1/23(土) 久米島 天候 曇り 水温 21℃ 透明度 20メートル
(1本目)パイナップルバレー、(2本目)トンバラ
1/24(日) 久米島 天候 曇り 水温 21.5℃ 透明度 20メートル
(1本目)シャドーケーブ、(2本目)トンバラ、(3本目)イマズニ
かつての琉球王国の人々は、この球美の海を小さなサバニで漕ぎ出して中継貿易をしていたのだろうか。
琉球列島の中で一番美しいことから「球美の島(くみのしま)」と呼ばれる久米島。
その海の中は息をのむ美しさと豊かさに満ち溢れていた。
那覇市の西方およそ100キロに位置する久米島。周囲を1,000mに届く深い海で囲まれ、見渡す限りの碧い海が続く。
ビーチには光を反射する真っ白な砂浜が続き、そして、町角では庭先にブーゲンビリア咲く赤瓦屋根の古民家が空に映える。
その色とりどりの自然の色も、光の加減で1日を通じて刻々と変化する。久米島の風景を写真に収めるには、SDカードがいくらあっても足りそうもない。
島の南端から2km先の沖合いには、海面から高さおよそ50メートルに突き出した「トンバラ岩」がある。
海中にぽつんと突き出た、とにかく目立つ存在だ。港から20分程。近づくにつれて、その巨大岩の迫力に圧倒される。
沖合いにあるが故、360℃どこからか潮の流れが入っており、透明度は抜群だ。しかも、潮流と風の方向の違い次第で、僅かな時間のうちに海況が急変する。
潮流がまともに岩に当たっているため、周りではイソマグロやギンガメアジ、ハンマーヘッド、さらにはジンベイザメといった大物に出会えるらしい。
トンバラブルーの海中から帰還の際に、ダイブエスティバンのガイドまどかさんが大好きと言うオオサルバと遭遇。
イカの卵塊だと思っていたのだが、後で聞いたらホヤの仲間らしい。漂いながら粘液質のフィルターで植物プランクトンを濾しとって食べるようだ。
なぜか、その体腔内に小指の先ほどの種別不明の幼魚が閉じ込められている。
宇宙船のようにも見えるオオサルバ。弱そうで、はかなげに見えるのだが、実際に触ると予想外に硬いようだ。神秘的な生物。
真っ青な大海原を漂うオオサルバと、そのオオサルバを揺り籠として漂う小さな幼魚。
2匹の流浪の旅の行く末に、幸運があることを祈らざるにはいられない。
気に入った写真や記事がありましたら応援のクリックよろしくお願いします。
にほんブログ村