40年程前、宮内庁が市場の仲買人に日本一美味しい柿はどこか尋ねたところ、広瀬の柿との答え。
山梨県広瀬の富有柿だ。
明治40年の笛吹川の水害により、土砂が堆積して柿の適地となった。
柿の原産地は中国とも日本とも。日本で交雑が進み多くの品種が生まれている。
万葉歌人で有名な柿本人麻呂は、自分の家の柿の木より。ただし、この時代の柿は渋柿。なので、熟柿や干柿として利用されていた。
当時は今と違い、甘いものがほとんどない時代。「柿が赤くなると医者が青くなる」といわれるほど、柿は昔の人にとって貴重な食べ物だったようだ。
子供の時、農家の庭先になる柿の実が夕焼けに照らされて、なんとなく心哀しくなったものだった。秋の日はつるべ落とし。
空の色が、青色から水色に変わり、夕焼け色はより一層赤く燃え上がる。
都会では、めっきりそのような光景にお目にかからなくなってしまった。さびしい事だ。
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