トランスフォーマー馬鹿一代。R

トランスフォーマー及び変形ロボット玩具の研究思考ネタ等の戯言ブログ!

ジェーット!

2013-06-15 05:57:55 | マシンロボ

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ジェーーーット!

やあやあ今宵は久しぶりにバンダイより販売されたマシンロボ玩具で、「マシンロボ クロノスの大逆襲」よりジェット族のニヒルな剣士、ブルージェット(MRJ-1、ブルージェットロボ、600円)の参上でござる!

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本品は1986年度のTVアニメ「マシンロボ クロノスの大逆襲」に合わせてパッケージ変更及び改名された商品で、本体のジェットロボ(MR-03、ジェットロボ、600円)はマシンロボ600シリーズ第1弾商品として1982年にポピーから販売されていたでござるな。

商品自体はメーカー刻印の変更のみで付属シールの柄も商品名とメーカー名が異なるだけでござる。

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本品はマシンロボを代表する商品だけに、ジェットロボ名義の商品だけでもメーカー・ロゴ変更やブリスターパック形式など販売時期により様々なパッケージ(6種?)が存在しているでござる。

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本品は初期マシンロボのコンセプトであるSFデザインのジェット機で、簡易変形ながら、当時としては完成されたデザインのジェット機だったでござる。

故にマシンロボのTVアニメ化に伴い主役級レギュラーキャラの座を射止めたでござるな。

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マシンモードでは転がし走行しか出来ないでござるが、600円の販売価格でダイキャスト製パーツを使用しつつクリアパーツとメッキパーツで仕上げられ、ボーナスシール付属の完成度には驚かされるモノがあるでござる。

比較的小さく、安価でコレクション性があり、何処で買えるがマシンロボ600シリーズの魅力だったでござるよな。

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ロボットモードの変形は簡易でござるが、肘部分とつま先に付けられた車輪で転がし走行できたり、脚部にジェットノズルを収納する簡易ギミックは当時としては革新的だったでござる。

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そして無駄のないシンプルで洗練されたデザインも昭和を代表する80年代ロボットらしデザインでござる。

2013年の今現在でも少々リファインすれば十分通用するデザンでござるな!

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ジェットロボの玩具設定ではマシンモードで全長21.3メートル、重量220トン、最高速度マッハ9.2だそうでござるが、ブルージェットのアニメ設定ではロボットモードで身長2.1メートル、体重2.5トン、最高速度マッハ7.2で設定されていたりするでござる?

アニメ作画だとマシンモードからロボットモードに変形した際に縮む描写は無かったので、マシンモードも2メートルくらなのでござろうな? (笑)

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「クロノスの大逆襲」本編での設定は、ジェット族族長の息子で推定年齢15歳(?)くらいだそうで、天空心剣の使い手でござる。

性格はクールで冷静沈着、剣の腕だけでなく射撃もプロ級だそうでござるな?

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商品の可動箇所は少なく、武器パーツの剣も付属しないでござるが、元々アニメ化を意識した商品ではなく、アニメ設定は後付でござるから剣がないのも仕方がないでござる。

しかし、アニメ本編の作画イメージと商品ギャップが少ないトコロがライバル商品の「トランスフォーマー」との違いでござるな。 (笑)

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確かに「トランスフォーマー」のアニメは日本人的感覚じゃない米国産アニメの衝撃で面食らったでござるが、「マシンロボ クロノスの大逆襲」は日本人感覚ながらロボットモノなのに無国籍拳法モノのむちゃくちゃな世界観だったので、ロボット作品の新時代を築いた名作(?)とよべるでござろうな?

ただ・・・ 続編の「マシンロボ ぶっちぎりバトルハッカーズ」は雑すぎて、ブルージェットもホワイトサンダー隊の指揮官(?)として登場するでござるが、前作とは無関係の別人的扱いだったのが残念でござる・・・

続編にて、前作キャラの使い方を間違った実例でござる。

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トランスフォーマーが長期シリーズとして成功しているのに、マシンロボが衰退してしまったのはシリーズの方向性と、バンダイにはマシンロボ以上の作品群があるので頼ることなく使い捨てにされてしまったイメージが強いでござるよな。

良くも悪くもアニメ次第とは、よく言ったものだと感心するのがマシンロボでござる。