ごきげんようでござる!
待ちに待ってた日本オリジナル展開のトランスフォーマー「参乗合体 トランスフォーマーG0!」が始動したでござる。
今宵はパトカーに変形する、オートボット・対プレデコン特殊部隊「ソードボット・侍チーム」リーダー、ケンザン(G01、ケンザン、5775円)の参上でござる!
本品は2013年6月に販売された商品で、大きさ的にはヴォイジャークラス商品で、同時販売のソードボット商品、ジンブ(G02、ジンブ、3675円)、ガンオウ(G03、ガンオウ、3675円)と同じくらいでござるが、電子ギミック(単三乾電池×3、別売り)を搭載したことで販売価格が跳ね上がり、販売価格による差別化で一回り大きい箱で販売されているでござる。
おかげで、スカスカのパッケージでござるが店頭でのアピール力が強いパッケージでござるな。
更に、本品にはキャラクターカード3枚が付属しており、サービスがいいなと思っていたら・・・
実は、このカード、片面印刷のパッケージ製作時のウィンドウ部分余白に印刷されたイラストの片貫カードだったりするでござる。
いや~、チープTOYではよく見られるでござるが、トランスフォーマーで見られるとは思ってもみなかったサプライズでござる。 (笑)
余白部分の有効活用は、もったいない精神でエコでござるな。
なお、本品はソードボット・侍チーム販売記念キャンペーンとして、特定の店舗で購入すればアームズマイクロンのザン(G01ケンザン購入者特典、アームズマイクロン・ザン、非売品)が貰えるキャンペーンが行われたでござるが、スカスカのパッケージに十分封入できる大きさなので、特定店舗限定配布ではなく、初回生産特典として全ての商品に付属してほしかったでござる・・・
拙者も、今回は入手できたでござるがキャンペーンの行われない地方店舗との格差が酷すぎるのでござるよな?
まあ、イロイロと言いたいことがあるでござるが、今回はキャンペーンのアームズマイクロンの紹介は別の機会に紹介するでござる。
さあさあ、本品の紹介と行きますると、流石は完全日本仕様だけあり、ヴィークルモードがパトカーという日本男児好みのベタな選択が嬉しいでござる!
ただ、本品は変形合体ギミックを最優先してる商品ゆえに、ヴィークルモードの完成度は大味であり、パトカーのデザインも玩具くさいでござる・・・
実車モデルの見た目の完成度に成れた目だと、少々キツイ完成度だったりするでござるな。
実車ラインでデザインできないのであれば、トミカハイパーシリーズのスーパーソニックランナー(4179円)くらいでもモトネタに使用する方が面白いと思うのでござるが・・・
このままだと少々見劣りしてしまいデザインでござるよ・・・
しかしまあ、本品のセールスポイントはデザインではなく、単三乾電池3本を使用した電子ギミック搭載により、電源ONで、「いざ、尋常に勝負!」のセリフが再生されパトランプが光り、パトランプ部分に設けられたオートボットのエンブレムを押す事で、サイレンが鳴り、パトランプが左右に点滅するでござる。
また、エンブレムを長く押す事で、「緊急事態には何時でも駆けつける!」とセリフが再生されパトランプ全体が光るでござるな。
なお、本品の武器パーツである刀(×2)は車体下部に違和感なく取り付けられるでござるが、合体用パーツの兜は車体に取り付けても、少々違和感があるでござる。 (笑)
合体ロボでは定番の余剰パーツ対策アタックモードでござるが、もうすこし工夫してほしかったでござるよな・・・
なお、本品はアームズマイクロン対応商品じゃないでござるが、本来であれば合体用ジョイントとして使用する凹ジョイントはアームズマイクロンにも対応でき、別売りのアームズマイクロンを取り付け可能でござる。
全作のギミックを無駄にしない設計は流石だと思えるでござるな。
本品のロボットモードへの変形に連動して「トランスフォーム」のセリフと変形音が再生され、ロボットモードでは胸のエンブレムを押す事でパトランプの左右が光り、「我は緊急二刀流ケンザンなり!」「この世に蔓延る鬼を切る!」「侍の心得、斬、迅、巌、で我は戦う!」3種のセリフがランダムで再生されるでござる。
うむ、やはり最近の玩具は喋ってなんぼでござるな!
さて、ケンザンのロボットモードのデザインはパトカー=警察官ではなく、サムライのキャラクターイメージでデザインされており、某勇者ロボを思わせるデザインながら頭部がチョンマゲだったり、足元が草履だったりと各所に侍風なアレンジが施されているでござる。
面白いデザインでござるが、昨今のトランスフォーマーはプロポーションが良い商品が多く、本品は見劣りしてしまうでござるが、なるほど本品を触ればスーパーリンク商品の発展型だと実感でき、トランスフォーマーコレクターとして玩具技術が活かされている事が嬉しいでござるよ!
本品は正に、日本男児好みのデザインながら変形合体ギミックを最優先しており、プロポーションの悪さはギミックで補っている商品で、劇中プロポーション重視の輩から見れば購入意欲の湧かない商品化もしれないでござるが、玩具派から見れば久しぶりの本格派合体ロボなので押さえておいて遊び倒したい1品でござるな。 (笑)
まあ、今のところアニメ本編の詳細は分からないでござるが、アニメ作画ではスマートに描かれているので玩具とのギャップも激しいでござろうな? (笑)