12月も半ばを過ぎ、葉を落とす木々はすでに冬木立。
ナンキンハゼも葉を落とし、実も少なくなってきた。そのナンキンハゼに山鳩が一羽、物憂げにとまっている。
近くの公園のスズカケの木もほとんど落葉し、茶色にそまった木の葉の絨毯を、子供たちが踏みしめていく。
昼過ぎに広がった雲は、当分晴れそうもない。
満月まであと少しの月には、うす雲がかかっている。
先の満月はタイで見た。千葉のド田舎で見る月は、12月21日の満月の前日夜半前に最も北に位置するという。
冬の時期の満月は中天を通るため、夏の満月より青白く見えるらしい。
”月天心貧しき町を通りけり 蕪村”
「天の真上にかかっている月の光が、貧しい町並みを通り抜けて行く・・・」
冴え冴えと照る月明かりによって浮かび上がる地上の町。
決して豊かではない町の片隅の一つ屋根の下で、人々が幸せに暮らしている・・・
月はそれを見ている。。
♪いつからか 気がつけば 頬づえついて ぼんやりしている
古い灯台 白い波 光る海 何かを探すように♪
今、気が付いたのだが、杏里が歌ったのは”夏の月”だった・・・orz。
・・・月だけが見ていた ふたりのこの恋を
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