トランスフォーマー屈指の人気キャラであるバンブル(11、バンブル、500円)は実車メーカーと協力し正式なライセンスを取得した「バイナルテック」にてニュービートルのボディで企画・設計(?)されていたようでござるが・・・
ライセンス許可がおりず、別メーカーの車種に変更されることなく未販売に終わったでござる。
しかし!
2009年遂に「バイナルテック」の直系後続シリーズである「オルタニティ」にて、SUZUKIスイフトスポーツのヴィークルモードにてバンブル(A-03 SUZUKIスイフトスポーツ / バンブル・チャンピオンイエロー、4725円)が販売されたでござる!
本品はバイナルテックより小型な1/32スケールで設計されており、同時販売のクリフ(A-03、SUSUKIスイフトスポーツ / クリフ・シュープリームレッドパール、4725円)と共同ボディでござるが、カラーリングと頭部は異なる仕様でござる。
なお、商品番号は共通のA-03でござるが、付属説明書は別個のモノが封入されているでござる。
さて、ヴィークルモードはニュービートルではないのが残念でござるが、様々なバンブルのリメイク商品を見てきたせいか、スズキのスイフト(2代目ZC31S)でも、違和感無く受け止める事が出来たでござる。
ふむ。 拙者的にはニュービートルで拘っていたでござるが、慣れと云うものは怖いでござるな。 (笑)
商品は一部ダイキャスト製でゴム製タイヤや細かい塗装により精密なミニカーに匹敵するのでござるが、黄色いボディが災いし、分割線が目立つ事やリアウィンドー部分に変形構造のパーツが露出するなどの欠点が目立つでござる。
しかし、4ドア全てが開閉し、ボンネット及びリアハッチも開閉するでござる。
直接、ロボットモードの変形に関係ないドアパーツが開閉するギミックには感心するでござる。 流石は対象年齢15才以上でござるな。
まあ、拙者も日本人でござるから、違和感があってもバンブルが日本車であるこちには嬉しいでござるが、相変わらずオルタニティのぶっ飛んだ設定には戸惑うでござるよな。 (笑)
日本車ばかり商品化して恥知らずとか卑怯だとか、「我が国の車も商品化するニダ!」とか言われそうでござるが、トランスフォーマーは日本発だし「オルタニティ」は国内シリーズが前提でござるから外国人には関係ない事で、勝手にコピーしたパチモンの車両でトランスフォーマーの名前を名乗らず勝手に販売すればよいだけでござる。
なお、本品の問題点は国内販売でござるから販売価格を高めに設定されており、下手すれば同スケールの別シリーズ商品であれば2体購入できる事でござる。
日本販売品は高年齢・コレクター層を狙っているからこそ、高価格でござるから海外仕様で販売できたとしても、大衆仕様の日本車で何処まで受け入れられるかが問題でござる。
ここは、是非に映画のリベンジの意味でもアウディとかの欧州メーカーとライセンス契約を取ってもらいたいでござるよな。 (笑)
さあ! ロボットモードの変形はキャラクターに似合わず、激ムズで初心者お断りの変形方法でござる。
拙者も説明書と格闘しつつ変形させたのでござるが、如何も腰周りが気になるのでござるよな?
そう、エプロン状(?)のボンネットの位置と、腰部が更に1~2ミリほど伸ばせそうな気がしないでもないのでござるが、破損の恐れが有るのでコレで断念したでござる。
オルタニティには「シンクロテック」と呼ばれる新感覚の連動変形ギミックが組み込まれており、直感で次に変形させる場所が伝わるという事でござるが、素人には無理でござる。
最低でも、何種類かのトランスフォーマーを変形させた経験値と、説明書の理解しにくい場所を直感で変形させると云うものが正解でござろうな。 (笑)
しかし、苦労して変形させただけあり、ぷっくらとしたボディや頭部デザインはバンブルらしい愛嬌のあるデザインでござるよな。
なお、日本人は単一色の車を好む為に、車体にはマーキングすら無いでござるが、本デザインを見ていると・・・ 白と紺のツートンカラーでも似合いそうでござる。
そう! 「おかえりなさいませ御主人さま!」
のようなボンネット部分のエプロンや背中の羽を白くすればメイドさんぽくなりそうでござる。 (笑)
無論、頭部はカチューシャ風のデザインの新造形品に変更してでの事でござるが。
・・・タカラトミーもこれくらい痛車仕様のトランスフォーマーで暴走してもらいたいでござるよな。
さてさて、本品の武器はクロノヴェノム・スティンガーガンと呼ばれる二丁拳銃で、グリップを折りたたんで脚部内側に収納される珍しい短銃身の火器でござるが、設定では「局所時間流を麻痺させて、物体の動きを止める特殊粒子弾を発射する。」そうでござる。
相変わらず、ぶっとんだ武器設定でござるが、バンブル自身はサイバトロン情報員の役職で、「バイナルテックの世界」出身の90万年を経てオルタニティ化したバンブルらしいでござる。
商品は未販売でござるが、「バイナルテックの世界」ではバイナルテック化していたのでござろうな?
設定では、多世界の複雑な構造を見極める感覚をもっており、オルタニティの有用な先触れ、メッセンジャー、あるいはスパイとして活動しているそうでござる。
他の能力としては、軽度のタイムパラドクスを補完・分解可能で、時空干渉に伴う人的・物質的損害を無効化する装置を有しているそうでござる。 ・・・まったく、次元を超えた攻撃は無いものの、反則技ののオンパレ-ドでござるな。 (笑)
なお、付属の物語では、オルタニティの支援組織であるプロテクターズの隊員エリータセブン(未販売)と共に、2009年の「バイナルテック・アスタリスクの世界」の四国地方に調査に訪れたようでござる。
エリターセブンは、地球人に似せた合成人間の身体をもつトランスフォーマー(?)のようで、後姿のイラストが描かれているでござる。
バンブルいわく、「バイナルテック・アスタリスクの世界」は余所にくらべてハッピーな世界だそうでござる。
まあ、確かにデストロン商品が販売されていない訳でござるからハッピーなのでござろうな。
しかし、そこに現れた謎の3人組みは・・・
プリテンダー機能を会得したリフレクター(21、リフレクター、1980円)だったのでござるよな。 おお・・・ 拙者的には好みの展開でござる。
まあ、彼等が販売されるような事はないでござるが、何らかのかたちで関連商品が販売される事は期待したいでござるな。
しかしまあ、バンブルって誰かとペアを組んでいるほうが似合うキャラクターだと実感したでござるよ。
問題は今後の展開が如何なるか分からないでござるが、スイフトスポーツ3色目の商品でござるよな。
拙者的には新造頭部と変更したハブキャップ(C-57、ハブキャップ、500円)を期待したいところでござるが・・・ 黄色のボディでござるから・・・ 難しいでござるかな?
まあ、白いボディだと頭部も取り替えないで、デストロン偽装工作員、バグライト(84、G1ゴーボッツ、3500円)というネタがあるのでござるよな。 (笑)
う~む・・・ オルタニティの設定を用いないで考えればイロイロと使いまわしが可能な商品でござるよな?