トランスフォーマー馬鹿一代。R

トランスフォーマー及び変形ロボット玩具の研究思考ネタ等の戯言ブログ!

ケラトプス3兄弟長兄ダイノステラス見参!

2011-06-13 01:05:59 | ダイノゾーン

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ごきげんようでござる!

変形ロボット玩具シリーズ商品のマンネリ化を防ぐ対策と合体があげられるでござる。

1999年にバンダイが展開した「ダイノゾーン」シリーズは恐竜化石をモチーフにCGアニメの特徴を活かしたメタリックボディとクリアパーツが美しい商品でござるが、タカラが展開した「ビーストウォーズ」のパクリ商品的イメージと見た目の完成度より劣る商品仕様で人気はイマイチだったでござる?

今宵は合体によるシリーズ強化で登場したダイノソルジャーの1人、スティラコサウルスより変形(プログレスチェンジ)するケラトプス3兄弟の長男、ダイノステラス(DZ-8、ダイノステラス、3980円)の登場でござる!

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本品はビデオ付き単品販売と、ダイノカモス(DZ-9、ダイノコモス、980円)&ダイノセントロス(DZ-10、ダイノセントロス、980円)にビデオをセットした合体セット(SET-1、大剣者トリブレードス、5900円)の2種が販売されたでござる。

なお、付属のビデオ「見参!!トリブレードス」及び説明書は共通で、本体使用も変更が無いでござるがセット版のパッケージはシリーズ最大の存在感とボリューを誇るでござる!

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さて、本品はスティラコサウルスの化石をモチーフにして設計されたわけでござるが、他の商品と異なり骨格表現が少ないデザインで設計されているでござる。

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しかも、3体合体を前提に設計されている為にダイノモードの体形も他のダイノソルジャー商品に比べるとシルエットがそれらしくないでござる・・・

しかし、本デザインのアレンジは恐竜化石を離れてしまえば見ごたえのあるデザインでもあるでござる。

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ただ・・・ 本品はスティラコサウルスの口が開閉するでござるが、ダイノモードでのアクションギミックは無く、ポージングが出来ない上に武器パーツ(化石剣・閃光丸)は体内収納できずに背中に接続する方法がとられているでござる・・・

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う~む・・・ 巨大な武器が好きな御仁には受けいれられるかもしれないでござるが・・・

恐竜好きの意見から言わせていただくと、違和感の塊なのでござる・・・

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ただでさえイロモノのダイノゾーン商品が更にキャラクター性を強めたデザインになったので更にイロモノになってしまったのでござるよな・・・

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そしてプログレスモードはシリーズ屈指のデザインなのでござるが、これまた他のダイノソルジャーと異なりキャラクター性の強いデザインになっているでござる。

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そう、拙者的にはインド神話などを思わせる神々しいデザインとカラリーンが好みなのでござるが・・・

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専用武器の化石剣・閃光丸を腰や背中に装備できないうえに、両腕はアクションギミック(ブレード・スイング・フレーム)のおかげで両腕はぶらぶらで保持力も無く剣を片手持ちすることも出来ないでござる・・・

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しかも、経年劣化により金色のパーツから油分が染み出して手がベタベタになるなど、完全に見た目のデザインで騙された商品なのでござるよな・・・

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さて、本品の売りであり欠点でもあるブレード・スイング・フレームでござるが、両腕に通した化石剣・閃光丸の柄とダイノステラスの腹部ジョイントを接続させ、尻尾に収納されたコントロールレーバーを背中ジョイントに差し込むアクション形態でござる。

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背中のコントロールレバーを上下左右に動かすと剣を振るアクイションが楽しめるわけでござるが、両腕をアクションギミックに連動したおかげで他のポージングが難しくなってしまった訳でござるな・・・ まったく、余分な事をしてくれたものだと思うでござるが、本家バカアクションフィギュア大国である米国販売を前提に設計されていたのだとすると納得がいく商品仕様でござるよな。

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さて、ダイノステラスの設定は、口数は少ないが義に厚く頼りになるケラトプス3兄弟の長男で、化石剣・閃光丸による必殺技「閃光幻影斬」をもつサムライキャラ(?)だったりするでござる。

なお、設定身長7.23メートル、体重16.3トンだったりするでござるな。

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ケラトプス3兄弟は先行販売されたダイノソルジャーとはデザインだけでなくキャラクター設定も武器名が漢字表記に成ったりするなどイロイロと差別化というか統一感がない浮いた存在に成っているでござるが、バンダイ系途中参加キャラクター(戦隊モノ6人目など)の法則を守っていたりもするでござる。

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まあ、バンダイ特有の路線変更キャラでもある故に「ビーストウォーズ」のパクリを脱却しようとした独自のデザインは認めるべき存在でござる・・・

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本品の最大セールスポイントである3体合体(プログレスリレーション)の合体モードはあまりのも簡易というかヒネリもなく、同じ3体合体である「ビーストウォーズⅡ」のマグナボス(X-4、マグナボス、2980円)やトリプルダクス(X-3、トリプルダクス、2980円)などと比べると変形・合体の面白みは無いでござるかな?

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う~む・・・ 唯一勝っているのデザインだけと云う悲しい結果で完全な見掛け倒しな商品になってしまった感じが強いでござるよな・・・

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なお、ケラトプス3兄弟のネーミングはカーロボ3兄弟と同じく「だんご3兄弟」の便乗でござるから、バンダイもタカラも似たような感性になってしまうのでござろうな。 (笑)