tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

デジカメフォトセミナーin三宅島(3)

2010-07-14 22:32:04 | 日記

 
 
 
 
(Entry 214~217/365) OLYMPUS PEN Lite E-PL1 + M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm f3.5-5.6 L

セミナー初日の夜は、鍵井氏を囲んでの飲み会。
参加者同士で楽しんでこちらも濃度が濃い時間だった。さすがはダイバー同士、写真だけじゃなく、印象的なダイビングの話題でも盛り上がる。

さて、フォトセミナーでのダイビング。一応、チーム分けされていて、それぞれのチームがガイドに引率されて潜っていくのだが、マクロ生物のいるポイントにさしかかったとたんにチームはばらばらに。といっても、互いに見える範囲内でそれぞれが撮影ターゲットを見つけて写真を撮る。ガイドは、泳ぐカメを追って遠くに行かない限り、参加者たちを自由にさせてくれる。
いつも、伊豆でがちがちに団体行動を強制されているので、このダイビングは新鮮だった。なによりも、好きに生物を探せて良い。
そして、1時間、あるいは、1時間半経過後、エアが無くなったチームからまとまってエキジット。したがって、チームはエアーの消費が同じぐらいの人たちで
構成されていた。

フォトセミナーに参加して強く感じたのは、水中写真のプロたちは、同じ対象物の写真にしても、縦位置、横位置、スピードライト発光の有無、角度、シャッター速度などいくつも設定を変えて、いろいろな構図・露出の写真を撮っていることだ。それでも、作品と呼べるベストショットはなかなかモノにできないとのこと。
とは言うものの、デモで撮った鍵井氏の写真は、すぐにでも売れそうな見事なものばかりだった。見事な写真でも、プロの目から見ると基準を超えていないということなのだろう。

最後に、参加者の皆様、鍵井先生、そして、ディープ・イン、Diving Team 海猿隊、アンバージャックDSのスタッフの皆様、お世話になりました。次回もよろしくお願いします。


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デジカメフォトセミナーin三宅島(2)

2010-07-13 22:17:44 | 日記

 
 
 
 
(Entry 210~213/365) OLYMPUS PEN Lite E-PL1 + M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm f3.5-5.6 L

地上の写真も合わせて、フォトセミナーに参加するのは始めての体験。皆、ブログなどですごい水中写真を公開しているメンバーたちだけに、ぼくも少々緊張気味に。
ダイビング前のブリーフィングを兼ねたパワーポイントを用いての講義。この後の大久保浜での撮影に備え、皆様真剣だった。

さて、いよいよダイビング。ダイブトリップ ディープ・インおよびDiving Team 海猿隊のスタッフ総動員で気合が入っている。
このフォトセミナーで、「OLYMPUS PEN Lite E-PL1」の仲間を数人見つけた。
http://ameblo.jp/yasuaki-kagii/entry-10587359812.html
不動の二強“キヤノン、ニコン”の牙城を崩す「マイクロフォーサーズ」。
コンパクト、軽量といった特徴で女性ダイバーから圧倒的に好評で勢いを感じる。
まだ、発売されて間もないこともあり、全員がワイド系ズームレンズの装着だったが、この先、マイクロフォーサーズ用マクロレンズの種類が増えれば、撮れる写真のバリエーションもふんだんになってくるだろう。
・・・チームE-PL1結成。
ごっついデジイチ軍団のなかで、かわいいオリンパスの同じ機種の人を見つけると、たまらなく嬉しい。

昼食のBBQパーティを挟んで、大久保浜2本ダイビング終了後、温泉を経由してアンバージャックDSの宿舎に戻り、本日撮影した作品の講評会。
本日のベストの写真を1~2枚持ち寄っての鑑賞となったが、個性あふれる作品ばかりでかなり刺激を受けた。


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デジカメフォトセミナーin三宅島(1)

2010-07-12 23:59:02 | 日記

 
 
 
 
(Entry 206~209/365) OLYMPUS PEN Lite E-PL1 + M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm f3.5-5.6 L

プロの水中写真家・鍵井靖章氏
大学在学中に水中写真家伊藤勝敏に師事し、水中写真を始める。
オーストラリア、伊豆、モルディブでダイビングガイドをしながら、水中撮影に励む。
1998年にフリーランサーとして独立。
http://kagii.jp/photograph/index.html

三宅島のダイビングサービス「ディープイン」の鈴木氏の人脈にて、「第1回デジカメフォトセミナーin三宅島」が開催された。
(主催 ダイブトリップ ディープ・イン Diving Team 海猿隊 協力 アンバージャックDS)

フォトセミナーの参加は約30名。
アンバージャックDSの5部屋に分散して宿泊しての開催だったが、深夜まで写真談議が続く、非常に密度の濃いセミナーだった。

鍵井氏の写真はリンクを辿っていただくとして、マクロ系の非常に印象の深いものが多い。
先行して三宅島の大久保浜で、今回のフォトセミナー用としてコンデジで撮った写真も見せてもらえた。
色とりどりの絵本のような水中の世界を斬新な感覚で切り取る彼の写真は、「地上の花を撮るようなイメージ」で構図を考えるとのこと。
彼の写真の特徴は、一言で言えば「魚たちとの距離」。
手を三脚代わりにするテクニックからもたらされる「超接写」は、ダイバーが見過ごしがちな微小宇宙を写し撮っていた。

セミナー参加前は、今回のテーマは「水中フォトグラファーの一日」と考えていたのだが、残念ながら、撮影時の班分けでは彼のチームに当たらずに、「ザ・フォトグラファー」を撮ることはできなかった。

・・・水中での鍵井氏の撮影の様子は、ディープインの鈴木氏がハイビジョンビデオで撮影されていました。
立派なドキュメンタリーになっていると同時に、水中撮影の上級者マニアルになっていて秀越です。
機会がありましたらディープインでどうぞ。


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明るい森は好きですか?

2010-07-08 23:21:07 | プチ放浪 山道編

 
 
 
 

かれこれ20年ぐらい前に始まった自然食ブーム。自然食としての山菜も注目を浴び、初心者や業者による破壊的な採取や乱獲などの問題が表面化する同時に、単独行の山菜取りでの遭難が目に付くようになった。
こうした問題は、都会と田舎の乖離が大きくなり、都市住民たちが田舎に無知になった為であるように思われる。
慣れない場所への入山、悪天候時には注意が必要だ。できるだけ単独行はしない、寒さ対策を怠らない、登山に準じた装備を持つなどの対策をとるべきだ。

・・・と、かく言うぼくも、学生の頃、今は亡き父親に誘われ、山菜採りに山奥へ踏み入ったことがあった。素人に採れるのはワラビぐらいのものなのだが、それでも、父親と2人で大きなトートバッグにいっぱいになるぐらい採ったように記憶している。 
山菜採りは天気がよければ、すごく気持ちがいい。植林した木を伐採した山の斜面に立って、そこから眺めた景色は、寡黙だった父親の記憶とともにずっと心に残っている。
山の稜線の向こうには、うっそうと茂るぶなの木の原生林が広がっていた。
伐採された切り株にそれぞれ座り、2人で母親の手製のお弁当を食べた。思えば、当時は人々が森の手入れをしていたのだろう。

山菜採りの間も、山に着くまでの間も、父と何も言葉を交わさなかったのは、もちろん、照れくさかったこともある。
商売をやっていた父は仕事一筋で、日中、家にいることはほとんど無く、一日中、遠方までの配達に車で出かけていた。

山の歩き方は父から教わった。父がいなくなって、「山」はぼくにとって特別な存在になった。


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もう一つの世界遺産

2010-07-07 22:44:07 | プチ放浪 山道編

 
 
 
 

世界の森林面積は約39.5億ヘクタール。地球の陸地面積の約30.3%を森が占めている。
(国連食糧農業機関(FAO)State of the World's Forests 2005より)
一方、日本の森林面積は2,400万ヘクタール。国土面積に占める森林率は60%を超える。
この森林率は、アフリカ16.1%、アジア14.5%、欧州(含:ロシア)25.3%、北中米17.9%、オセアニア5.2%、南米21.0%と比べてダントツの数字だ。日本が世界有数の森林国であることがわかる。

一方、世界の森林面積の減少は、年間平均約 -886.8万ヘクタール。
森林の消滅は、気候の変動、生態系の破壊、砂漠化、地球温暖化に加えて、先進国の乱伐(日本は世界3位の輸入国)、自国の経済発展のための乱伐、プランテーションの造成、森林火災等が原因だ。その背景には途上国貧しさと人口増加がある。

世界有数の森林国の日本では、地盤が弱く崖崩れが多発し、冬期間は半年も雪に覆われてアクセスが困難ゆえに人の手が加えられていない「原生林」が残されている場所がある。世界遺産の屋久島、そして、白神山地だ。
こうした原生林は、アマゾンの熱帯雨林、アラスカ、ロシア、カナダなど、ごく一部にしか残るのみだ。ヨーロッパでは産業革命の頃に伐採してしまっているので原生林はほとんどなく、中国も森林の4分の3を失って植林を進めているが、原生林はほとんど残っていない。
手付かずの原生林。これが、青森県の南西部から秋田県北西部にかけて広がる白神山地。ユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録された理由に他ならない。

この白神山地(しらかみさんち)の原生林は、光に対する要求性が比較的低い樹木(陰樹)であるブナの木々からなる。
陰樹は生育するために最低限必要な光合成量が少ないため、比較的暗い場所でも成長が可能だ。このため、林床の照度が低く、陽樹が生育できないような場所でも生育が可能。雑木林は、往々にして徐々に陰樹のみの林(極相林)に変化していく。また、極相林の地面は暗い場所でも成長する笹で覆われ、植物の発芽には不適な環境となる。つまり、白神山地の暗いブナの森は、雑木林の最後の姿といえる。

生物の多様性から言えば、極相林よりも陽樹が育成する雑木林が好ましい。ただし、極相林の下草の笹をシカが好んで食べるので、天敵のオオカミがいなくなり増えすぎていると言われるシカたちが、この先、この森の生態を変えていくのかもしれない。

この時期、幻想的な光るキノコ 、シイノトモシビタケが話題だが、八丈島、大分県、宮崎県、紀伊半島南部など限られた地域のみでしか確認されていない。ひょっとして、この白神山地でも見つけられそうな気がするのだが・・・。
(三宅島のナチュラリストのsuggerさんが、三宅島でも生育していることを教えてくれました)
http://pub.ne.jp/sugger/?daily_id=20100625


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