【撮影地】沖縄県島尻郡久米島(はての浜)(2010.1月撮影)
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沖縄地方では、いまでも「北」の方位を「ニシ」と呼ぶ。
これは、「ニシ」は「イニシ」の語頭音イが脱落したもので、「イニシエ」から来ている言葉らしい。
古代日本においては西方から民族が移り住んだため西をニシと呼び、沖縄では、北方から民族が移り住んだため北をニシと呼ぶ。
球美の海ではこの時期、「ニシカジ」が吹き荒れる。
沖縄生まれの人たちは、「内地の冬は身体の芯が、沖縄の冬は身体の表面が寒い」という。
まさにそのとおりで、球美の冬は寒い。
舟をチャーターした「はての浜観光サービス」の船長さん。
空港から港に直行したボクの願いを聞き入れてくれて、午後の遅い時間に「はての浜」まで舟を出してくれた。
船頭さんが言うには、球美では、今日(新暦1月22日(旧暦12月8日))ムーチ(月桃の葉でモチを包み蒸したもの)を作り、仏壇や火の神(ヒヌカン)にお供えし家族の無病息災を、そして、子供の数だけムーチを縄で結び部屋につるし成長を祈る行事があるとのこと。
このムーチの日は、ムーチビーサと言って、沖縄ではいつも冷え込むとのことだ。
だから、この日は特別な寒さなのだろう。
「はての浜」は 久米島の沖合7kmに横たわる砂洲。
まえの浜、なかの浜、はての浜の3つを総称し て、「はての浜」と呼ばれる。
真っ白い砂以外何もないところだ。
・・・ほんの少しいただけで、心がまっさら開放的になれる。
シーズンオフの、しかも、渡し舟の時間外の「はての浜」。ひとり占めの真っ白なビーチ。
至福の時間。
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