おのれタカラトミーめ・・・
「戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマー」のDVDをセットにしたトランスフォーマーアンコール商品を販売すれば、リアルタイムで見ていない世代や「トランスイフォーマーアニメイテッド」より参加したチビッコには良いアピールになると思っていたでござるが・・・
まさか食玩扱いで販売されるとは・・・
2011年6月にタカラトミーアーツより販売されたDVD レジェンド (全8種、各350円)はチューインガム1個付きで、OP・EDも収録した1話収納のDVDでござる。
01、戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー・第4話「スペース・ブリッジ作戦」
02、戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー・第7話「ダイノボット誕生!」
03、戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー・第19話「マスタービルダー」
04、戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー・第37話「パニック ザ クレムギーク!」
05、戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー・第44話「ホイスト ハリウッドにへいく」
06、戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010・第12話「不思議の国のダニエル」
07、戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010・第17話「クモの巣惑星」
08、戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010・第28話「重すぎた使命」
収録ストーリーはベストストーリーと呼ぶには微妙な話数もあるでござるが、世界観を知る上での入門品には上等であるし第2弾・第3弾の展開を考えればベストチョイスでござるかな?
う~む・・・ よりによって2010の第19話「不思議の国のダニエル」をチョイスするとは担当者は何を考えているのでござるかな?
しかしまあ、拙者には神の啓示の如く、「ヤツの封印を解き放て!」と感じたでござる。
故に今宵は2009年にタカラトミーより販売されたマスターピース版グリムロック(MP-8、グリムロック、13650円)を召喚したでござる!
1985年に販売された初代グリムロック(26、グリムロック、2300円)は「戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマー」「トランスフォーマー・ザ・ムービー」「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー」「トランスフォーマー ザ★ヘッドマスターズ」を通して活躍した恐竜型トランスフォーマーの代表格であり、最も人気のあるキャラクターでござる。
2009年販売の本品も待望のマスターピース化で、マスターピース版コンボイ(MP-1、コンボイ、10290円)を上回る販売価格とパッケージの大きさにボリューム感を期待したのでござるが・・・
本品はMP-1版コンボイよりもダウンサイズで設計されたでござる。
MP-1版コンボイと並べたときの大きさの対比は残念なのでござるが、一番残念なのは原油高騰によるサイズダウンは仕方が無いとしても、MP-1版コンボイよりも箱を大きくしてしまったのはパッケージ詐欺と呼べるのではないでござるかな?
そう、シリーズ共通サイズパッケージを謳うのであれば同じサイズでも十分収納できるはずでござる。 あきらかに一万円超えを強調する為の錯覚でござるが、箱を開けたときの残念感は簡便してほしいものでござる・・・ そう、本品の余剰スペースには初代グリムロックを箱のまま収納できるくらいの上げ底パッケージなのでござる。
「テレもちゃ」や「キスぷれ」の時もそうでござるが、タカラトミーになってから無駄にパッケージでボリューム感を演出しているでござる。 スカスカの箱に騙された消費者の気持ちを考えていないというか販売最優先で騙す気満々の販売戦略は簡便してほしいのでござるよな。
拙者が本品購入後すぐにレビューしなかった理由は、箱を開けて一気に興ざめしてしまった事が理由だったりするでござる。 (笑)
しかしまあ、本品はMP-1版コンボイより小さい事を除けば恐竜モードで約23.5センチの迫力は満足できる造形でござるし、初代グリムロックの玩具と同じく旧二足歩行恐竜(怪獣体形)の体形で設計されているのが嬉しいでござるよな。
まあ、ダイアクロン隊員用のコクピットスペースが造形されていないのが残念でござるが、マスターピースらしい凝った設計には驚かされるでござる。
そう、玩具ではグリムロックの目の色は赤だったでござるが、アニメ作画では軍団エンブレム以外の相違点としてサイバトロン陣営の目の色は真実の水色、デストロン陣営の目は邪悪なる赤色で描かれていたでござる。
故に本品は左頬のボタン操作による噛み付きギミック(開ける時は手動)の他に目の色を変えるアイカラーチェンジギミックを有しているでござる。
玩具派にもアニメ派にも対応した設計が嬉しいでござるよな。 (笑)
更に体を下方に押込むと、首を上に上げ、尻尾を左右にふると首を左右に動かす連動ギミックを有しているでござるな。
なお、拙者的にはアクションギミックは微妙でござるが、前肢の可動指と現代二足歩行恐竜ぽい姿勢でも自立できる設計がうれしかったりするでござる。
旧デザインを活かしつつ時代に合わせた新解釈は大事だと思うでござる。
そして何よりアニメのイメージを再現すべく様々な劇中アイテムが付属するのもマスターピースの魅力でござるな。