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てらまち・ねっと



 先日、アメリカがグリーンランドを買収する構想が報道され、トランプ流に驚いた。
 当然ながら、デンマークの国民からは批判や嘲笑。それも報道された。

 次に出てきたのは「トランプ氏、デンマーク訪問延期」。中止だという。
 さらに驚きは、グリーンランドにトランプタワー建設の写真をツイッターに出したこと。★≪合成写真を投稿、「グリーンランドにこんなことはしないと約束する」と書き込んだ。≫(共同)
 人の気持ちは理解できない人たち、か。

 ともかく、そんな経過の中でグリーンランドの位置づけが示されているので、関連を記録しておく。

●トランプ氏、グリーンランド買収構想認める デンマーク首相「馬鹿馬鹿しい」/CNN 2019.08.19
●トランプ氏、デンマーク訪問延期へ 島購入案一蹴され/日経 2019/8/21 10:20

●グリーンランドを買いたいトランプ大統領…… だが「売り出し中」ではないし、そうだとしても高額に/ハフィントンポスト Aug. 20, 2019
●トランプ大統領が買収を目論む「グリーンランド」とは?/M&A Online 2019-08-2 

●グリーンランドにトランプタワー建設 デンマーク懸念、逆なでする写真投稿/共同 2019/8/20

 なお、今朝の気温は24度。昨日8月21日の私のブログへのアクセス情報は「閲覧数5,255 訪問者数1,746」。

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●トランプ氏、グリーンランド買収構想認める デンマーク首相「馬鹿馬鹿しい」
        CNN 2019.08.19
ワシントン(CNN) 米国のトランプ大統領は18日、デンマークの自治領グリーンランドの買収に関心を持っていることを確認した。この構想についてデンマークのフレデリクセン首相は同日、「馬鹿げている」と一蹴した。

フレデリクセン首相は地元紙の取材に対し、「グリーンランドは売り物ではない。グリーンランドはグリーンランドのもの」「これが本気ではないことを強く望む」とコメントした。

一方のトランプ大統領は訪問先のニュージャージー州で記者団に対し、「デンマークとは良好な同盟関係にある。我々は世界の大部分を守っているのと同じように、デンマークを守っている。そこでこの構想が浮上した」と述べ、「戦略的に興味深いので関心を持っている。だがもう少し話し合う」と説明。「最優先課題ではない」とも言い添えた。

フレデリクセン首相はグリーンランドの買収話を「馬鹿げた話し合い」と位置付けたうえで、「(グリーンランド自治政府首相の)キム・キールセン氏は当然ながら、グリーンランドは売り物ではないと断言した。それでこの会話は終わりだ」と話している。

米国は1946年にもグリーンランドの買収を試みたとされる。1867年には当時の国務長官が買収に意欲を示していた。

●トランプ氏、デンマーク訪問延期へ 島購入案一蹴され
      日経 2019/8/21 10:20
【ワシントン=永沢毅】トランプ米大統領は20日、9月初旬に予定していたデンマークのフレデリクセン首相との会談を延期する意向を明らかにした。世界最大の島であるデンマーク領グリーンランドを購入するというトランプ氏の提案を同首相が一蹴したためで、トランプ氏はツイッターに「フレデリクセン氏は購入案の議論に関心がない」と書き込んだ。

トランプ氏は「近い将来に日程を再調整することを望んでいる」とも表明した。同氏は9月初旬にポーランドとともに、デンマークも訪問する予定だった。ただ、フレデリクセン氏はトランプ氏が検討を表明したグリーンランドの買収構想を「ばかげた議論」と応じない立場を示していた。

●グリーンランドを買いたいトランプ大統領…… だが「売り出し中」ではないし、そうだとしても高額に
         ハフィントンポスト Aug. 20, 2019 John Haltiwanger
アメリカのトランプ大統領は、グリーンランドを買いたいようだ。だが、それには数多くのハードルがある。
グリーンランド政府は、自らは「売り」に出ているものではないと否定している。

グリーンランドの価値がどのくらいかも分からない。
1946年には、トルーマン大統領(当時)がグリーンランドを1億ドル相当の金(今の価値にして約13億ドル、日本円で約1400億円)で買おうとしたこともある。グリーンランドを買いたいなら、少なくともこれ以上の金額を提示する必要があるだろう。

ウォール・ストリート・ジャーナルの報道によると、アメリカのトランプ大統領は世界最大の島「グリーンランド」を買いたがっている。

だが、トランプ大統領が本当にそのような野心を抱いているなら、彼の目の前には大きなハードルがある。

まず第一に、約5万6000人が暮らしているグリーンランドは「売り」に出ているものではない。

グリーンランド外務省は「グリーンランドは鉱物、澄み切った水や氷、魚、シーフード、再生可能エネルギー、冒険旅行の新たなフロンティアといった、価値ある資源の豊かな場所だ。わたしたちはビジネスにはオープンだが、売り出し中ではない」とツイートしている。


同様に、グリーンランドのキム・キールセン(Kin Kielsen)首相は、「グリーンランドは売り出し中ではないが、アメリカを含め、他国との貿易、協力にはオープンだ」と述べている。

グリーンランドはデンマークの自治領だ。そして、デンマークの国会議員らは、アメリカがグリーンランドを買うというアイデアを一蹴した。同国の外交政策委員会の委員長マーティン・リデゴー(Martin Lidegaard)氏は、トランプ大統領の"野望"を受け、「(発言は)ジョークであることを願う。ひどい、グロテスクな考えだ」と語った。

2019年にもなって、ある国が別の国を買うと提案するのは、やや奇妙かつ時代遅れな発想で、植民地時代を思い起こさせる。

だが、デンマークは以前、アメリカに領土を売ったことがある —— 1917年のアメリカ領バージン諸島(かつてのデンマーク領西インド諸島)だ。そして、グリーンランドを買おうとしたアメリカ大統領も、トランプ大統領が初めてではない。

トルーマン大統領(当時)は1946年・・・(以下、略)・・・

●トランプ大統領が買収を目論む「グリーンランド」とは?
       M&A Online 2019-08-2 
人口5万7000人中、在留邦人は5人
1979年に自治政府誕生
米はアラスカ、ルイジアナでM&Aの実績
日本に現地法人を設立し、30年にわたって水産物を供給

トランプ米大統領がデンマーク領グリーンランドの買収を検討しているという。グリーンランドは北極海と大西洋の間に浮かぶ世界最大の島。デンマークとグリーンランド自治政府はトランプ大統領の買収構想に反発している。もっとも、当の米国にはかつてロシア帝国からアラスカ(現アラスカ州)を購入した“実績”もある。日本にとってあまりなじみがないグリーンランドとは?

人口5万7000人中、在留邦人は5人
グリーンランドは日本の約6倍の面積を持ち、その85%が氷床に覆われている。人口は約5万7000人。1㎢あたりの人口密度はわずか0.14人(日本は337人)に過ぎない。在留邦人は5人(2017年10月時点、外務省各国情勢データ)。

グリーンランドからは日本に甘えびをはじめ様々な水産物が多く輸出されている。対日輸出は全体の約1割を占め、日本は重要な貿易相手国。2017年5月には河野太郎日デンマーク・グリーンランド・フェロー諸島友好議連会長(現外相)が現地を訪問し、自治政府要人と会談している。

近年、地球温暖化の進展で北極圏の海氷が減少し、地下に眠る石油・鉱物資源や北極海航路の開発が進めやすくなっており、その要衝としてグリーンランドの地政学的な重要性が一段と増している。トランプ大統領の買収発言も、ロシアや中国の北極進出の動きを牽制する狙いがあるとみられる。

1979年に自治政府誕生
「グリーンランドは売り物ではない」。グリーンランド外務省はトランプ発言を受けて、こう表明した。トランプ大統領は9月2~3日にデンマークを訪問する予定で、その際、買収構想についての何らかの言及があるのかどうかが当面の注目点だ。

そもそも、グリーンランドがデンマークの一部であるのはなぜか。デンマーク・ノルウェー連合王国(当時)の植民地支配が始まった1720年代にさかのぼる。ノルウェーは1814年にデンマークからスウェーデンに割譲された後、1905年に独立した。グリーンランドはデンマーク傘下のまま、1953年に植民地から一地方と同等の地位を獲得した。

さらに1979年に自治権を与えられ、自治政府が誕生した。現在のキム・キールセン自治政府首相(2015年12月~)は7代目。

米はアラスカ、ルイジアナでM&Aの実績
歴史をひも解くと、米国は領土版のM&A(合併・買収)を手がけた実績の持ち主だ。その一つが1867年にロシア帝国から買い取ったアラスカ。ロシアはクリミア戦争(1853~56年)で国家が疲弊し、米国の植民地(ロシア領アラスカ)の売却を持ちかけたのが取引の発端。米国の購入金額は720万ドルだった。

さらにさかのぼると、1803年のフランス領ルイジアナの買収(米中部)がある。現在のアイオワ、コロラド、テキサスなど15州にまたがる地域を1500万ドルで購入した。

グリーンランドについては1946年に当時のトルーマン大統領が買収を計画したことがあったと報じられている。

となると、グリーンランドにはどのくらいの値が付くのだろうか。がぜん興味がわく。

M&Aでいえば、純資産に上乗せする「のれん」(買収プレミアム)をどう評価するかということになる。面積だけみれば、実はアラスカ171万㎢、ルイジアナ210万㎢、グリーンランド217万㎢と似たり寄ったり。だが、仮にも一国の領土を相手に、M&Aに必須のデューデリジェンス(資産査定)などが成り立つのだろうか。

日本に現地法人を設立し、30年にわたって水産物を供給

日本では、グリーンランド100%子会社「ロイヤルグリーンランドジャパン」(東京都中央区)が活動する。1988年に事務所を開設し、1995年に法人化した。刺身用や回転寿司用の北大西洋産水産物を取り扱い、約110億円を売り上げる。

最後にお薦めしたい一冊が『アイスランド・グリーンランド・北極を知るための65章』(明石書店刊、2016年発行)。極北の歴史や文化、生活、意外な日本とのつながりなどを知ることができる。

●グリーンランドにトランプタワー建設 デンマーク懸念、逆なでする写真投稿
         共同 2019/8/20 17:42 47NEWS編集長
15日、米ニューハンプシャー州の集会に参加したトランプ大統領(ロイター=共同)
 トランプ米大統領がデンマーク領グリーンランドについて「戦略上魅力的だ」と述べ、買収に意欲を見せたことは多くのメディアで報じられたが、同氏は20日までに、ツイッターで、グリーンランドとみられる海岸沿いの民家が点在する写真中に、トランプと書かれた金色に輝く高層ビルをはめ込んだ合成写真を投稿、「グリーンランドにこんなことはしないと約束する」と書き込んだ。

 トランプ氏のグリーンランド買収については、米紙ウォールストリート・ジャーナルなどが最初に伝え、その後、大統領自身が18日、その意向を確認。「最重要課題ではないが、デンマーク側と話してみる」と9月上旬に同国を訪問する際に取り上げる可能性を示唆した上で、記者団に「いろいろなことができる。大きな不動産取引だ」と語っていた。

 これに対し、デンマークでは懸念の声が上がり、フレデリクセン首相が「グリーンランドは売り物ではないと」と反発していたが、こうした声を逆なでするような今回の投稿でさらなる反発を呼ぶことも予想される。ツイートには日本時間20日午後5時段階で18万以上の「いいね」が付いている。

Donald J. Trump

@realDonaldTrump
I promise not to do this to Greenland!
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9:07 AM - Aug 20, 2019
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トランプ氏のツイート
https://twitter.com/realDonaldTrump/status/1163603361423351808

 高層ビルはトランプ氏が所有するラスベガスのホテルとの指摘も出ているが、次男エリック・トランプ氏もインスタグラムで「10年後のグリーンランド」とのタイトルで引用、「あなたたちの事は知らないが、私はグリーンランド買収という考えがとても気に入っている」と書き込んだ。 (共同通信=太田清)


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