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てらまち・ねっと



 この一週間、毎日何度か、著しい熱っぽい感じと発汗がある。
 ガン治療の副作用と受け止めている。
 著しいのはこの"一週間"という近日のことでもあり、"ほてり" (ホットフラッシュ)のことをザッと調べてみた。

 突然の「ほてり・のぼせ・発汗」などの症状をホットフラッシュといい、女性の更年期障害のひとつとされるらしい。
 自分自身の前立腺がんの治療でホルモン療法を2月に開始して、身体の女性化を実感している。手や顔の"肌"がかわった。はだざわり、見た目・・・

 2月、3月は、夜寝ていて、猛烈に寝汗をかいた。ぐっしょりで、着替えることもたびたび。
 もちろん、ホルモン療法の副作用で「ホットフラッシュ」があることは示されていた。だから、薬が効果を表して身体が反応していると考えていた。
 ・・・そんな時期も過ぎて、4月5月は時々、予告なしでやってくる「軽い熱感」程度。

 それが、冒頭に書いた「この一週間、毎日何度か、著しい熱っぽい感じと発汗がある」 という症状。寝ているときはよくわからないけれど、起きているときは1日に10回以上で20回ぐらいかも知れない。起きているときは、汗がひどくるからシャツを脱ぐ。
 明らかに6月前半までとは違う。
 とはいえ、そんなに困った受けとめはしていない。なぜなら、次のように治療薬が原因と推測できるから。

 その推測は、6月6日(土)から2月から続けていたホルモン療法の薬をかえたからではないか、ということ。
 前立腺がんのホルモン療法の基本は「薬によって男性ホルモンをなくす、影響をなくす」こと。東京女子医大の検査でも、男性ホルモンであるテストステロンは測定限界値以下。男性ホルモン・テストステロン体には無い・・・そんな"男性"。

 薬の変更の経過は次。 2月・3月は月1回のゴナックス注射と毎日のビカルタミドの飲薬、4月・5月はゴナックス注射と毎日のカソデックスの飲薬だったところ、6月はゴナックス注射に毎日のアパルタミドの飲薬にかえたこと。(薬の作用・適用の理解点は後日整理したい)
 
 "ほてり" (ホットフラッシュ)を治す薬もあるらしい。でも、今のところそれらに頼るつもりはない。不快や耐えられないというレベルの副作用ではないから。(この薬・アパルタミドの日本人に多い副作用は「皮疹」とされていて、3割程度の人に出る、6%位に重篤に出た、というデータもあるから。)

対して、4月・5月も信じられないくらい身体が軽かくなっていたが(この軽さは10年から15年位前ではないかと感じている)、ホルモン療法の薬をかえてから、なおいっそう身体全体が抜群に軽く、疲れにくいから、薬が身体の病状への対処としてよくあっているという実感。
 そんな今の状況を前提に調べたことを整理しておく。同病の人たちの参考になれば、とも思うし。
 なお、昨日6月12日の私のブログへのアクセスは「閲覧数5,204 訪問者数2,178」。

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●ほてり・のぼせ・発汗(ホルモン低下による症状) ~がんの治療を始めた人に、始める人に~
          国立がん研究センター がん情報サービス 2020年02月12日
★ 1.ほてり・のぼせ・発汗(ホルモン低下による症状)について
ホルモンの分泌が少なくなることによって起こる症状には、ほてり・のぼせ・発汗があります。

これらの症状はホットフラッシュとも呼ばれ、時や場所を選ばず1日にたびたび起こることがあり、その症状が数年間続くこともあります。乳がんの治療で行う内分泌療法(ホルモン療法)に伴う症状については、数カ月程度で落ち着くことが多いとされています。また、うつ症状や不安、いらいら、やる気が出ないなどのさまざまな症状を伴うこともあります。

2.原因
女性ホルモンや男性ホルモンは、脳にある体温を調節する機能と関わりがあります。がんの治療によってホルモンが低下し、体温調節に関わっている自律神経のバランスが崩れることが原因となって、ほてり・のぼせ・発汗などの更年期障害と同様の症状が起こることがあります。

ほてり・のぼせ・発汗の原因になるがんの治療には、以下のようなものがあります。
手術で両方の卵巣や精巣を摘出する。
薬物療法で、卵巣や精巣の機能に影響を与える種類の薬を使う。また、乳がんや前立腺がんの治療で、女性ホルモンや男性ホルモンの分泌を抑えたり働きを妨げたりする内分泌療法薬(ホルモン療法薬)を使う。
放射線治療で、全身・骨盤内・脳に放射線を照射する

◆まずはポイントを確認しましょう
1.ほてり・のぼせ・発汗(ホルモン低下による症状)について
ホルモンの分泌が少なくなることによって起こる症状に、ほてり・のぼせ・発汗があります。これらの症状は時や場所を選ばず1日にたびたび起こることがあり、その症状が数年間続くこともあります。

2.原因
手術や薬物療法、放射線治療に伴い、女性ホルモンや男性ホルモンが低下し、体温調節に関わっている自律神経のバランスが崩れることが原因となることがあります。

3.ほてり・のぼせ・発汗が起きたときには
症状が重く日常生活に支障がある場合には、薬で症状を和らげます。低下したホルモンを薬で補充するホルモン補充療法などの対処方法があります。

4.ご本人や周りの人ができる工夫
外出するときには脱ぎ着しやすい服装を選び、汗を拭くためのタオルを持ち歩く
体に熱がこもらない環境を整える
適正体重の維持を心がける
ストレスをため込まないようにする

5.こんなときは相談しましょう
日常生活に支障を来す症状があるときは「こんなことを聞いても大丈夫かな」と悩まず、担当の医師に相談しましょう。

●【QOL(生活の質)】がん患者さんが悩むホットフラッシュの原因と対処方法 /再発転移がん治療情報
       運営:非営利型一般社団法人 あきらめないがん治療ネットワーク 2015年07月31日
・・・(略)・・・ 私たちの体には、暑さや発熱で体温が上がると、発汗して体温を調節する機能が備わっています。ところが、<font style="background:#ffffcc">がんの治療中には、環境的な暑さや身体の発熱には関係なく、突然、カーッと暑くなって汗が噴き出ることがあります。このような症状をホットフラッシュというのですが、これには発汗のほかに「のぼせ」や「ほてり」などの症状も含まれています。</font>
 ホットフラッシュは、一般的には女性の更年期障害の代表的な症状として知られています。では、この症状ががん治療とどういう関係があるのでしょうか。ホットフラッシュに悩むことが多いのは、ホルモン療法(内分泌療法)を受けている患者さんです。

ホルモン療法とホットフラッシュ
 ホルモン療法は、ホルモンを分泌している部分を手術で切除する、あるいは反対の作用をするホルモン剤を投与することによって、がん細胞の発育を阻止する治療法です。例えば子宮体がんや卵巣がんなどの手術で卵巣を切除すると、女性ホルモンが分泌されなくなるため、年齢に関係なく更年期と同じようなホットフラッシュが起こります。
また、乳がんの場合には、エストロゲンという女性ホルモンががん細胞の発育を促進しているので、ホルモン療法では女性ホルモンとは反対の作用をするホルモン剤(男性ホルモン)を経口、あるいは注射で投与し体内のエストロゲンの濃度を下げます。そのため、ホットフラッシュが起こるのです。

ホットフラッシュはホルモン療法の代表的な副作用で、ホルモン療法を受けている乳がん患者さんの過半数が経験する症状とされています。しかし、ホルモンバランスの急激な変化に身体が対応しきれずに起こる症状なので、身体が慣れてくれば数カ月から数年で治まってきます。・・・(略)・・・

ホルモン療法後には男性にも起こる症状
 ホットフラッシュは、女性だけの悩みではありません。実は、前立腺がんの治療を行っている男性にも起こります。前立腺がんは、男性ホルモンの影響により進行します。そのため、手術で左右両方の精巣を摘出した場合や、ホルモン療法で男性ホルモンの分泌や作用を妨げる薬剤投与を行っていると、副作用としてホットフラッシュが起こるのです。治療開始後数週間経つと症状が出てくるといわれています。

前立腺がんで、ホルモン療法を受けている男性の6~8割は、ホットフラッシュを経験しているといわれています。ホルモン療法の副作用は一過性で、ホルモン療法の治療開始から数カ月くらい経つと徐々に軽くなってくるといわれています。
しかし、症状が強く耐え難い場合には、薬の種類を変更したり、ホットフラッシュを軽減する別の薬を併用したり、場合によっては治療を中止するなどの対応策が必要です。

また、漢方製剤の桂枝茯苓丸の服用によって、ほてりや発汗で困っている患者さんの2~3割で改善がみられたという報告もあります。 ・・・(以下、略)・・・

●ホットフラッシュ (ほてり、のぼせ、発汗)
         更年期・更年期障害とは?|命の母A|小林製薬
症状の概要
症状としては、2-4分間持続する熱感および発汗を自覚し、血圧変動はないまま脈拍が増加します。さらに、めまいや吐き気、頭重感を伴い、顔面から始まり、全身に広がります。長いと、1時間程度症状が持続することもあります。

自然閉経や卵巣摘出を受けた女性の6割程度で経験されるといわれ、日常生活に支障をきたすほど重症であるのは1割程度と考えられています。

症状が起こる要因
ホットフラッシュにはエストロゲンの分泌低下が大きく関与しています。エストロゲンは、脳の視床下部からの命令が卵巣に伝わって分泌されますが、更年期にはその卵巣機能が低下することで、エストロゲンなどの女性ホルモンが減少します。このように、<font style="background:#ffffcc">視床下部からの命令がうまく伝達されないことで、ホットフラッシュのような自律神経症状を引き起こします。


また、ホルモン以外にも原因があることが知られており、例えば、暖かい部屋や空気がよどんだ部屋に入ったとき、ヘアードライヤーの使用などがトリガーとなって症状が誘発されます。


●がん患者さんのほてりと寝汗の原因
      がん情報サイト 原文更新日 : 2019-04-26 翻訳更新日 : 2020-03-12
がん患者さんのほてりと寝汗は、腫瘍やがん治療、その他の病態によって引き起こされることがあります。
発汗は発熱などの病態とともに生じ、気候が暖かい時期や運動中、あるいは閉経期でほてりがみられる人の場合は病気でなくても起こります。発汗には、皮膚からの蒸発により熱を放散して体温を調節する働きがあります。

ほてりと寝汗は、がん患者さんやがん生存者の方によくみられます。女性に多くみられますが、男性にも起こります。

乳がんまたは前立腺がんの治療を受けた患者さんの多くは、ほてりを経験します。
女性の閉経は自然に起こる場合や、手術または化学的な原因により起こる場合があります。がんの女性にみられる化学的な閉経は、特定の化学療法、放射線療法、アンドロゲン(男性ホルモンの一種)を使用するホルモン療法によって発生します。

がんの男性にみられる「男性更年期」は、精巣摘出術(片側または両側の精巣を摘出する手術)やゴナドトロピン放出ホルモンまたはエストロゲンを使用するホルモン療法によって発生します。

乳がんや前立腺がんの治療は、閉経を引き起こしたり、重度のほてりなど閉経と同様の影響をもたらしたりすることがあります。

特定の種類の薬物は寝汗の原因になります。
以下の薬物は寝汗を引き起こす可能性があります:・・・(以下、略)・・・

●前立腺がんホルモン療法後の副作用 ほてりに対するSSRIの効果
          がんサポート 株式会社QLife 発行:2007年6月 更新:2016年6月 監修:直江道夫 昭和大学泌尿器科助手
前立腺がんのホルモン療法により誘発されるホットフラッシュ(ほてり)に詳しい昭和大学泌尿器科助手の直江道夫さんに、その対策をうかがいました。

ホルモン療法の副作用対策は?  ホットフラッシュには、SSRIが有効
ホルモン療法は前立腺がんのどのステージでも使える全身的な治療法といえますが、副作用も気になります。前立腺がんのホルモン療法を多く行っている昭和大学泌尿器科の直江道夫さんは、こう説明します。

「LH-RHアゴニスト、抗アンドロゲン剤、これらを併用したMAB療法、精巣摘出術等、どの治療法でも男性ホルモンを去勢レベルまで低下させるため、ホットフラッシュ、女性化乳房、中性脂肪の上昇や肥満などの副作用が起こることがあります」

対策1 ホットフラッシュはパキシルで改善
顔のほてりや上半身の熱感、発汗などを主とするホットフラッシュは、女性の更年期症状の1つとして知られていますが、前立腺がんのホルモン療法によっても、治療開始後数週間ごろからよく起こる症状です。

「欧米人と違い、日本人の中高年男性は我慢強い方が多く、自ら症状を訴える方は少ないのですが、よく伺うと『急な温度変化や、季節の変わり目にカッとのぼせる』『多いときで1日10回以上の突発的な症状』『真冬でも汗をかいて困る』『突然のほてりで目が覚め、睡眠障害になった』といった声が6~7割の方から聞かれました」(直江さん・以下同)

ホルモン療法によってホットフラッシュがなぜ起こるのか、メカニズムはまだ十分には解明されていません。
・・・(以下、略)・・・


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