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てらまち・ねっと



 前立腺がんの現代医学の「標準療法」(標準治療)として受けている治療の状況と、6月に使い始めた新薬への対処のことをふれる予定でブログを整理しよう。
 (※ ★≪標準治療とは、科学的根拠に基づいた観点で、現在利用できる最良の治療であることが示され、ある状態の一般的な患者さんに行われることが推奨される治療/国立がん研究センター≫)

 2月12日に告知を受けて、その日に直ちにホルモン療法を始めた。ホルモン療法とは、「標準療法」では、前立腺がんが男性ホルモンで増えるところ、このアンドロゲン(男性ホルモン)を遮断することであり、私のようにハイリスク患者に対してできる唯一の方法と考えられている。

私の前立腺癌マーカーPSAの検査結果の変化は次のよう。
PSA値は、4.0ng/mLを超えるとガンを疑うとされているところ、私の数値は「2392」。
ホルモン療法は劇的に効くとされ、その通りだった。
6月19日(金)のPSA値は「5.8」。
 医師が示す目標は、1年以内に1以下になること、安定的に1以下になること・・・・


どんなに劇的かは、グラフにすると分かりやすい。
青い線の降下具合を見て欲しい。


 しかし、いずれ効かなくなることもまた、分かっている経験則というか医療現場のエビデンス、らしい。
 効かなくなる理由が「去勢抵抗性前立腺がん」が増えてくること。
 以前は、男性ホルモンに頼らない前立腺がんが出てくるから効かなくなると考えられていたらしいが、今は、ガン細胞自身が、ガン細胞の中で、人体のコレステロールなどを利用して男性ホルモンのようなものを作り出し、自ら増殖していくことが分かってきたらしい。主治医は「自分で、いろんな部品を集めて作っていく」と表現した。

 今のところ、「去勢抵抗性前立腺がん」に効く薬は無いとされ、医師らは、「去勢抵抗性前立腺がん」を押さえることが当面の目標になるらしい。
 何年か前から、幾つかの薬が日本でも認められて、昨年から新たな薬が認められた。
 この、最新の薬を6月から使っている。
  6月8日ブログ ⇒ ◆転移性前立腺がんの新薬 アパルタミド(アーリーダ)が5月29日から適用拡大されて 私は6月6日から使用開始/ 今やガンは最新情報で臨む時代

 上記のグラフで、3月以降は下限レベルで変化が分かりにくいので、効果が明らかな時期に限定すると下図。


 薬の宣伝では、「前立腺がん細胞のアンドロゲンシグナル経路を遮断し」とある。
 実際の体調に、6月にこの「第二次ホルモン療法」を開始してから、抜群に良くなった。
 もちろん、3月の後半ないし4月頃からは、身体がとても軽くて、10年、15年前の体調のような感じだった。
 それが、6月5日過ぎてからは、更に軽くなって、15年から20年前のような身体の軽さ。仕事しても、腰も痛くならない。

 ホルモン療法(ゴナックス+カソデックス)の副作用の一つが骨がもろくなり、実際、太い骨が折れて、そのことで車いすや寝たきり生活があるとされている。それで、骨粗鬆の対策が必要。そのための薬も開発されており、医師も勧める立場で、私は、5月8日に「今日から使って」とお願いして、現在、プラリアを使用中。その効果は上記グラフ中の黄色線で、明日説明するつもり。

 また、「第二次ホルモン療法」(ゴナックス+アパルタミド)の副作用として、「日本人特有の症状として皮疹が発生しやすい」とされている。
 今日、この副作用の前駆症状かも、と思われる皮膚症状が出たので、この関連のことを明後日に整理するつもりでいる。

 なお、昨日6月22日の私のブログへのアクセスは「閲覧数4,894 訪問者数1,988」。

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