数年前、パラグライダーの着地で失敗し、右足のかかとを脱臼骨折した時、入院先の病院から抜け出してコーヒーを飲みに行って、しこたま看護士さんに怒られた。
退院してからリハビリのため、松葉杖をついて30分歩いてランチを食べに行った。
松葉杖をついているのでトレーが持てず、赤い服にサンバイザーをしたクルーが空いている席まで運んでくれた。
一般道を長時間、運転してて、30分も走れば赤色と黄色が必ず見えてた。4車線で進行方向の右側にあったりすると、左側にある次の店まで走ろうなんていつも思ってた。出張の時や海外旅行の時は、安心してランチとコーヒーが飲めるので、駅前の店にいつも入ってた。
いつもそこには、赤毛のアフロヘアー、趣味の悪い赤と白の縞模様の服、赤くて大きい靴のやつがいた。白塗りの顔、赤く塗りたくった唇。
高い身長で手足はひょろ長い。夜の街中で見たら、怖くてぞっとしてしまいそうな顔。
休日とか行くと、こどもの誕生会とかやってたり、コーヒーを飲みながらコミュニティ活動などで小グループが集まり、議論とかしたりしてた。
子どもを介してのお母さん方の交流の場だったりもした。
サラリーマンの仕事の場でもあった。営業の合間に一息いれ、パソコンでメールをチェックというサラリーマンもかなりいた。
高校生や大学生の交流の場でもあった。スタバに毎日行けない学生・生徒も楽しげに交流してた。
そして、その脇にはいつも、ほほ笑みを浮かべた赤毛のアフロヘアー、趣味の悪い赤と白の縞模様の服、赤くて大きい靴の奴がいた。
今、奴が背中でサヨナラしている。あの笑顔を後ろを向いて隠しているのは、ひょっとして心配させまいとしているんだろうか。
サヨナラは言わない。また調子が良くなったら、いつでも戻って来い。
ぼくはずっと君を待っている。
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