tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

紅葉の清里

2015-11-08 22:30:31 | プチ放浪 山道編



八ヶ岳の麓に位置する北杜市の「清里」。清里の山の紅葉は始まっていた。

東京の人々の飲み水用として作られた小河内ダム。ダムの底に沈んだ丹波山村、小菅村の住民が八ヶ岳地区に入植したのは1938(昭和13)年のことだ。
だれもいない林野。かやを集め、屋根を作り、原始時代を思わせるような住まいに住んでいた。
雨が降れば、枕の下まで水がたまり、下駄が浮かんだ。作物といったら、あわ・そば・だいずなどの雑穀だった。    
水源に乏しく、火山灰による酸性の荒れ地。「甲斐国境にある山梨県の北海道」といわれた僻地の開拓だった。畑になるまで10年もかかったという。
冬は外気温が-20℃、屋内もマイナス温度。味噌、醤油はおろか、酒までも凍るといわれ、炭焼き小屋のような笹小屋での越冬は厳しかった。
松の根を燃やして暖をとるも、松脂の煙で顔は真っ黒に、目は赤くはれた。
食事は貧しく、いつも飢えていた。。

有名な話だが、清里には一人のアメリカ人が眠っている。アメリカ・ケンタッキ-州ルイビィルのポ-ル・ラッシュ。日本に初めて、山間高冷地での粗食に耐えられる小柄で乳牛(ジャージー種)をもたらしたのは、かれのようだ。この地の最大の恩人と伝えられている。


ご訪問&最後まで読んでくださりありがとうございます。
お帰りの際、ひとつクリックお願いします。
お手数かけてすいません。
↓↓↓↓↓↓
にほんブログ村 写真ブログ スナップ写真へ
にほんブログ村