(Entry 317~320/365) OLYMPUS PEN Lite E-PL1 + M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm f3.5-5.6 L
日本の真南、北緯7度に位置するパラオ共和国。美人のオプショナル・シーカヤック・ツアーガイドのレイさんの話によれば、南北640kmに渡る538もの島々からなるらしい。
パラオでは、例え海面に突き出た小さな岩でも、木が一本でも生えていれば島としてカウントするとのこと。
島の周囲はリーフに囲まれ、美しく輝く白いサンゴ砂のビーチがあちこちにある、まさしく南の島のパラダイス。
リーフの内側には、数々の美しいサンゴ。そして、リーフとリーフの間にできた潮の通り道のチャネルには、マンタがプランクトンを求めて乱舞する。
リーフの周りには、急激に落ち込むドロップオフが点在。有名なのは「ブルーコーナー」や「ニュードロップオフ」など。
グレイリーフシャークやナポレオン、ウミガメなどのなど大物たち、ギンガメアジやバラクーダの大きな群れ、チョウチョウウオの乱舞、そして運がよければネムリブカ (ホワイトチップリーフシャーク) がダイバーの目を楽しませてくれる。
ブルーコナーの常連はグレイリーフシャーク。カレントフックを利用して、上げ潮に逆らってドロップオフを覗き込んでいると、目の前をたくさんのサメが通り過ぎていく。
1匹のメスのサメの後ろには、数匹のオスのサメがつきまとい、サメ行列となって泳いでいる。
シャークを漢字で書いた「鮫」という字は、交尾をする魚という意味がある。 また、「鱶(ふか)」という字は、出産した幼魚を養う魚という意味だ。
生まれたばかりの仔魚を外敵から守る魚は他にもいるが、多くのサメは卵胎生で、母体の子宮内で孵化した仔魚がある程度育ってから生まれてくる。
サメのオスには腹部にクラスパーという交尾器がついていて、これで交尾を行う。
交尾はサメの種類によって異なり、オスとメスが互いの体を巻きつけたり、腹をくっつけたり、平行に泳ぎながら行うようだ。
メジロザメ属のグレーリーフシャークは、平行に泳ぎながら交尾をする。その際、オスがメスの体から離れてしまわないようにメスの体に噛みつく。
そのため、メスのサメの体には、交尾の時の噛み傷が見えることが多い。
それゆえ、メスのサメは交尾の際に怪我をしないために、オスの3倍もの厚さの皮膚を持つように進化しているらしい。
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