トランスフォーマー馬鹿一代。R

トランスフォーマー及び変形ロボット玩具の研究思考ネタ等の戯言ブログ!

よ~く考えよ~ 名前は大事だよ!

2011-12-04 13:30:38 | 劇場版・TF3

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ごきげにょうでござる!

昨今のトランスフォーマーに置ける日本販売戦略では成型色変更品の売れ行きが悪いので日本未販売や限定販売という状況が多かったりするのでござるが・・・

「トランスフォーマー / ダークサイド・ムーン」では2011年のシリーズ販売初期に商品数を水増しする為に日本限定商品が販売されたでござる。

今宵は日本限定販売のオートボット制空戦闘員、エアレイド(DA-12、エアレイド、2730円)の紹介でござる!

Photo_2本品は2009年に「トランスフォーマー / リベンジ」オートボット商品として販売されたブレイクアウェイ(RD-05、オートボットブレイクアウェイ、2415円)の頭部パーツを変更してディセプティコン商品となったスラスト(日本未販売)に更にメックテックウェポン対応ジョイントを増設し、メックテックウェポン(ショットカノン)を追加した商品で、パッケージは海外販売商品と同じデザインでござるが日本語表記部分は印刷されており、メックテックウォーズ対応カードが2枚付属して2011年5月に販売されたでござる。

本品は如何な過程で販売が決まったのか分らないでござるが、劇場版「TRANSFORMERS」展開時の2007年には海外ショップ限定で、「トランスフォーマースーパーリンク」版エアグライド(SC-07、エアグライド、980円)の成型色を変更したオフスクリーン版エアレイド(日本未販売)が販売されており、更に2009年の「トランスフォーマー / リベンジ」でもスーパーリンク版エアライダー(SC-25、スペリオン、5500円)の一部成型色を変更したエアレイド(ターゲット限定、スペリオン、日本未販売)が海外ショップ限定で販売されていたりするでござる。

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エアレイドの名は映画本編には登場しない海外限定のキャラクターなので、日本展開でもデザインは大きく異なるでござるがソレにならい命名したと思われるのでござるが・・・

なんと、後から完全新設計商品でエアレイドが販売されてしまい、日本販売ではシーカーエアレイド(DA-33、シーカーエアレイド、2730円)の名前で販売される事に成ったでござる・・・

どうして後から販売が決まったキャラクターと名前が被るのでござろうか?

もう少し考えてから命名すればいいものを・・・ これじゃ後だしジャンケンでハズブロが日本展開のタカラトミーに嫌がらせで命名したように思えてくるでござるよ。 (笑)

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一応、本品はG1エアーボット部隊(C-55、スペリオン、5500円)の1人、F-15戦党旗に変形するエアーライダー(C-54、エアーライダー、880円)をイメージしたキャラクターなのでござるが、同じくG1コンバットロン部隊(D-D-69、ブルーティカス、5500円)のボルター(D-66、ボルター、880円)をイメージしたボルテックス(DD-06、ボルテックス、2730円)と比べると元ネタ玩具のイメージでカラーリングされていないでござるな?

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過去のエアレイドを名乗る商品でも同様のカラーリングは無く、しいて言えばロボットモードをイメージしたカラーリングなのかもしれないでござる?

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拙者としてはブレイクアウェイの金型流用は悪くないと思うのでござるが、何故にエアレイドの名前で機体も黒くできなかったのか疑問でござる?

映画本編に登場せず日本限定販売のトランスフォーマーであれば、玩具イメージの自由度は高いはずなのにファンサービスとしては疑問なカラーリングでござるよ。

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本品のコクピットに収められたロボット頭部はスラストのままでござるが、機体3箇所にメックテックウェポン取り付け用ジョイントを増設しているでござる。

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ただ・・・ 取り付けられたエネルゴンウェポン(ショットカノン)は全く空気抵抗等を考えていない武器で、設定上は人類の武器を参考にエアレイドがN.E.S.T.に依頼した試作平気だそうで、飛行突撃攻撃時に力を発揮するそうでござる?

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メックテックウェポンはレバー操作により砲身の形状を変える事ができるでござるが、本品もやはり武器展開時の固定ができないでござる。

対応策としてはレバーを引いた状態で、本品収納時に固定されている透明のゴムバンドを捨てずに使用するかセロテープで固定するかでござるかな?

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なお、メックテックウェポンは翼下にも取り付け可能でござるが、ショットカノンでは大きすぎる感じでござる。

素直にミサイルランチャーを取り付けるなり、もっと小型のメックテックウェポンを装備した方がよかったと思うのでござるが・・・ 何ゆえにオカシナ選択をしてしまったのでござろうか?

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ロボットモードは若干G1版を意識したと思われるでござるが・・・ 

全く面影は無いでござるよな。

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因みに2007年販売のオフスクリーン版エアレイドは名前が同じだけで設定が全く違っており、同名の別人のようでござるが、シーカーエアレイドとオフスクリーン版エアレイドは設定が異なるでござるが、能力値が同じなので同一人物の可能性があるかもしれないでござる?

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本品の場合はG1版と全く同じの能力値で、体力(5)、知力(7)、速度(9)、耐久力(7)、地位(5)、勇気(10)、火力(8)、技能(7)で設定されており武器は右腕のジェットガトリングとメックテックウェポンのショットカノンでござる。

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性格は遠距離からの銃撃戦より、敵の中に飛び込んでいく事を好むそうでござる。

基本性格もG1版エアレイド(日本名、エアーライダー)と同じでござるな。

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しかも、同じような特徴で言えば本品の場合はデザインがデザインがデザインだけにポージングが難しく更にメックテックウェポンが邪魔になってポージングが限定されてしまう欠点も似ているといえば似ていたりするでござるかな? (笑)

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まあ、本品は元々メッアライブ機能搭載商品でござるから、腕の動きに連動して上腕部のギアが回転したり右腕のジェットガトリングをダイヤル操作で回転させたりする商品ゆえに右腕に装着されたメックテックウェポンは被ってしまったり、翼に取り付けるにしても邪魔になってしまうなど後付け商品らしい欠陥もあるでござるな。

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まあ、何だかんだと欠点があるにしろ全体的に観れば悪くは無い商品でござる。

拙者も販売当初はオフスクリーン版との兼ね合いもあり国外展開品でござるから同姓の別人としてみていた訳でござるが・・・

流石にシーカーエアレイドの登場により日本市場・海外市場のつじつ合わせが連携できていない事に頭を痛めるばかりでござる・・・ トランスフォーマーは国際商品でござるから名前の管理はしっかりしてほしいものでござるよな。