからだろう。野党の要求は森友・加計問題を国民が見ている前で追及するのが主な目的だった。このままでは解散、総選挙が疑惑隠しに使われる結果になりかねない。
何が問題か改めて確認しておこう。大阪市の学校法人森友学園に対する国有地売却で財務省は、価格を約8億円値引きしていた。値引きの経緯が分かる資料の提示を国会で求められると同省は、交渉記録は既に破棄したとの説明で押し通した。
小学校を建設するための用地だった。首相の妻昭恵氏が名誉校長を一時務めていた。系列の幼稚園では園児に「安倍首相がんばれ」と唱和させていた。
加計学園は獣医学部新設を巡る疑惑である。長年新設されたことのない学部の計画がなぜ加計学園に限り進んだのか、そこに首相の意向や官僚の忖度(そんたく)が働かなかったかが問われている。
加計学園理事長は首相自身が「腹心の友」と呼び、食事やゴルフを共にする間柄にある。
公平、公正であるべき行政がゆがめられたのではないか―。問題の核心はここだ。
首相はこれまで納得のいく説明をしていない。「国会審議の中で私が関与したと言った人は一人もいない」といった言い方で野党の追及を突っぱねてきた。
公示前日に出演した民放テレビ番組では「こういう場で質問されれば答えるが、街頭演説で説明するのは(控える)」と、開き直ったような発言をしている。
自民党は公約で特区の運用透明化などをうたうものの問題への直接の言及はない。野党は関係文書の公開などを掲げている。
政治と行政の信頼が懸かる重大な問題である。うやむやにするわけにはいかない。
投票日まであと3日。疑惑に首相が答えるか、国民への説明責任をどこまで果たすか、見極めよう。
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