tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

ジェリーフィッシュレイク

2010-10-22 22:21:58 | プチ放浪 海沿い編

 
 
 
 

隆起によりできたロックアイランドの島には、海水湖であるマリンレイクがある島もある。
それらの島は、地中の小さな穴を通じて海と繋がっており、海の満ち引きに合わせてマリンレイクの湖面の水位も上下する。
こうして海と繋がっているのだが、外海との接点が少ないために、それぞれのマリンレイクには個性的な生態系が存在する。
中でも有名なのはクラゲの湖、ジェリーフィッシュレイクだ。この湖は、その周りをロックアイランドで囲まれた海水湖。
やはり多孔質の石灰岩を通して海とつながっており、海の満ち引きに多少遅れはするもののきちんと潮の干満がある。
しかし、潮通しが悪いので、透明度はあまりよくはない。

ジェリーフィッシュレイクのタコクラゲとミズクラゲ。
本来クラゲは、外敵から身を守るために刺胞と呼ばれる毒針を持っているのが普通だが、ここのクラゲは、大昔に外海から隔てられて外敵が全く居ない環境となったことから、身を守るために毒を作る能力が退化してしまったと言われている。
とはいえ、完全に無毒なわけではなく、スノーケリングで何匹ものクラゲが体に接触すると、肌の敏感な部分(髪の生え際、首、唇の周り)に、ちくちくする感覚があったりする。
タコクラゲは体に褐虫藻という光合成をする藻の一種を飼っており、日中はそこから養分を分けてもらっている。そのため、体はクリーム色のような輝く色をしている。
クラゲたちは太陽に向かって光合成をするためにぷかぷかと浮上する・それを潜って下から見上げると、まるで宇宙空間にいるような感覚になる。
数年前にエルニーニョによる水温の上昇から一時激減してしまってたのだそうだが、現在は東京の人口と同程度の固体が生息しているらしい。
レイさん曰く「クラゲを食べちゃだめ!」
フィンを使ってゆっくり泳いでいくと、顔にクラゲがポンポン当たってくる。まるで粒ゼリーの入ったジュースの中を泳いでいるような不思議な感覚だ。


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