tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

ひと夏の冒険

2010-07-21 22:57:28 | 日記

 

少年たちは空を飛んだ。
はじける笑顔。水面にあがる水しぶき。

レギュレーターをくわえて海中を潜るのをダイビングと言うのだが、沈下橋などから水面にジャンプするのも「ダイビング」で通ると思う。
富津市湊から、鋸南町の保田までの海沿いの道、約14km。鋸山が東京湾へ落ち込むところが明鐘岬だ。
千葉のダイビングの隠れた人気スポット。ウミウシの宝庫だ。
真夏の太陽のような水着を着たインストラクターのお姉さんが連れて行ってくれる。
そして、ここにその石切舟の接岸ヤードがあり、地元少年たちの絶好の冒険の場になっている。

No, I won't be afraid
Oh, I won't be afraid
Just as long as you stand
stand by me,

夏に少年たちは、トムソーヤになれる。
もちろん、だれもが・・・


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梅酒かよ!

2010-07-20 23:22:34 | プチ放浪 都会編

  秋田の川反。いくらなんでも、こんなに早い時間に満員と言うことは無いだろうと思って店をのぞいてみると、和風のおしゃれな店内の席はあらかた女性のグループが占拠している。男性はちらほら、片隅で遠慮がちにしゃべっていた。

満員の海鮮居酒屋を諦め、その隣の和風の赤提灯へ。ここもおしゃれな店内が女性たちでほぼ満席。カウンターの端っこの席に。
いくら店がおしゃれとはいえ、やっぱりまずは生ビール。
すみっこで飲んでいた男性2人連れは、すでに出来上がっている様子。
さすがに川反通り。人通りが少ないと思ったのは、すでに時遅く、みんなが店に入って飲み始めていた時間帯だったのだ。
恐るべし川反通り。

さて、カウンターの目の前の棚にはずら~っと一升瓶。さすが酒どころの秋田と思いきや、
エビス福梅(梅酒)、本格焼酎「佐藤」(大分芋焼酎)、宝山(鹿児島芋焼酎)、青一髪(長崎麦焼酎)、萬繕(鹿児島芋焼酎)、門司港 BANANA UMESHU 『梅仙人』

・・・食文化の伝達はすげえ。。

 
 
 
 

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恐るべし、川反の夜

2010-07-17 19:23:11 | プチ放浪 都会編

 秋田の魚といえば、魚へんに神と書く鰰(はたはた)。
1970年代までは秋田県において大量に水揚げされ、きわめて安く流通していた。
このサカナのインパクトが強すぎて、他に秋田の魚を思い浮かべようとしても思い浮かばない。
だが実は結構、川魚も豊富で、山村の暮らしに最も密着したイワナや、伝統食材のヤツメウナギなどもある。
とはいうものの、秋田の郷土料理と言えば、きりたんぽ、しょっつる、稲庭うどん、いぶりがっこ。
これらの超有名どころの郷土料理に加えて、種類が多すぎて記憶のキャパをはるかに超える山菜料理や、漬物などがうますぎて、秋田に行った時はサカナ料理に心が動くことはほとんどなかった。

ところが先日の秋田の夜のことだ。駅前からややはなれたところにある川反通り。1000軒もの飲食店が所狭しと建ち並び、東北でも最大級の規模を誇る飲食街でのこと。
週末土曜日の夕刻。太陽がビルの陰に沈み、あたりは薄暮のマジックアワー。カメラを手にぶらぶら歩くも、通りにはあまり人通りはない。
・・・週末だからだよなあ。。
派遣切り、正社員もリストラ、工場操短など、底なしの不況下。この町のこの通りも、不況にあえいでいるのだろう。そう思いながら、川反通りにあるビルの2階の海鮮居酒屋を覗こうとした時だった。エレベータから降りてきた若い2人連れの女性が、「満員ですよ」と声をかけてきた。
いくらなんでも、こんなに早い時間に満員と言うことは無いだろうと思って店をのぞいてみると、和風のおしゃれな店内の席はあらかた女性のグループが占拠している。男性はちらほら、片隅で遠慮がちにしゃべっていた。そして、一人客はいない。
居酒屋で一人客が少ないのは、全国的な流れで秋田の店にかぎったことではなくい。・・・最近の時代の風潮なのかもしれない。

 
 
 
 

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きれいなインストラクターのおねえさんは好きですか?

2010-07-16 22:34:14 | 日記

 
 
 
 
(Entry 222~225/365) OLYMPUS PEN Lite E-PL1 + M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm f3.5-5.6 L


(写真はデジカメフォトセミナーin三宅島で撮ったものです)

先日の地元のダイビングでのこと。
ダイビングインストラクターのお姉さんが、砂地にある岩に付いている海草の上を指差した。
指し示すスレートにはキイロウミコチョウの文字。レモンイエローの小さな点が見える。その大きさ、なんと2~3mm。
たしかに水中では屈折率の違いで物が1.3倍に見える、はずだ。しかし、老眼がかなり進行してきた目にはどうにも見えない。
これを写真に撮るのは至難の業だ。
もともと、水中マクロは苦手中の苦手。これまでウミウシ系を中心に何度もトライをしているのだが、ピントのあった写真が撮れたためしは無い。フォーカスを合わせるのはカメラに全面的に依存しているのだが、ファインダーに捉えているのかどうかすら視認できないので、フォーカス以前の問題と言える。

こんな状態だから、若いダイビングインストラクターのお姉さんは、ぼくにとって偉大な存在だ。目に見えない小さなウミウシの存在を教えてもらうのは、まるで子供の手に引かれてディズニーランドに来た老人のような、全部お任せと言ったそんな気持ちになる。

そんな頼もしいダイビングインストラクターのお姉さんなのだが、人にはそれぞれ苦手なものがあるから面白い。
かのきれいなお姉さんの苦手は、なんとシャコ。寿司屋でガレージを言われるヤツ。
どうやら、クモ・ムカデ・ゲジなど、足の多い生き物が嫌いらしい。一方、海辺で良く見るフナムシは、数があまりにも多すぎるので、いちいち悲鳴をあげるのは控えているのだそうだ。
人によっては、ウミウシやアメフラシ、もっと一般的なところではナメクジ・ヘビ・ミミズなどの足のない生き物が苦手という人もいる。
”足がない”という事実がなんか理解できないらしい。
どうやら生物は、足が多くても少なくても嫌われるようだ。

さて、体長2mmのキイロウミコチョウ。
このウミウシは泳ぐという話なので、一度泳がせてみたいと思うのだが、そのときは老眼鏡が必須となりそう。泳ぎはあまり上手くはないらしい・・・


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エマージェンシー・レスポンダー

2010-07-15 23:46:03 | 日記

 
 
 
 
(Entry 218~221/365) OLYMPUS PEN Lite E-PL1 + M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm f3.5-5.6 L


(写真はデジカメフォトセミナーin三宅島で撮ったものです)

今朝の通勤途上の電車内でのこと。駅に到着した電車の窓から、ホームのベンチに腰掛けて、上体を隣のイスに預けてうつぶせになっている若いサラリーマンが見えた。電車のドアから乗り込んでくる乗客たちは、特にその男性に気を使う様子も無い。
こんな時、救急措置を知っている人は
・周りの危険を確認しながら
・手袋などのバリアを装着し
・「大丈夫ですか?私はエマージェンシー・レスポンダーです。なにかお手伝いすることはありますか?」
と声をかけることになる。
相手の様子を確認し、緊急事態ならば周りの応援を仰ぎつつ、救急車を要請するともに、救命に必要な方策を講じる。
つまり、心肺蘇生、あるいは、自動体外式除細動器(AED)の使用だ。

心肺蘇生、および、自動体外式除細動器(AED)のやり方については、消防署などで3時間の講習を受けることで、普通救命士の修了証がもらえ、やり方をマスターすることができる。
心肺蘇生は、胸骨圧迫30回と人工呼吸2回の組み合わせからなるが、見よう見まねでやっても蘇生の効果があるから、やり方を正確に知らなくても、緊急の場合には躊躇せずに行うべきだ。

問題は、具合が悪そうな若い男が、酔いつぶれて寝込んでいるかもしれないことや、行儀の悪い若者が、単に朝寝を決め込んでいるかもしれないこと。こんな若者たちを多く見るにつけ、救命が必要かどうかを確かめるのがおっくうになってくる。
一方、相手が若い女性の場合は、酔いつぶれて寝込んでいることはまず無いから、万が一の場合には助けてもらえる確率が高くなる。

さて、どうしたものか、電車のつり革につかまりながら考えた。こんな時は、あれこれ考えるよりも、さっさと駅員に通報した方が何もできなかったという後味わるさを味わらなくてすむ。
と思っている間に、電車のドアが閉じた。
走り出す電車の窓から、うつ伏せになっている若い男の隣のイスに、年配のサラリーマンが腰をかけるのが見えた。
・・・どうやら、緊急事態ではなさそうだ。


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