tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

書を捨てよ、町へ出よう

2015-11-09 21:58:04 | プチ放浪 山道編

清里が脚光を浴びたのは、JR(当時は日本国有鉄道)の始めた「ディスカバー・ジャパン」のキャンペーンCMがきっかけだろう。
1970年代に人々の生活が豊かになり、旅への関心が高まっていった。そんな中、ananやnonnoなどが清里高原の特集を組んだ。清里ブームの到来。ブームに便乗したタレントが相次いでSHOPをオープン。
だが、いまではそのほとんどが廃墟となっている。

凋落の一途は、なにも「清里」に限ったことでがない。大手電機メーカーを初め、ゲーム大手、テレビ業界などの企業もそう。復活の手掛かりを求めてもがいているが、決め手はない。
「日本症候群」とも言うべき兆候だ。
原因は、高齢化が経済成長力を吸い取っていくことに尽きる。
日本の経済の病状は、歪んだ人口動態と複雑に絡み合っている。

労働力人口の減少、引退世代に対する現役世代の数の減少、そして高齢化と人口減少による需要減少。このなかでも、労働力の減少は生産効率でカバーしない限り、総生産は減ってしまい経済の衰退はどうしようもなくなる。

この少子高齢化社会の進展で、近未来は労働力が不足し、経済が衰退すると言われ続け、様々な政策が打ち出されてきた。
だが、まだ明るい兆しは見えていない。
女性の社会進出による労働力の活用により、労働力の減少を補てんしようと子供のいる女性のために保育園を増加したり、待機児童解消をめざしたりと、涙ぐましい努力がなされている。
また、移民をいれることによって少子高齢化による労働力不足を解決しようという政策も長年打ち出されてきた。
流動的な国際情勢の変動で移民政策も一進一退。移民を受け入れるシステムも確立していない。

世界に先駆けて少子高齢化社会になりつつある日本。その日本の対策を世界は見つめている。模範例になるのか、反面教師になるのか。分かれ目は目の前だ。


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