tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

なんくるないさぁ イーフビーチ

2010-01-29 23:21:43 | 日記

 
 
 
 

【撮影地】沖縄県島尻郡久米島町謝名堂(イーフビーチ)(2010.1月撮影)
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冬の海、佇む女。 なんだか詩ができそう・・・。
砂浜にたたずむ彼女はただじっと海だけを見つめていた。
そういえば湘南ビーチでも、この時期は女性が一人で海を見ている光景に良く出会う。 感傷的な季節なのだろうか。

沖縄諸島のなかでも、久米島は特に女性のひとり旅が似合う島かもしれない。東海岸のイーフビーチを中心に、リゾート開発が進んでいる。
下田ダイバーズのダイビングツアーに先行して1日前に久米島入りした宿の夕飯は、別のツアーの一人旅の女性ダイバーと同席だった。
彼女は久米島のリピーターだった。

「(久米島は)面倒くさくないでしょ」

と言う。東京から最終便に飛び乗れば、次の日から見渡す限りの碧い豊かな海に遭える。
・・・確かにお手軽かもしれない。

真っ白な砂浜が2キロも続くイーフビーチ。いろいろな物語が生まれてくるような気がしてしまう。

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最終便で久米島空港に着いたときは、もうとっぷりと日が暮れていた。
飛行機のドアからは、潮の香りとサトウキビ畑の匂いの混ざった島の空気が流れ込んできた。
タラップを降りバスでターミナルまで行き、
<ダイブサービスのお迎えはちゃんと来てくれているだろうか?> 
などと思いながら、出てくる荷物を待っていた。

シーズンオフだと言うのに空港の出口では、名前を書いたプラカードを持った出迎えが結構たくさん待っていた。
その中に「KYOUKO」と書いたカードを持ってたたずむ「マドカさん」を見つけるのに、たいした時間はかからなかった。
いかにも地元の人と言った雰囲気を醸し出す服装に身を包んだ人々の中に、自分を待っていてくれた人がいるというのはなんともうれしいものだった。

「KYOUKOです。マドカさんですか?」
小麦色の笑顔が愛くるしいその人に、話しかけて見た。
彼女の笑顔がはじけた。一瞬にして私は久米島のとりこになった。
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