tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

Paul Mauriat - L'amour est bleu

2010-01-13 22:52:27 | my favorite songs

  イージー・リスニングは、1960年の初めに流行しはじめた音楽だ。
クラシック音楽等と違って緊張せずにくつろいで楽しめるライト・ミュージックであり、アメリカのビルボードに1961年から1962年までの間と、1965年から1979年までの間の2回、ヒット・チャートが毎週発表されていた。

「恋はみずいろ(L'Amour Est Bleu)」は、ポール・モーリアが大ヒットさせ、68年2月から5週間ビルボード誌のチャートで第1位を獲得したイージー・リスニングの名曲。
元歌は、ピエール・クール(Pierre Cour)作詞、アンドレ・ポップ(Andre Popp)作曲。1967年にギリシャ出身のヴイッキー・レアンドロス(Vicky Leandros) がフランス語で歌ってユーロビジョン・ソング・コンテストで第4位を獲得した。
日本語の歌詞は漣健児訳詞によるもので、森山良子が歌いヒットした。

~青い空がお陽さまにとける~

「青い海と 水色の空が愛し合って ひとつに結ばれる」
と日本語の歌詞ではハッピーエンドを想像させるものだが、英語の歌詞はどうもそうではない。

Blue, blue, my world is blue;  (ボクの世界は青なんだ)
Blue is my world now I'm without you;  (キミがいない今は青がボクの世界)
Gray, gray, my life is gray; (ボクの人生は灰色)
Cold is my heart since you went away. (キミが去ってから心が冷えた)
Red, red, my eyes are red  (ボクの目は赤)
Crying for you alone in my bed  (キミを思って一人でベッドで泣いている)
Green, green, my jealous heart  (ボクのやきもちは緑)
I doubted you and now we're apart  (キミを疑ったからぼくらは別れた)
When we met how the bright sun shone  (ぼくらが出会ったとき、太陽は光り輝いた)
Then love died, now the rainbow is gone  (そして、愛が去ったとき、虹は消えた)
Black, black, the nights I've known  (ボクの迎える夜は黒)
Longing for you so lost and alone (キミを思いすぎたから失ってひとりぼっち)
Blue, blue, my world is blue;  (ボクの世界は青なんだ)
Blue is my world now I'm without you. (キミがいない今は青がボクの世界)

~Blue, blue, my world is blue; 

ところが、1967年にヴィッキーが歌ったフランス語の原曲の歌詞では、去った「キミ」が帰ってきて「l'amour est bleu(恋はみずいろ)」にもどる。
フランス、アメリカ、日本と歌詞の内容が異なるのは、それぞれのその時代のその国の人々の感情を表しているようで興味深い。

 
 
 
 


気に入った写真や記事がありましたら応援のクリックよろしくお願いします。

にほんブログ村 小説ブログ ライトノベルへ
にほんブログ村

Paul Mauriat - L'amour est bleu